2017年10月18日

神戸製鋼不正

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神戸製鋼所
品質検査データの改ざん
不正が数十年前から続いてい
OBなど同社関係者
組織的に不正
製造現場で『トクサイ(特別採用)』
取引先が要求した基準
外れた「トクサイ」アルミ板
顧客の了解を得ないまま出荷
検査合格証を改ざん?


yuji5327 at 06:54 
池上湖心の書 

ジヤーナリズムは反政府だが反体制ではない。共犯関係にある。一応権カに対して批判するが、その体制の中に収まっている。

「大石裕氏(慶應大学法学部教授)に聞く:批判する・批判されるジャーナリズム、
週刊東洋経済、2017.2.25」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.ジャーナリズム論というと、記者クラブ批判や、メディアリテラシーを高めてもっと権力を監視すべし、というのが常套句である。基本的には、マスコミがあり、その中の送り手が新聞や放送を中心としたジャーナリズムである。問題を抱えながら、同じ形態で行われ続け、現場でのニュースの作り方、作られ方を老えて分析する研究態度に欠けていた。2.ニュースメディアは外からの政治的影響力の下で活動している。しかしメディアの中にも「政治」はある。メディアテクストの生産・受容過程で権力が作用し、メディアテクストそれ自体も権力性を確かに持つ。
3.国家利益と地域利益のせめぎ合いの中で、沖縄タイムスと琉球新報のあり方に関心が集まっている。このせめぎ合いはTPPの交渉時などでもあった。沖縄だけがバッシングされるのは、地域利益を守るのがローカルメディアだし、国家利益を主張するのがナショナルメディアだとしたら、素材として沖縄になる。
4.原子力発電所事故は、地域利益が国家利益「東京インタレスト」にだまされた事例である。半世紀前にも水俣病で「ジヤーナリズムの不作為」を痛いほど感じた。水俣病は1960年から報道空白期を迎えている。なぜか。60年代後半に当事者企業チッソで安定賃金闘争が繰り広げられ、第1組合と第2組合の問での流血騒ぎに至る。世は日米安保問題や三池闘争を経て、条件設定がもっぱら労働運動になっていた。水俣を労使紛争として地方紙も全国紙も扱った。
5.健康被害にウエートはかけなくなり、地域が真っ二つになった真の原因をジャーナリズムは過小評価した。水俣病の問題はさらに深刻になった。
6.ジヤーナリズムは反政府だけども反体制ではない、という共犯関係にある。一般市民の期待に応えようと思ってジャーナリズムはメッセージを送る。体制の中で一応権カに対しては批判するが、その体制の中にジャーナリズムも収まっている。臆病なほどにジヤーナリズムの幅も狭くなってくる。狭くなった幅を、一般市民も社会はこんなものと思うようになり、その状況をまたジャーナリズムが反映するという循環が起こっている。
7.自社の財政的な問題、他方でネットという新興メディアの問題があり、.両方の挟み撃ちに遭っている。そしてネットの住人や発言者が一般の人の考え方を代表しているという構図が作られつつある。それがトランプ発言であり、ブレグジットの現象だと解説される。、マスメディア型のジャーナリズムは信頼を取り戻せるのか、紙媒体が残るか、信頼を取り戻せるないと問題の根は深い。
8.既存のジャーナリズムの人たちも匿名ではなくどんどん実名をさらしたほうがいい。自分の言葉でいろいろな形でメッセージを発することが重要になってきている。いい意味での無駄な部分がジャーナリズムから欠落しつつある。個性はリスクと隣り合わせのところがある。危なさはあるが面白いやつだから採ってみるか、というような余裕が今やない。
9・最近の大学生と接していると、ジャーナリスト予備軍としては心もとない。その意味では、人材づくりを進めてほしい。新聞は逆にテレビ局やIT企業にぶら下がってもいい。コングロマリット化して。そのぐらいのことをしないと、ジャーナリズムの立ち位置は本当に危なくなってくる。



yuji5327 at 06:41 
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2017年10月17日

90歳以上200万人

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哺乳類
一生の間に
心臓は20億回脈打つ
という法則が成立
人間の場合、
心拍数を毎分80回とすると
20億回を迎えるのは63歳ごろ。

yuji5327 at 06:53 
池上湖心の書 

現在の日本では寿命が80歳を超える人は珍しくない。神経細胞がそこまで長く使われるようになっていない。60年くらいとか、正確な数値はわからない。

「池上彰、岩崎博司、田口英樹著:
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ、東工大で生命科学を学ぶ、朝日新聞出版、2016年9月」は面白い。「第3章:死ぬってどういうことですか」の「細胞がいつもりニューアルしているって本当ですか」「リニューアルしないまま一生使い続ける細胞はあるのですか」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.人間の細胞は昔は60兆個といわれていたが、最近は37兆個くらいとする見方がある。数十兆個の細胞は、細胞一つひとつを見ると、細胞はどこかが死んで、新しい細胞が生まれてきている。全体として数十兆個という数は変わらないけれども、細胞一つひとつはリニューアルされている。
2.そのようなしくみがある理由は、一つの細胞を何十年と使い続けているとマシンの不具合が出てくる。細胞のリニューアルは、マシンとしての部品交換である。タンパク質がナノマシンだとすれば、細胞はもう少し大きいマシン、個体が一番大きなマシンである。どんなマシンも、性能を維持するためには部品交換が欠かせないように、生命も細胞をリニューアルすることが必要である。見た目は変わっていなくても、細胞レベルではどんどん変わっている。
3.見た目に10年前の面影があっても、細胞は完全に生まれ変わっている。10年どころか、数カ月でほぼ一新される。そういうしくみだから、多細胞生物は長い寿命を獲得できた。それぞれの細胞がそのままだったら、細胞に不具合が生じて、あっという間に個体の寿命がくる。
4.細胞の中のタンパク質もどんどん壊され、新しく作られている。それができなくなったときに、個体としての死を迎える。それが死ぬ、ということである。年を取ると、細胞をリニューアルできない細胞や細胞内成分など、悪いものが溜まっていく。細胞のリニューアルよりも、細胞内のタンパク資のリサイクル(オートファジーやユビキチン・プロテアソーム系によるリサイクル)のほうが、頻繁に起きている。
5.細胞レベルのリニューアルと、タンパク質レベルのリサイクルの両方を考える必要がある。細胞を建物とすると、建物そのものを取り壊すことは時々あるけれども、内装のリフォームのほうはかなり頻繁に行われている。建物そのものが駄目になると、タンパク質のリサイクルである内部のリフォームをやろうにもできなくなる。
6.神経細胞は、基本的にリニューアルされない。神経細胞の中のタンパク質は常にリサイクルされている。何十年と使い続けることでいろいろな不具合が生じてくることはある。異常な形をしたタンパク質が蓄積するようになって、しかも分解できなくなる。それがアルツハイマー病などにつながる。細胞の中のリサイクルができなくなると、病気になりうる。長生きすることの弊害と考えることもできる。
7.現在の日本では寿命が80歳を超える人は珍しくない。本来の生物学的な寿命を超えている。神経細胞がそこまで長く使われるように準備されていない。たとえば、神経細胞は60年くらい使われれば十分とか、正確な数値はわからない。いろいろな科学技術の発展、医療の進歩によって長生きできるようになったけれども、神経細胞はリニューアルしようがない。そこでアルツハイマー病など、細胞のリニューアルまたはタンパク質のリサイクルの不具合による病気が新しく登場してしまった。
8.細胞ではないが、目でレンズとして機能している水晶体があるが、水晶体には「クリスタリン」というタンパク質があり、クリスタリンは作り替えられることがなく、一生同じものを使い続ける。クリスタリンの形が異常になってゆで卵のように凝集してしまい、レンズが濁ってしまったのが白内障である。年を取ると白内障になる人が増える。
9.白内障は、年齢が上がる発症率が高くなり、80歳以上になるとほぼすべての人が発症する。クリスタリンというタンパク質をリサイクルできないことを考えると、白内障は避けられない病気である。今は手術などで治療できるが、白内障になること自体は、長生きの代償でもある。
10.「長生きすること」と「病気にならない」はイコールにならない。人間は理論上120歳まで生きられると言われるが、細胞のリニューアルやタンパク質のリサイクルから考えると、60歳くらいから不具合が起きやすくなる。寿命がここまで延びたのはつい最近で、細胞のリニューアルやタンパク質のリサイクルが対応できるように急に進化したとは言えない。そのギャップが、加齢による病気となって現れているの。
11.仮に、神経細胞で不具合が起きなければ、それは進化になる。アルツハイマー病など神経に関係する病気、さらにはがんを克服したとしても、また別のところに不具合が生じてくるのは避けられない。人類が長生きしたいという究極の夢は、生物の進化の観点からすれば矛盾した夢である。
12.究極のリニューアルは世代交代、つまり子どもを生むということである。進化の観点、すなわち数10億年の生命の歴史の観点からすれば長生きは「おまけ」になる。哺乳類において一生の間に心臓は20億回脈打つという法則が成立する。人間の場合、心拍数を毎分80回とすると20億回を迎えるのは63歳ごろになる。


yuji5327 at 06:44 
健康 

2017年10月16日

アラハン(100歳前後)

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高齢者向け政策
尊厳死
子どもらに負担
かけない生活保障
衆院選挙の票
にならない

yuji5327 at 06:55 
池上湖心の書 

入国問題について日本が強く言えないのは、移民や外国人労働者の受け入れについて、極めて制限的である。正論を吐けば、難民・移民を引き受けよという圧力が日本に加わる。

「野口悠紀雄著:日本は言うべきことを主張していない、
週刊ダイヤモンド2017/02/25、」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
日本は、ドナルド・トランプ米大統領のご機嫌取りをする半面で、言うべきことを主張していない。日本はトランプ氏の手下になったのだろうか?
1.安倍晋三総理大臣は、トランプ氏の雇用創出計.画について、日本はアメリカでのインフラ投資に対して資金協刀するというが、こんな奇妙な政策はない。そもそも、これでアメリカは納得しない。
2.この提案は、日本がこれまで何度もやってきた総合経済対策と同じである。いろいろな事業をかき集めて規模を大きく見せて、日本国民をだませるかもしれないが、同じことをアメリカにしたところで、効果はない。アメリカのインフラ投資に協力したところで、アメリカの自動車産業の.雇用が増えるわけではない。新幹線の売り込みと見なされてしまう。
3.最大の問題は、相手が理不尽なことを言ってきたから、カネで解決しよう、という考えである。示談金と同じ発想である。1985年のプラザ合意も、ドル高によってアメリカの自動車産業の危機的状況に対応するために行われた。このときに行われたのは、為替レートをドル安に導くために協調介入し、日独が財政支出を増加させた。アメリカ国内の雇用を増やすための具体的プログラムを作ったわけではない。
4.日本政府は、主張すべきことは主張していない。トヨタ自動車は、名指しで工場立地を批判された唯一の外国企業だが、理不尽な批判に対して、日本政府は強く抗議すべきだが、日本政府は抗議していない。
5.アメリカの内政問題だいうが、これはれつきとした国際問題である。こうした状況でゴルフなどしたら、入国制限強化を認めたことになる。トヨタ自動車の工場立地批判についても、認めたことになる。
6.入国問題について日本が強く言えないのは、事情があるからである。日本は、移民や外国人労働者の受け入れについて、極めて制限的である。正論を吐けば、難民・移民を引き受けよという圧力が日本に加わることを懸念してい。
7.問題を持っているから強く主張できないのは、日本経済にとって最大の懸念である円安政策批判についても同じである。日本政府は、為替市場への介入していないから、円安政策を取っていない、としている。しかし、円安政策とは、直接的な介入だけではない。最も重要なのは金融政策である。
8.金融緩和は日本国内の政策であり、物価上昇率を引き上げるために行っているので、為替レートとは関係がない、という説明は通用しない。2月3日の為替レートは日本銀行の国債買い入れに応じて変動した。長期金利の急上昇に反応して1ドル=112円台になったが、日銀の行動で長期金利が大きく低下すると円安になった。結果的に日銀の行動が為替レートを大きく動かした。
9.日銀は、金融政策の目標は、物価上昇率2%の達成だが、金利を抑えれば円安になり、輸入物価が上がって、消費者物価も上がるということである。トランプ氏が指摘する通り、日本は円安のために金.融政策を行っていることになる。
10.円安政策の停止は、アメリカのためではなく、日本の消費者のために必要なことである。金融緩和をやめれば、円高になり、日本の輸入物価は下落し、外国のものを安く買えるようになる。そして消費が増えて、日本経済が活性化する。しかし、円高になれば企業利益が減少して株価が下がるから、政府としてはそうした状況を阻止したい。



yuji5327 at 06:42 
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2017年10月15日

安倍政権を問う

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安倍晋三首相の再登板
約4年9カ月の政権の継続
政権選択選挙
北朝鮮の脅威
少子化
2つの国難
20年度までの基礎的財政収支
黒字化目標の先送り
財政再建を遠ざけた
社会保障全体を見直してから


yuji5327 at 06:47 
池上湖心の書 

日本では、がんが死亡原因の第1位だが、それは長生きできるようになった結果である。今まで人類が直面してこなかった、がんやアルツハイマー病などが目立ってきた。

「池上彰、岩崎博司、田口英樹著:
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ、東工大で生命科学を学ぶ、朝日新聞出版、2016年9月」は面白い。「第3章:死ぬってどういうことですか」の「がん細胞ができるのはなぜですか」「細胞は増えるだけでなく減ることもあるのですか」「細胞が死ぬとはどういうことですか」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1. 一つの細胞としては死ぬものもあるが、制御なしに増え緕けているのががん細胞である。細胞レベルで見れば、ずっと生き続けるわけではない。細胞のリニューアルを考えたときに、古い細胞がなくなる分だけ、新しい細胞が補充される。全体の細胞の数はほとんど変わらない。
2.細胞を増やす遺伝子があり、普段は、その遺伝子がスイッチのオンとオフを切り替えて、細胞の数を一定に保つようにしている。スイッチを制御できる遺伝子に異常が起きると、スイッチがオンのままになってしい、細胞がどんどん増え続ける。それが悪性腫瘍、がんである。
3.細胞を増やそうとするスイッチもタンパク質である。制御に関しては、細胞の数だけではなくて、DNAの複製のときにも関係してくる。細胞分裂する前に、DNAは必ず2倍になる。2倍にならないまま細胞分裂はしないし、逆に4倍などにはならない。この制御が破綻して、DNAの量が変化したときにがん細胞になる。
4. 最近になって、がんの患者が増えている。昔は、がんになる前に死ぬ人がほとんどだった。長生きすると、細胞を維持するしくみが徐々に破綻してくる。日本では、がんが死亡原因の第1位だが、それは長生きできるようになった結果である。今まで人類が直面してこなかった病気、たとえばがんやアルツハイマー病などが目立ってきた。がんの専門医の中には「自分はがんで死のうと考えている」という人もいるが、がんになるまで長生きできたのはいいことだ、という考えである。
5.細胞のリニューアルで、人間は生きている間、見た目はほとんど変わらないのに細胞は次々と入れ替わっているが、細胞の中身は数カ月もすると全く別人になっている。次々と新しくしていかないと、人間は生きていけない。
6.細胞に「死になさい」という命令を出す「アボトーシス」と言われる現象がある。「自爆装置をもっている」と考えるほうがよい。細胞が不要になったときに、自分で死ぬためのしくみを備えている。最初から自爆装置をもっていることは必要なことである。たとえば、オタマジャクシの尻尾がなくなるのもアポトーシスである。カエルになったら不要になり、不要になった細胞をすぐに除去できるのは、アポトーシスという自爆装置がうまく機能するからである。
7.細胞が大きくダメージを受けたり、異常な形のタンパク質が溜まったりすると、細胞は何とかして修復しようする。修復できるレベルを超えてしまったと判断したときには、細胞を丸ごと破壊するという決断を下す。細胞やタンパク質が傷ついたとき以外にも、DNAに異常があったときにアボトーシスは起きる。そうしないと細胞の数を制御できなくなり、がんになる。がん細胞が生まれる前に除去しようというのが自爆装置であり、細胞自身がもっているしくみである。
8.細胞のリニューアルだけでなく、タンパク質のリサイクルも、部分的には死ぬものがあった上で全体として生き延びるためのシステムである。アボトーシスは、細胞の自爆装置、つまり死につながるしくみである。
9.細胞が死ぬ、あるいは個体が死ぬということは、外界からエネルギーを取り込んで、自分の中で機能するように変化させることができなくなった状態が細胞の死である。死んだ細胞をそのままにしておくと不都合なので、死んだ細胞を壊そうとするのがアポトーシスである。
10.細胞の3つの定義の1つである「代謝」ができなくなるということで、物質の取り込みも排出もできなくなった状態が.細胞の死である。細胞の定義である「境界」がなくなっても、細胞の死だと考える。
11.生きている細胞と死んでいる細胞を区別するときには、特別な色素を使う。生きている細胞は、その色素は不要ということで細胞内に入れないが、死んでいる細胞にはそのまま色素が入っていく。色素で染まった細胞は死んでいる、と見分ける。


yuji5327 at 06:34 
健康 

2017年10月14日

野党競合与党追い風

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衆院選序盤情勢
自民、公明両党が300議席に迫る
安倍内閣の支持率は37%
不支持率の方が48%
なぜ与党は優位?
野党候補が複数出馬
政権批判票が割れる


yuji5327 at 07:00 
池上湖心の書 

希少金属であるリチウムの消費も著しく、材料費が高騰すと予想される。ナトリウムなどの新たな材料の電池開発、電池リサイクル技術が求められる。

「木通秀樹(日本総合研究所創発戦略センター部長)著:リチウムの次は何か、材料研究では日本がリード、
エコノミスト、2017.2.14」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.便利なリチウムイオン電池だが、性能の限界も見えてきた。「次」をめぐる研究が本格化している。次世代電池の最有力候補と目されるのは、全固体電池である。全固体電池は、電解質、正極.負極などすべてを固体で構成する電池。リチウムイオン電池は電解液の中をリチウムイオンが往来することで充放電するのに対して、全固体電池は固体の電解質の中をリチウムイオンが移動する。固体のため液漏れがなくなり、また難燃性の素材を電解質に使用するので発火の危険性が低くなり、安全性が高まる。
2.1つのセルに電極を積層できるため、高電圧化・大容容量化しやすく、理論的には電気自動車(EV)の走行距離をリチウムイオン電池の2.5〜3倍に伸ばす。充電時のイオンの移動が限られているので、電極や電解質の劣化が抑制されるメリットもある。全固体電池は、ほんの数年前までは夢の次世代電池と考えられていたが、近年は実用化に向けた研究開発が急速に進み、実用化のめどが従来よりも10年前倒しされ、2020年代には製品が出回る見通しである。
3.実用化前倒しのきっかけとなった研究の一つが、15年に東北大学が電極にコバルト酸リチウム、電解質に窒素添加リン酸リチウムを用いて、リチウムイオンが移動するときの抵抗を液体電解質よりも低く抑えることに成功したこと。全固体電池は電極と電解質の境目の抵抗が大きく、リチウムイオンの移動が制限されて十分な出力を出せないと言われていたが、その課題を克服する技術として注目された。
4.16年には、実用化に向けたコスト抑制や量産化の課題解決に関する研究が民間企業から出てきた。トヨタ自動車は東京工業大学とともに、セラミックス電解質を開発し、従来の2.5倍の出力特性を実現。日立造船は硫黄物系固体電解質を使用した全固体電池の開発に取り組む。電解質と電極原料の粉末をプレスによって加圧成形する技術を開発して、製品化に向けて一歩前進した。
5.三菱ガス化学も東北大学とともに、量産化技術を開発している。このほか村田製作所も全固体電池の研究を進めており、同じく全固体電池の研究開発を進めてきたソニーの電池部門を傘下におさめることで、実用化に弾みがつくと期待されている。すでに全固体電池は、センサー用など超小型の分野では実用化されている。またフランスのベンチャー企業BatScaP(バッツカップ)は全固体電池を搭載したEVを開発し、カーシェアリング車両向けに実験的ながら供給を始めている。
6.スマートフォンなどの民生品や、将来的に車載向けの分野で本格的に実用化していくためには課題も残る。その一つは、材料の構造に合わせた最適な製造方法と安定的な量産体制の構築である。電解質を固体にすることで、液体の場合と違って高度な材料成形の技術が必要となる。電解質にはリチウムイオンが行き来する微細で複雑なナノ構造を構築しなければならない。製造時の歩留まりが低くなるという課題がある。高い安全性が要求される車載向けでの実用化は、さらに時間がかかる。
7.リチウムイオン電池や全固体電池よりも蓄電密度を高められると考えられている「金属空気電池」の研究も進んでいる。金属空気電池は、正極は空気中の酸素を利用し、負極に金属を使い、酸素と金属の化学反応で電気を生み出す竃池。エネルギー密度〔容量の大きさ)はリチウムイオン電池の50倍に達すると考えられており、全固体電池をもはるかにしのぐ。現在、NEDOと京都大学、トヨタ自動車、日産自動車、パナソニックなどが研究を進めている。
8.金属空気電池はまだまだ研究の途上にあり、データの蓄積も少ない。実用化は30年以降になるだろう。スマホなどの民生用も、車載用も、量産化が進めば進むほど、電池の価格低下の圧力は強まる。近年は中国メーカーの台頭で、電池の価格は急速に下落している。メーカーは、次世代電池の開発に取り組まなければ、電池の価格下落の圧力に対抗することができない。
9.リチウムイオン電池の価格が下がりすぎると、太陽電池同様に廉価に大量生産できる企業による寡占化の問題もある。次世代電池の開発にあたっては技術面のみならずコスト競争力の向上が必須である。.
10.希少金属であるリチウムの消費も著しく、早晩材料費が高騰することが予想されている。こちらもナトリウムなどの新たな材料の電池開発、電池リサイクルの社会インフラの早期確立が求められる。次世代電池の開発は、コストと電池の性能を両立し、インフラにも気を配るという難しいかじ取りを迫られている。
11.リチウムイオン電池の改良も進んでいる。特に2000年代に入り大きく前進した。研究開発が進んだ背景の一つは、ナノテクノロジーを使った設計技術の進展である。電池のエネルギー密度には理論的な限界があるものの、製品としての性能は、電解質や電極などの材料、設計、加工によって大きく異なる。化合物をどうつくるのか、材料についてナノレベルの構造を解析する必要.がある。
12.従来は研究者の経験と勘に基づいて材料の組み合わせを検討していたが、00年後半にはDNA解析などの進展を契機にコンピューターの超高速化と、それを使ったシミュレーションによる分析ツールの登場によって解析技術が普及し、電池研究の裾野が広がった。
13.電池材料の電極はリチウムイオンを吸蔵・放出する役割を果たしており、この正極・負極材料の組成・構造がイオンのためやすさ、電池の劣化しやすさなど電池の性能を大きく左右する。電極はいわばイオンの「家」で、家の体積をより小さくしつつ、イオンをためる「部屋」を大きくすることが、電池の性能向上につながる。電極の構造の研究がシミユレーダーの登場で08年ごろから進展し、10年ごろには成果として表れるようになった。
14.こうした設計技術は、人工知能〔AI)を使うことでさらに進むと期待されている。適した材料やその量、組み合わせをAIが計算する。ただし、解析技術がどれだけ進んでも計第の基礎となるデータを入力するのは人間であり、いまだ研究者の経験と勘が人きな役割を占める。
15.先端の解析技術と、地道なデータの蓄積による経験と勘を組み合わせて研究開発ができることが材料分野における日本の強みであり、その点で、電池材料の技術で一日の長がある日本は、世界をリードできる位置を維持していくことが期待される。



yuji5327 at 06:46 
新技術 

2017年10月13日

衆院選序盤

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選挙戦の序盤情勢
公明党と合わせ300議席
小池百合子代表希望の党
伸び悩み、100議席に届かない
自民党は単独で過半数
絶対安定多数(261議席)を上回る
日本維新の会微増
枝野幸男代表立憲民主党
16議席から倍増の勢い
共産党21議席の維持難しい


yuji5327 at 07:05 
池上湖心の書 

日本人は、生殖が終わっても50年以上生きる人も多い。平均寿命が30歳くらいの時代では問題にならなかった病気などは、どの生物も経験してこなかった。長寿はこれが問題になる。

「池上彰、岩崎博司、田口英樹著:
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ、東工大で生命科学を学ぶ、朝日新聞出版、2016年9月」は面白い。「第3章:死ぬってどういうことですか」の「老化するとはどういうことですか」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.リニューアルなどをしていても、それを続けているとやがて老化というかたちで不具合が出てくる。酵母ですら細胞はいくらでも増えるわけではない。酵母は分裂すると、親の細胞(母細胞)と子どもの細胞(娘細胞)に分かれる。母細胞は30回ほど娘細胞を作ると死んでしまう。同じ細胞が生まれるわけではない。
2.娘細胞のほうは新しくなって、また30回ほど分裂できる能力をもつ。母細胞が不都合なものを全部受け持ち、娘細胞は新品で作ろうとする。母細胞には不都合なものがどんどん溜まり、ついに娘細胞を作ることができなくなるのが30回目あたりである。
3.寿命をもつことで新品を作り出すシステムができて、長い目で見れば生命全体として生き延びることができる。仮に、ダメージを受けた細胞が分裂するとき、同じものを作ったら、両方ともダメージを受けた状態のものができてしまう。それよりも、片方はダメージを受けたものを、もう片方は新しいものを作るほうがよい。ダメージを受けたほうが母細胞、つまり年を取ったほうで、新しいものが娘細胞、若いほうということになる。
4、生命はダイナミックにしか維持できない。タンパク質レベルでも、細胞レベルでも、個体レベルでも、同じものが静的にあるのではなく、動的に変化しているということこそが生命の本質である。ずっと同じ状態を維持するのは難しく、老化はしょうがない。
極論は、生命は子どもを作り終わったら、その世代の役目は終わりである。役目が終わってもなお生き続けている人間社会は、かなり特殊といえる。
5.日本人は、生殖が終わっても50年以上生きる人も少なくない。平均寿命が30歳くらいだった時代ではあまり問題にならなかった病気、社会制度、生活の質などが問題になっているのは、これまでどの生物も経験してこなかった生き方にある。長寿はそういうところで問題になる。
6.昔から不老不死は人類の究極の夢だった。権力をもった人はみんな不老不死の薬を求めたけど、もし不老不死が実現していたら、そこで生命のダイナミックな動きは止まってしまう。そうしたら今の私たちは生まれてこなかった。




yuji5327 at 06:48 
健康 

2017年10月12日

平和の維持

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トランプ米大統領
スペインのラホイ首相
イスラム国(IS)掃討作戦
テロとの戦いでの協力
スペイン、北朝鮮大使を国外追放
カタルーニャ自治州の独立
スペインの統一は維持されるべき


yuji5327 at 07:10 
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ロシア側の主張は北方領土の領有は第2次世界大戦の結果、戦勝国のソ連(当時〕が獲得した正当な権利であるとしてきた。史実に照らせば、ロシア側が正しい。

「大前研一著:安倍vsプーチン密室会談の中身を語ろう、
PRESIDENT 2017.2.13」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1. 2016年12月に来日したロシアのプーチン大統領と安倍晋三首相の首脳会談の成果について、安倍首相は「北方四島で日露が共同経済活動をするための『特別な制度』について、交渉を開始することで合意した」と説明し「共同経済活動の協議開始が平和条約締結に向けた重要な一歩になりうる」と述べた。
2.これまでに日本政府が平和条約締結の前提条件としてきたのは北方領土問題だが、表立った成果はなく、日本の新聞メディアは「領土問題に具体的な進展なし」と期待外れ、との論調が目立った。しかし、今回ほど北方領土問題に対するロシア側のスタンスが明確に示された首脳会談はない。
3.特に、プーチン大統領は「1956年にソ連と日本は56年宣言(日ソ共同宣言〕を調印したとき、アメリカの当時のダレス国務長官は、もし日本がアメリカの利益を損なうようなことをすれば沖縄は完全にアメリカの一部になるとを言った。これは「ダレスの恫喝」と呼ばれる歴史的事実であり、これで日露間の領土問題は一歩も動かなくなった。
4.日本の外務省が国民に説明してきたのは、「日ソ中立条約がまだ有効だったにもかかわらず、ソ連はこれを一方的に破棄して日本に宣戦布告、日本がポツダム宣言を受諾した後もソ連軍は侵攻を続けて北方領土を不法に占拠、以来実効支配を続けている」というものである。対して、ロシア側の主張は北方領土の領有は第2次世界大戦の結果、戦勝国のソ連(当時〕が獲得した正当な権利であるとし、「日露間に領土問題は存在しない」としてきた。
5.史実に照らせば、ロシア側が正しい。カイロ会談、ヤルタ会談など、戦後処理の話し合いの流れで、北方領土はソ連が勝ち取った「戦利品」である。当時のスターリンは、北海道を南北に分割して北半分をソ連が占領ずることを要求した。トルーマン大統領が北海道分割案を拒否、戦勝権益として代わりに南樺太の返還と南クリル(北方四島〕を含めた千島列島の領有を提案した。つまり、北方領土を譲る、と言ったのはアメリカである。
6.日ソ中立条約の破棄と対日参戦もルーズベルト大統領の要請によるものであるし、北方領土へ兵を進めたのは米戦艦ミズーリ号の甲板上で日本が降伏文書にサインした9月2日以前。つまり日本とソ連はまだ戦争状態にあったのだから、北方領土の占領は不法ではない。しかも島民を1人も殺さずに返還してやったのだから、文句はあるまい、というのがロシア側の言い分である。
7.これは日本の外務省、日本の教科書が国民に説明してきたことと100%異なる。「北方領土は我が国固有の領土」というスローガンは大嘘で、アイヌ固有の土地かもしれないが、日本固有の領土と証明されたことは一度もない。世界のルールでは、領土は戦争で取った者勝ちである。納得できなければ、武力で取り返すしかない。
8.北方領土は先の大戦でロシアの領有がアメリカ以下の連合国から承認された。日本固有の領土、と主張するのは、日本が第2次大戦の結果を受け入れていないことになる。だからロシアの政治家や政府高官から、第2次大戦の結果を受け入れていない状態では、平和粂約締結や領土返還の交渉に応じられない、という発言が頻繁に出てくる。プーチン大統領も、第2次大戦の結果を受け入れるのが話し合いの原点、と繰り返してきた。
9.今回はさらに踏み込んで、ダレスの恫喝に言及した。ダレスの恫喝とは56年8月に日本の重光葵外相とジョン・フォスター・ダレス米国務長官がロンドンで会談した際の出来事で、ダレスが沖縄返還の条件として、北方四島の「一括返還」をソ連に求めるよう重光に迫ったのである。
10.サンフランシスコ講和条約にソ連は署名しなかったため、日ソの国交正常化は56年10月の日ソ共同宣言でなされる。このとき平和条約締結後に歯舞、色丹の2島を日本に引き渡す二島返還論で両国の交渉は妥結寸前まで進んでいが、そこにアメリカの横槍が入った。ダレスの恫喝である。東西冷戦が過熱する状況下で、領土交渉が進展して日ソ閲係が修復されることをアメリカは強く警戒していた。二島返還はそもそも日本政府が拒否していたという見方もあるが、日本が国後、択捉を含む四島返還を要求するようになった背景には「ダレスの恫喝」、すなわちアメリカの圧力があったことをプーチン大統領はズバリ指摘した。
11.5月ソチ、9月ウラジオストク、11月リマ(ペルー)、そして12月と、16年だけで安倍首相とプーチン大統領は首脳会談を4回行っている。リマの会談後、少なくとも2島は返してもいいが、主権が移って日本の領土になるということは日米安全保障条約の対象になる。アメリカが北方領土にミサイル基地を造ると言い出したら、日本は断れるのか疑問である。日本が独立した国として自分で意思決定できるまで、領土交渉は進まない、というロシアのラブロフ外相の発言は間違っていない。
12.ダレスの恫喝以外に、もう一つ大きな付帯条件があった。外務省は隠しているが、沖縄の民政は返還しても軍政は返さない。日米地位協定という取り決めで、軍政の主権が返還されてないことを、日本政府は今日まで国民に説明してこなかった。
13.プーチン大統領から北方領土問題の歴史的な因果について言われると、安倍首相は、領土問題の根深さ、難しさを思い知ったに違いない。「私の世代で北方領土問題に終止符を打つ」と決意した安倍首相は、次のステップに踏み出さなければならない。誰かに相談したら、潰されるリスクが高い。一人で交渉に当たった安倍首相の孤独な心情は察するに余りある。
14.12月の首脳会談では「特別な制度の下での共同経済活動」という方向性が示された。「特別な制度」とは、主権を分けて経済活動を優先させる沖縄返還方式を意味している、という見方もできる。当面はアメリカの干渉を招く領土問題を棚上げして、「平和条約」でエネルギーや観光交流など日本にもメリットのある作業に集中することである。



yuji5327 at 06:57 
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2017年10月11日

北ミサイル緊張

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上院外交委員会のボブ・コーカー委員長
ドナルド・トランプ大統領
米国を「第3次世界大戦への道」に巻き込む
繰り返し、核保有国となった北朝鮮を挑発


yuji5327 at 07:02 
池上湖心の書 

リボソームでタンパク質の合成を阻害したら、生命活動に必要なタンパク質が作れなくなるので、細胞は死ぬ。それを応用したのが抗生物質である。

「池上彰、岩崎博司、田口英樹著:
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ、東工大で生命科学を学ぶ、朝日新聞出版、2016年9月」は面白い。「第2章:細胞の中では何が起きているのですか?」の「タンパク質はどこで作られているのですか」「タンパク質はどのようにして作られているのですか」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.RNAからタンパク質への変換は、細胞の中にある「リボソーム」という装置で行われる。アミノ酸というレゴブロックが一列につながったものがタンパク質だが、RNAの情報を元にしてアミノ酸をつなげる装置がリボソームである。アミノ酸は20種類あって、それを順番につなげていく。アミノ酸をどうつなげるかが設計データそのものであり、それがDNAやRNAの塩基の並び順となっている。
2、RNAの塩基の並び順を見て、アミノ酸をつなげる場所がリボソームである。リボソームはタンパク質の組立工場である。リボソーム自体も、多数のタンパク質とRNAが集まった構造体だから、タンパク質がタンパク質を作っていることになる。
3.リボソームでタンパク質の合成を阻害したら、生命活動に必要なタンパク質が作れなくなるので、細胞は死ぬ。それを応用したものがある種の抗生物質で、バクテリアのリボソームの機能を阻害する。
4.セントラルドグマはどの生命にも共通の統一原理であって、リボソームもどの生命にもある。その抗生物質は人間のリボソームに害はない。人間のリボソームとバクテリアのリボソームは、構造がわずかに違う。その遭うところを抗生物質はターゲットにしている。抗生物質は、バクテリアのリボソームに結合して機能をストップできるが、人間のリボソームには結合できない。
5.リボソームでタンパク質を作るのはどの生命にも共通だけれども.リボソームの構造には少しだけ違いがある。抗生物質は、その違いを利用している。すべての抗生物質がリボソームに作用するわけではない。バクテリアのDNAやRNA合成を阻害するもの、細胞壁(細胞膜の外側にある硬い殻)の合成を阻害するものなど、抗生物質の種類によって作用する場所が異なる。
6.リボソームでの変換作業が、生命科学の大きな問題であり、かつて多くの研究者を虜にしてきた。DNAやRNAに使われているのは4種類の塩基であるが、タンパク質で使われるアミノ酸は20種類もある。4種類の記号を、20種類のアミノ酸に対応させることが変換作業における大きな謎だった。コンピューターなら0と1の組み合わせでやっているのと考え方はほぽ同じで、0と1という2種類しかなくても、2つ組み合わせれば00、01、10、11という4種類の情報に対応させることができる。
7.同様に、RNAでは4種類の塩基る組み合わて20種類のアミノ酸を対応させている。4種類では、2つ組み合わせると4×4=16で、20種類を対応させることができないが、4つ組み合わせると、4×4×4=64で十分足りる。理論上の予想としては、少なくとも3つ以上の組み合わせで対応させている。実際に実験で確かめてみると、連続する3つの塩基が1つのアミノ酸に対応していることがわかった。1つのアミノ酸を指定する3つのRNA塩基の配列のことをコドンと呼ぶ。
8.4×4×4=64だとすると、20種類よりも多いが、1つのアミノ酸に対応する塩基の並びには複数あり、重複している。生命としては、それでも問題ない。コドンを研究した人たちには、1968年にノーベル生理学・医学賞が与えられた。非常に重要な研究テーマだった。
9.コドンというのはコード、すなわち暗号からきている。この暗号表は、すべての生物で共通で、どの生物でも基本的には同じである。大腸菌も人間も同じ暗号を使っている。大腸菌も植物も昆虫も人間も、同じ4種類の記号、同じ暗号表を使っていて、共通の20種類のレゴブロックで体を動かしている。
10.その暗号表が生物によって違っていたら、祖先が別々だった可能性がある。今のところ、どの生物も暗号表が同じで、すべての生物の祖先は共通であるという考えの元になっている。どの生物も同じ暗号表を使って、セントラルドグマという同じしくみがあるということは、生命にとって重要なものである。一部の単細胞生物やミトコンドリアでは、ほんの少しだけ暗号が異なるコドンが使われていることがわかっている。


yuji5327 at 06:46 

2017年10月10日

対北朝鮮制裁

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北朝鮮朝鮮労働党
創立から72年の記念日
加速させる核・ミサイル開発
記念日に合わせた追加の挑発
キム・ジョンウン委員長の妹
キム・ヨジョン(金与正)氏を抜てき
党幹部の人事を刷新
北朝鮮制裁の効果?

yuji5327 at 06:54 
池上湖心の書 

2015年のアメリカの貿易赤字相手国は、第1位中国約3672億ドルで約半分、日本は第3位で、約690億ドル。1990年代初め、対日貿易赤字が全体の約半分が、トランプ氏の頭にある。

「野口悠紀雄著:トランプに翻弄されずに経済成長を続けるには、
週刊ダイヤモンド、2017.02.04」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.トランプ米大統領の経済政策が、世の中の関心事である。アメリカの政策で日本経済が影響を受けるのは事実だから、その予測に関心が集まる。もっと重要なのは、日本経済をどう運営するかを考えることである。トランプ政策には不合理な要素が多く、予測不可能である。
2.日本が外需中心の成長をしようと思えば、ほぼ確実にトランプ政策に翻弄される。トランプ氏は、トヨタ自動車のメキシコ工場建設に介入した後、記者会見で、日本を非難した。中国に対して数千億ドルの貿易赤字を抱えている。日本、メキシコなどに対しても同じだ、としたが、事実に反する。
3.2015年におけるアメリカの貿易赤字を相手国別に見ると、第1位は中国で、約3672億ドルと全体の約半分、第2位がドイツ。日本は第3位で、約690億ドルで全体の1割にもならない。1990年代初めには、対日貿易赤字が全体の約半分を占めていたので、トランプ氏の頭には、そのころのイメージがある。日本は、こうした誤解を解く努力が必要である。
4.そうした努力と並行して、自らの経済政策の基本も考え直す必要がある。重要なのは、外需中心の成長か、内需中心の成長を考えるかである。内需による成長路線を取れば、トランプ政策に翻弄される事態を回避できる。実質所得を増やして実質消費を増やすことによって、原理的には実現可能である。こうした方同付けは、トランプ政権が登場しなくても必要である。
5.輸出を拡大するには、原材料や燃料の輸入を増やさなければならないから、経済成長に対する寄与は、輸出-輸入、つまり貿易黒字で見るべきであるが、東日本大震災以降、発電用燃料の輸入が増えたので、これがマイナスになった。原油価格が下落したために15年の貿易赤字は大幅に縮小したが、原油価格が上昇すれば、赤字は拡大する.。こうした状況を考えれば、貿易立国はもともと無理である。
6.実質消費を増やすには、実質賃金の伸びが必要だが、最近の日本では、実質賃金.は伸び悩んでいる。16年11月の毎月勤労統計調査(毎勤統計)によると、実質賃金の前年同月比は、0.2%減と11カ月ぶりにマイナスに転じた。.野菜価格の高騰などで、消費者物価指数が前年同月比で0.5%上昇したためである。
7.野菜価格の高騰は一時的要因だから、11月の実質賃金減は一時的なものともいえる。今後は、原油高や円安で、物価に上昇圧力がかかる。輸入物価指数は、16年8月をボトムとして、その後は上昇に転じている。原因は、石油・石炭・天然ガスの指数が、16年3月をボトムとして、その後は上昇している。今後は、円安の影響が加わって、輸入物価の上昇が続く。
8.輸入物価の変化率は、半年遅れて国内の消費者物価に影響する。従って、今年の春ごろからは、消費者物価の上昇が続くだろう。実質賃金の伸び率は、年平均で12年以降マイナスだった。15年7月からプラスが続くようになり、16年6月には2%という高い値になった。原油価格の下落と円高によって物価が下落し、実質賃金が上昇するという過程が続いていたが、その過程は終わった。
9.政府も賃金を引き上げようとし、春闘へ介入している。春闘参加企業は主として大企業であるため、全体の賃金動向にはほとんど影響を及ぼさない。16年春闘では、交渉前の.滋賃金に対する賃上げ率は2.14%であった。現金給与総額の前年同月比は、16年上半期で0.8%でしかない。
10.実質賃金に影響するのは、名目賃金と並んで、物価である。消費者物価の上昇は、政府や日本銀行が期待するが、名目賃金の伸びが低い状況で物価上昇が実現すれば、実質賃金がマイナス成長を続けることになる。実質賃金を引き上げるには、物価の上昇を食い止めることが絶対に必要である。そのためには円安の進行を阻止することが必要である。このためには、金融政策が重要な役割を果たす。
11.具体的には、金融政策を大転換する必要がある。まず、マイナス金利政策からは脱却する。長期金利について、ある程度の上昇を容認する。巨額の国債購入を惰性的に続けることもやめる。これによって、為替レートが円安に動くのを抑止することができる。為替レートは投機によって大きく変動ずるが、政策転換を明らかにすれば、投機筋の行動が変化し、実際に円高になる。
12.円高になれば輸入物価が下落する。さらに、企業の競争を促進させ、輸入物価の低下が消費者物価の低下に反映されやすい状況をつくり、実質賃金が上昇する。そして、実質消費が増大することで、経済成長が実現する。10年から12年前半にかけての日本経済は、物価が下落し、実質賃金.が上昇した。株価が低迷を続けたので、この時期は経済が停滞していたと思われたが、実際には逆だった。
13.長期的・構造的な政策は、生産性を高めることである。同一労働同一賃金で、企業が非正規労働者を増やすのは理由がある。その根源を変えない限り、問題は解決されない。同一賃金が実現されても、雇用が減らされるか、正規労働者の賃金.が引き下げられる。
14.UberやAirbubに見られるように、シェアリング・エコノミーやギグ・エコノミーと呼ばれる仕組みが広まっている。これらの活用によって、新しい働き方が技術的には可能となっているから、それを活用することが必要である。こうした技術は、企業と個人の供給者としての差を消滅させる。個人がフリーランサーとして働き、所得を増やすことができるようになったが、日本では関連業界の反対によってこれが実現できていない。


yuji5327 at 06:40 
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2017年10月09日

人工知能

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1956年にダートマス会議
ジョン・マッカーシーにより命名
日常語としてのこの呼び名
非常に曖昧
家庭用電気機械器具
ゲームソフトの思考ルーチン
ファジィ理論
ニューラルネットワーク
2006年
ディープラーニング(深層学習)の登場
2010年以降のMAZEデータの登場
2016年
米Googleの子会社
DeepMindが作成した「AlphaGo」
人間のプロ囲碁棋士に勝利
(Wikipediaより)

yuji5327 at 07:08 
池上湖心の書 

人間の場合、遺伝子は約2万5000種類あり、遺伝子ではないタンパク質の情報が含まれていない95%以上はどうしてあるのかわからない。

「池上彰、岩崎博司、田口英樹著:
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ、東工大で生命科学を学ぶ、朝日新聞出版、2016年9月」は面白い。「第2章:細胞の中では何が起きているのですか?」の「DNAとRNAと両方あるのはなぜですか」「DNAの95パーセントは無駄ですか」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.セントラルドグマでは、DNAから一度RNAに転写されて、RNAからタンパク質に翻訳されが、RNAが間に入る理由は、それらを使い分けているからである。DNAが質のいい紙だとしたら、RNAはぼろ紙で、RNAは細胞の中ではすぐに分解されてなくなってし
まう。必要なタンパク質の種類や量は刻々と変化しており、いつまでもRNAが残っていると、タンパク質が必要以上に作られてしまい、細胞に悪影響が出てしまう。
2.DNAとRNAは似ているが、厳密には少しだけ化学的な性質に違いがある。DNAの構造は二重らせんだが、RNAは一本鎖である。また、使われている糖と塩基が違う。これらの違いが、RNAは分解されやすいという特徴につながる。分解されやすいことを「不安定である」と表現し、DNAは逆にとても安定している。
3.遺伝情報を担う物質がそう簡単に分解されては困るので、分解されにくいDNAが採用された。その一方で、タンパク質を作るときには分解されやすいRNAを間にはさむことで、いろんな種類のタンパク質を必要に応じて必要な量だけを作ることができ。
4. DNAのうち、タンパク質を作るための情報を担っている部分が遺伝子であり、人間の場合、遺伝子は約2万5000種類あるが、並んでいる順番はあまり関係ない。それどころか人間の場合、遺伝子ではないところ、つまりタンパク質の情報が含まれていないところがほとんどである。遺伝子を担っている部分は、全体のうち大体3〜5%ぐらいしかない。一見すると、無駄なところばかりで。残り95%以上のDNAはどうしてあるのか、わからない。
5.バクテリアは逆に無駄なところがほとんどなく、遺伝子がぎっしり詰まっている。無駄がないと言えば聞こえはいいが、余裕がないとも言える。余裕がないと多様性が生まれない。余裕があることでいろいろ試すことができ、新しい機能や生命が生まれやすくなる
6.無駄だと思われていたところでも、遺伝子からタンパク質を作るときの調節に関わっているものがある。今までは無駄たと思われていたところも、実は重要であったところが多く見つかっている。宇宙でいう暗黒物質(ダークマター)や暗黒エネルギーのように、存在するけどどう機能するのかわかっていないというのが実際のところである。
7.最近になってわかってきたことの一つは、DNA内の遺伝子が見つからない部分でも、実はRNAまで転写されているところが多くあるということである。タンパク質には翻訳されないけれども、RNAだけで何らかの機能をもつものも見つかっている。まだまだ見つかっていない現象がある。
8.今までは調べる方法がなかったが、今は解析技術がずいぶん進んで、DNAの配列を安く、大量に一気に読む技術がどんどん進んでいますし、RNAやタンパク質の研究でも同じである。
9.タンパク質に翻訳されないRNAは、ノンコーデイングRNAと呼ばれる。タンパク質に翻訳される部分をコード領域と表現するのに対して、タンパク質をコードしていないという意味でノンコーディングと呼ばれている。ノンコーデイングRNAは、他のRNAに作用してタンパク質への翻訳を阻害するなど、さまざまな機能があると考えられており、ひとつの大きな研究分野となっている。


yuji5327 at 06:48 
新技術 
池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
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・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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