2017年04月24日

歴史に学ぶとは

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戦後の教育
教育勅語と決別から再出発
その歴史を学ぶべき
道徳教育の教材などもってのほか
危急の大事
一身を捧げて皇室国家の為につくせ
1948年に衆院、参院、
排除と失効確認の決議
近現代史を学ぶ中で教育勅語を知ること


yuji5327 at 06:45 
池上湖心の書 

国の誇りとは、謙虚に歴史的事実を認め、過去と誠実に向き合うことであり、それを自虐史観と言う人は間違いである。

「半藤一利著:消え去るのみか、
私の戦後70年談話、岩波書店書店、2015年」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.ヒロシマ、ナガサキ、満洲、天皇放送と、あの惨めであった日々を永遠に忘れることはできない、といったところで、とうていわが胸の底にあるものへの理解を得ることはできない。日本の8割の人は戦争の真実をしらない。
2.敗戦後まもなく、桜で知られる東京の隅田公園に大空襲のため亡くなった10万人余の慰霊塔を建立する計画があったが、連合国軍総司令部(GHQ)の命令があり、東京都が許可しなかった。理由は、慰霊塔は米国への憎悪を残すことになる、日本国民に早く戦争を忘れさせたいからであった。
3.戦後日本を蔽った空気がその後ずっと歴史を知らない数世代をうみだし、70年が経った。悲惨な歴史から何を学ぶか、また、それをどう日本の明日のために活かしたらいいか、ということに答えることが容易ではない。
4.平和な国でありたいという強い願いが、戦場で一人も殺さず、殺されていない、世界でも稀な国をつくりあげてきた。私たちが誇るべきは、国家を見事に再建してきたとともに、他国との争いを厳に慎しみ、国際的な平和貢献に力を尽くしてきたという戦後70年の歩みであり、決して戦前の強国としての歴史ではない。
5、その間に日本人が実感してきたものは、米ソを中心に、かつての連合国それぞれの国の「正義」のべールが、一枚一枚はぎ落とされていく無残な20世紀後半の世界史であった。朝鮮戦争、スターリン批判、ハンガリー事件、中ソ論争、ベトナム戦争、文化大革命、プラハの春、スエズ動乱……戦争に正義の戦争のないことが明白となった。そして、すべての戦争は自衛という大義名分ではじまるという厳然たる事実も。
6.戦争が21世紀になると、基本形態をガラリと変わった。それは「テロとの戦争」になった。それはそれまでのように国家主権がぶつかり合い宣戦布告しての国家間の戦争ではない。それは1999年のNATO空軍によるコソボ空爆にはじまる。このとき「人権が国家主権を超える。ゆえに空爆は許される」という新しい戦争の定義が生まれた。
7.2003年のアメリカ軍の侵攻によるイラク戦争。本来は国連の安保理決議の下で行動すべきであった、「テロから白国を守るためには先制攻撃も許される」と一方的に軍事行動をとった。その結果大きな代償を支払うことになり、今日の中東の混乱、そして「イスラム国」の脅威をうみだすことになった。しかも過激な思想は拡散しつづけている。
8.大国が先端技術を活かした新兵器を投入し、圧倒的な軍事力で、「ヒューマニズムのために」あるいは「自衛のために」と、非国家的勢力を「テロリスト」と名指して攻撃しているこの「新しい戦争」は、著者が体験した戦争のイメージをはるかに超えている。もしこの非国家的勢力側に核兵器や先端技術兵器が渡ったらどうなるのか、想像できない。
9.ヒロシマやナガサキが思い浮かぶのに日本の指導層をふくめ世界の指導者たちの想像力は、武力で繊滅できるという20世紀の戦争論のままでいる。いま大事なことは、「過去」というものはそれで終ったのではなく、その「過去」は実は私たちが向き合っている現在、明日の問題であるのに、思考をあっさりと停止し、単純で力強い答えにすがりつく風潮がいまの日本にある。そのうえに、平和が長く続いたため、日本人はさきの戦争をきちんと清算していないというイメージを諸外国にもたらしていることを忘れている。
10.人間は歴史から何も学べない生きものである。動物は失敗すると同じことをしないのに、人間はすぐ自己を正当化する。そしていまのこの国には、過去の栄光を肯定することに国の誇りを求める人びとが多くなった。国の誇りとは、謙虚に歴史的事実を認め、過去と誠実に向き合うことであり、それを自虐史観と言う人は間違いである。


yuji5327 at 06:28 
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2017年04月23日

米抜きTPP

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危機に瀕ひんした
環太平洋経済連携協定(TPP)
日本政府
米国を除く11か国での発効を目指す
5月にベトナムで日本側の考えを表明
日本が主導して自由貿易圏を広げ
保護主義に走るトランプ米政権
多国間の貿易秩序に引き戻す
豪州やニュージーランドが推す一方、
ベトナムやマレーシアは慎重。
米国抜きのTPP、
東アジア地域包括的経済連携(RCEP)、
日米経済対話、
欧州との経済連携協定(EPA)
通商政策の4本柱。


yuji5327 at 06:56 
池上湖心の書 

戦争末期には、東京はたびたび空襲を受けていたが、聖路加病院は爆撃をしない、というビラが米国機によって撒かれ、それが近隣の人たちに広まり、夜には多くの人が逃げ込んできた。

「日野原重明著:病院で見つめた戦前・戦後、
私の戦後70年談話、岩波書店書店、2015年」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.1931年には満州事変が起こった、不穏な時代に友人たちはみな兵隊にとられていたが、著者は大学在学中に結核を患い、37年に受けた徴兵検査では丙種合格で、戦地へ行くのは免れていた。当時の聖路加病院でも、若い中堅世代のお医者さんたちは兵隊に取られており、結核の後遺症で召集されなかった米国人二世のお医者さん、女医さん、そして60歳以上のお医者さんが残っていた。
2.就職した年の1941年12月には真珠湾の奇襲があり、いよいよ戦争まっただ中となった。聖路加病院は1900年に宣教医師として来日したトイスラー医師が創設した、キリスト教精神にもとついて運営されている病院である。そのため戦争により翻弄され、さまざまな苦難も受けた。1943.年には、病院は「大東亜中央病院」と改称させられた。当時日本が広げていた、満州の病院網を総括するためで、キリスト教の精神とは相容れないものだった。病院の塔屋に掲げていた十字架は「空襲の目標になるから」と撤去させられ、「神の栄光と人類奉仕のため」という礎石にも、御影石の覆いを釘で打ちつけるように憲兵隊に指示をされた。
3.戦争末期には、東京はたびたび空襲を受けていたが、「米国系の聖路加病院には爆撃をしない」というビラが米国機によって空から撒かれ、それが近隣の人たちに広まり、夜になると多くの人が逃げ込んできた。1945年の3月の東京大空襲のときには、特に被害の大きかった下町地域に近い当病院には次々に傷ついた人たちが運ばれて、ごった返した。しかし手当をするにも薬がないので、やけどに新聞紙を燃やした粉を振りかけた。多くの人が死んでしまい、私はたくさんの死亡診断書を書いた。
4.敗戦になると、病院と学校の建物は占領,軍に接収され、陸軍病院とするからと、著者らス々ッフは出て行くように命令をされ、患者は退院させられ、職員数を減らした上で、近くの別の有床診療所で活動を再開することになった。占領軍接収後自分たちの病院として再スタートまでに、11かかった。戦後まもなくは、私は接収された軍病院のライブラリーに出入りし、新しい本を次々に読んだ。日本の医学が遅れていることを痛感して、「アメリカ医学」という雑誌の翻訳をみなで分担した。51年、サンフランシスコ講和条約が結ばれた年にアメリカ教会のスカラシップをとり、米国アトランタにあるエモリー大学で、1年間学ぶことができた。帰国後は、当時の職場である有床診療所に新しい医療機器を入れたり、当時の院長から研究と教育を担当する院長補佐に指名され、当時よその病院にはなかったインターン導入するべく活動も始めた。
5.活動の一つには教育というな柱があった。非常時に対する備えを持つこともいつも考えていた。スイスとスウェーデンの病院を視察したときには、これらの中立国でさえも、有事に備え、自前の発電機があるほか、病院の壁の中には酸素を送るパイプとサクション(吸引)のパイプが張り巡らされていることに驚いた。日本でも必要だと思い、当病院にも設置した。のちに1995年の地下鉄サリン事件が起こったとき、広いロビーやチャペルなどがすべて病室となり、急遽運び込まれて来た被害者640名を一度に収容でき、1人が死亡しただけだった。
6.これからの日本の医療に必要なことは、互いに愛をもつこと、やったことがないことにもチャレンジすること、大事が起こったときに助け合うこと、の3つを訴えている。
7.昨年夏に著者は心臓に不具合(大動脈弁狭窄症)を起こし、この年齢(102歳)では手術はできないということで、車椅子生活に入った。最初はとても抵抗があったが、車椅子は今では大切な道具となり、活動範囲を広げてくれる。
8.若い世代の人は、勇気をもち、希望をもって進んでほしい。歳を取っても行動はできる。若いときには何も恐れることはない。何よりも、平和を大事にする国にしたい。



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2017年04月22日

シリアでサリン

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オランダ・ハーグにある化学兵器禁止機関(OPCW)
シリア北西部イドリブ県での化学兵器の使用
神経ガスのサリンか、サリンに似た化学物質
ウズムジュ事務局長
分析結果「疑問の余地はない」
約190カ国が参加する化学兵器禁止条約


yuji5327 at 07:03 
池上湖心の書 

コンビニ1店舗あたりの1日売上高を見ても、セブン-イレブンが65.7万円と断トツ。ローソン(54万)とファミリーマート(522万)は似たようなレベルである。

4月21日付けの大前研一さんのニュースの視点は「東芝・ローソン・セブン&アイHD 〜ローソンがセブン-イレブンに追いつくには? 」と題する記事で参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.経営再建中の東芝のテレビ事業を巡り、トルコの家電大手ベステルは10日、「東芝のテレビ事業(テレビ事業子会社の東芝映像ソリューション)買収に向けた交渉を開始した。ベステル社はグローバルブランドを取得し、国際市場における地位の強化と販売を増やす戦略方針だが、この事業の買収には中国の海信集団(ハイセンス)なども関心を示している。
2.米国におけるシャープブランドを買い取った美的集団は、それだけで大きな利益を上げた。シャープは欧州や米国など海外におけるブランドを売ってしまって、取り返しがつかない事態になった。
3.ベステルという会社はしっかりした企業であり、東芝を買収する力は十分にあるが、日本人の心情からすれば、買収は控えてもらいたい。
4.東芝はもともと三井銀行との強い関係性を持っていた。現在の三井住友銀行では、住友系が強いので東芝支援もそれほど力が入っていないが、今の東芝再建の方法は愚の骨頂である。東芝メディカルを始め、とにかく売れる事業から売ってしまうという方法で進めている。
5、東芝の綱川社長は、「きちんと決算をすること」「上場を維持すること」という2つを大前提にしているが、大きな間違いである。今現在の東芝の時価総額は約8000億円まで下落しているから、上場にこだわらずLBOを仕掛けるべき。
6.東芝の半導体事業は2兆円の価値がある。その東芝全体を今ならたった8000億円で買える。経営陣が責任を持って銀行から資金を借りてもいい。LBOをして非上場にして十分な時間を確保する。非上場になれば、決算を延ばしても構わない。会計事務所を変更してもいい。時間をかけて考えることも出来る。
7.その上で回復してから再上場すれば、半導体事業部で2兆円を超える価値があるなら、
3割程度を手放すだけで一気に借金は返済できる。これなら何一つ事業を売却する必要はない。このような案も出ていないのだとすれば、完全に経営マインドが失われている。
8.旧三井銀行なら、この案を提示すればサポートしてくれる。投資銀行にアドバイスを求めてはいけない。投資銀行は、買ったり、売ったりしたときの手数料でビジネスをしているので、このような案は提示しない。今の東芝に対して、まともなアドバイスをしてくれる人はいないのか。東芝という会社は、良い資産を持っている。本来、今のように追い込まれる状況ではない。
9.ローソンは12日、玉塚元一会長が5月末に退任すると発表した。玉塚氏はファーストリテイリング社長などを経て2010年にローソンに入社。14年から社長、16年から会長として同社の経営を率いた。このタイミングでの退任について玉塚氏は「三菱商事を巻き込み総合力をつけられた」とし、ローソンの今後の業容拡大への道筋は整ったと強調した。
10.三菱商事対伊藤忠商事、という商社同士の戦いが明確になってきた。三菱商事としては、ローソンを完全子会社化して、人材も送り込んでいく。前社長で三菱商事出身の新浪氏が三菱商事からの圧力を嫌って、玉塚氏を抜擢して後継者にした。しかし結果としては、玉塚氏には様々な意味で三菱商事をはねつけることができず、三菱商事は資本比率を増やし、予定通りローソンは三菱商事の直営になった。
11.三菱商事が大きく動く契機となったのは、コンビニの国内店舗数の争いである。相変わらずセブン-イレブンが断トツで、ローソンは伸び悩み、合併を繰り返したファミリーマートがローソンを抜いた。伊藤忠の直接の影響力が見え始めたファミリーマートを見ていて、三菱商事も焦りを感じたらしい。玉塚氏が詰め腹を切らされることになった。
12.コンビニ1店舗あたりの1日売上高を見ても、セブン-イレブンが65.7万円と断トツ。ローソン(54万)とファミリーマート(52.2万)は似たようなレベルである。三菱商事は卸や食品関係で強みを持っているから、それを活用することで打開するのは難しい。
13.セブン-イレブンがローソンやファミリーマートに比べて圧倒的に優れているのは、商品開発力である。ラーメン有名店とのコラボラーメンの商品化などを見ても、セブン-イレブンは非常に上手である。三菱商事のノウハウが活きてくるのは原材料に近い部分なので、今のコンビニ業界で大きな力を発揮できる。
14.セブン&アイ・ホールディングスは6日、米国の中堅コンビニエンスストア、スノコLPからコンビニとガソリンスタンド計約1100店舗を取得すると発表した。買収額は約3650億円で、国内市場の伸びが鈍くなるなか、成長余地のある米国で早期に1万店体制を築く考えとのことである。
15.元々セブンイレブンは、米国のサウスランドという会社が保有していた。当初は、サウスランドとライセンス契約を結び、日本のセブン-イレブンが立ち上がり、最終的に米国の本社も買収して現在に至る。日本では2万店まで広がっている。2番目に店舗が多いのはタイで、米国は韓国と同じくらいで、約8500店舗に過ぎない。これではみっともない、ということで米国の強化に乗り出した。
16.米国のコンビニはもともと新聞やコーヒー、タバコを買う程度のもので、それを日本で進化させて逆に米国にノウハウを持ち込んで変革をしてきた。それでも未だに、米国やオーストラリアのコンビニは、「ガソリンを入れに来る」という人が大勢いる。ガソリン代の支払いをするついでに、コンビニ店内で買い物をするという程度である。実際、今回買収したスノコLPもガソリンスタンドに併設した店舗が多い。
17.米国はスーパーマーケットが24時間営業しているため、日本ほどコンビニに対して24時間営業のありがたさはない。その中で、「ガソリンのついで」から脱却し、日本のようなコンビニとして進化させていくのは、大きなチャレンジである。これから米国市場を数倍にするという目標だから注目したい。



yuji5327 at 06:50 
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2017年04月21日

線虫

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がんのにおいを好む線虫
自動でがんを検査できる装置
日立製作所
九州大学発のバイオベンチャー
「HIROTSU(ヒロツ)バイオサイエンス」(広津崇亮社長)
共同研究開発契約
2020年までの実用化
体長約1ミリの線虫50〜100匹
専用の容器の中央に入れ
隅に人の尿を垂らす
がん患者の尿には近寄り
健康な人の尿からは遠ざかる
実用化すれば数千円で検査


yuji5327 at 07:14 
池上湖心の書 

引き揚げ時、当初、政府は「治安は維持されるから、現地に留まれ」との指示をし、現地での生活を推進した。

「五木寛之著:戦後日本を生きて、
私の戦後70年談話、岩波書店書店、2015年」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.著者は戦争中は朝鮮半島で暮らしていた。福岡で生まれたが、父親の仕事の関係で、当時の植民地である朝鮮半島へ渡り、小学校はソウルだった。途中でピョンヤンに移り、平壌一中の一年生のときに敗戦を迎えた。敗戦後、北の方はなぜかなかなか引き揚げが進まなくて、1年以上経っても帰れる見込みがたたなかった。仕方なく38度線を徒歩で越えて、米軍キャンプへ収容され、その後九州へ戻ってきた。
2.引き揚げは第二の戦争のようなものでした。私たちは当初、政府の「治安は維持されるから、軽挙妄動を慎んで現地に留まれ」との指示に従って動かなかった。最近になって、外地の在留民間人をどう扱うか、当時の政府が検討していたことが分かってきた。基本的にはすぐには帰ってこさせず、現地に留まらせて、当分は現地で生活させることを推進しようとした。内地も混乱しているなか、何百万という人がどっと帰ってきたら大変だから、できるだけ放っておけ、という雰囲気だったと思われる。
3.戦後日本を生きて、何10年か前、引き揚げてきた人たちの証言を集めようとしたが、うまくいかなかった。最悪の体験をした人ほど口が堅い。逆に体験を雄弁に語る人は、他人の体験を自分の体験のように錯覚していたり、語っているうちに話に起承転結ができてきて、フィクションになってしまい、断念した。
4.引き揚げ時には、自分が被害者であるだけではなく、加害者の面も持っている。例えば、1人乗りのボートに3人が取りすがって、相手を蹴落としてでも自分が乗らないといけないような状況下で生き延びた人たちなど、語るに語れない部分がある。非常にスムーズに、家財道具も持って楽々と引き揚げられた地域もあれば、凄惨を極めて途中で全滅したところもあり、時間的にも場所的にも北朝鮮と韓国、中国大陸と旧満州では大きく違う。
5.国民軍・八路軍・ソ連軍の支配下と様々だから、その状況はなかなか一言では語れない。引き揚げた人たちは博多や佐世保、敦賀などに上陸したが、男性と違って女性は身体検査を受けることがあった。悪質な性病に罹っていないか、レイプで妊娠していないか検査を受け、望まない子供を産んだり、病気が蔓延したりしたら大変だという理由で、上陸地からトラックで施設に送り込まれて麻酔薬もない状態で処置を受けた。本来は堕胎罪で医師免許取り消しになるが、国から暗黙の依頼があったらしい。取り出した胎児は、施設の桜の木の下に埋めていたが、犬が掘り.返したりしたので、山中に埋めるようになった。当時の日赤の関係者の方は、「麻酔薬のない状態で処置をしたのに、ほとんどみんな痛いと言わなかった」と言っている。
6.かつての戦争では、占領地では5日間か1週間は何をしてもいいということになっていたらしい。ソ連軍もピョンヤンに入ってきてから、公然たる暴行略奪が続いた。しばらくして、それを取り締まるスメルシュという憲兵が動き始めてから、ピタッと止まった。それでも夜な夜なソ連兵が銃を持って、婦女子を強奪しに来ることは続いていた。そういう陰惨な記憶はあまり語られないままに、戦後70年が経った。引き揚げてからの数年間は各地に引揚者の集落があった。引揚者は戦後しばらく差別されていた。帰ってきて、祖国の人に温かく迎えられることを期待してもいませんでしたが。
7.戦後の若いフランス文学ファンの学生は、サルトルの実存主義に共感するグループとカミュにシンパシーを抱くグループに2分されていたが、私はアルジェリアの引揚者だったカミュにどこか共感するところがあった。カミュの『異邦人』は、「引揚者」と訳した方がいいのではないかと思った。
8.戦後日本の歩みは、70年かけて徐々に変わってる。いまが戦前のような雰囲気になってきたなどと簡単に言うが、著者が大学に入った1952年ころの日本は明日にでも社会主義国になるのでは、という雰囲気だった。スターリンが亡くなったときには涙を流していた学生もいた。その後、スターリン批判があり、ソ連崩壊などがあって、いまの状況にある。70年をひとくくりにして、戦前とのアナロジーを論じるのは無理である。
9.いまの日本は人間でいうと70歳を超えた。戦後民主国家として誕生して、人間でいう70歳。これからどうやって晩年を豊かに成熟していくかを考える時期である。20歳のときの状況と、70歳では全然違う。高齢者には高齢者の生き方があって、決してマイナスではなく、豊かな晩年と考えたい。親鷺は80を超えてたくさんの著作や和讃をつくっている。70には70の人間のやるべきことがある。
10.ドストエフスキーの作品は、日本では初期のころはミステリーや推理小説のように読まれていた。やがて文学作品として読まれるようになり、最近では思想・哲学として読まれている。その中で奇妙に抜け落ちているのが、信仰の問題である。『罪と罰』も神という概念抜きでは成立しない。いまの中東や「イスラム国」の問題もそうである。宗教の問題を抜きにして国際政治は語れない。アメリカを物質文明と科学の進んだ豊かな軍事大国だと思っているが、実は神国アメリカと考えるべきである。日本は明治に、神道と仏教を否定して、天皇教という新しい宗教を国が推進した。そのためには命を捨ててもいいと徹底的に教育されてきた世代である。天皇陛下がいらっしゃるということで、やってきた。日本が戦後70年と違う道を選択するとしたら、根本的な信仰として何を持ってくるのか、何もない。


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2017年04月20日

英国総選挙

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テリーザ・メイ英首相
6月8日に総選挙を宣言
2020年より3年前倒し
イングランド、ウェールズ、スコットランドの人
オンラインで登録可能
ブレグジットの賛否問う
現在の保守党は定数650の下院で330議席
ブレグジットに反対する自由民主党
議席を大幅に増やし
保守党が敗北すれば
ブレグジット戦略の先行き不透明
世論調査結果、保守党の支持率は43%


yuji5327 at 07:12 
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民主主義は反対思想も認めなければならない。反民主主義的思想が大多数を占めれば、独裁者が個人の基本的人権を弾圧する。民主主義は反民主主義に対して警戒しすぎることはない。

「森村誠一著:裸にされつつある日本国民、
私の戦後70年談話、岩波書店書店、2015年」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.戦前・戦中時代は、自由はない理不尽な時代であった。大東亜共栄圏、八紘一宇を目指して、泥沼に陥った日中戦争から国民の関心を逸らすために、国力40倍の米国以下、英、仏、蘭、豪、中などの連合国を相手に開戦し、太平洋戦争に暴走した1941年から1945年著者は8歳から12歳の少年であった。
2.この間、政権は完全に軍部に乗っ取られ、この無謀な戦いを総力戦とし、国民皆兵、銃後の守りを国民に求めて、ついには学徒まで卒業年度を早めて戦場へ駆り出した。その頃敗色濃厚な戦勢を立て直すために「一機一艦」をキイ・ワードにした、決死ではない、必死の特攻が発明された。
3.世界の戦争史の中でも必ず残しておく生還の道を、生還率ゼロに閉ざした必死の攻撃をもって、最後の抵抗をしようとした。特攻は事実上の強制であり、20代前後、若い者は17歳の少年兵までが、生還率ゼロの特攻に駆り出された。
4.戦争は人類の天敵であるが、敵国に見える前に、狂信的な軍部の指導者が否応なく国民を殺していた。その指導者は敗戦後、敗戦国としての国際裁判にかけられる前に、未遂の自殺を試みて責任を逃れようとした。
5.裁判は勝者の主導であったが、勝率ゼロの絶望的な戦争に国民を強制的に導いた戦争指導者の責任は大きい。「国を護る」を大義として、国民を殺し、「生きて虜囚の辱を受けず」と、絶望的な戦いにおいて生き残った兵士にですら自殺を命じた。
6.国民よりも国を優先する発想であり、国民の命を「馬より安い一銭五厘(召集令状経費)と軽んじた。否応なく駆り出された兵士の大半は不帰の客となり、遺族に返された骨壷には石が入っていた。大量の死者に個人識別は不可能となり、戦場や抑留地の石を骨壷に入れて、兵士たちの遺族に送り返した。
7.戦争は人命を殺傷するだけではなく、国土を焦土と変え、人間の精神を荒廃させる。国民を戦争の補給源として、基本的人権を超えるすべての自由を奪い、個人の人生を破壊
した軍国主義は、終戦をもって崩壊し、戦争によって学んだ永久不戦を誓う憲法が生まれた。
8.終戦後70年、一度は政権を丸投げにした無責任の安倍晋三元首相が、前政権の失政に便乗して、「私は最高責任者である」と豪語して甦った。すでに政権丸投げの前科のある元権力者は信用できない。まず人事からして内閣法制局、NHK、日銀等、すべて自分と同腹の者を集め、茶坊主を側近とする私的懇談会に囲まれて、永久不戦を誓った日本を、再び戦争可能国家に変えるための解釈改憲によって、戦争から学び得た平和の支柱九条を揺さぶってきた。
9.安倍政権の怪しさは、まずは憲法9条を狙い、国民の激しい抵抗を無視して、閣議だけで憲法の解択を変えたことである。それも全国的な反対を無視して、民主主義の基本である、国民の知る権利を奪うA、特定秘密保護法案を強行採決し、つづいてB、国家安全保障会議、C、集団的自衛権行使、D、武器輸出三原則を見直した戦争可能国家への道を突き進んでいる。
10.大企業に有利な経済再生と称して財界を手なずけ、放射能物質が依然として流出している福島原発に目隠しして、原発事故は「アンダー・コントロール」と世界に嘘をつく。教科書にまで政治介入して、戦争の非人間性を隠し、恐怖政治の下、国民の団結を強調し、「欲しがりません、勝つまでは」と、子供たちまで小国民として戦争に協力させた事実を隠し、「国民一億火の玉だ」と呼びかける教科書の採択を推進している。
11.2006年12月一次安倍政権の下、個人の尊重という名目で教育基本法が改変されている。個人の尊重による教育再生は能力競争に傾き、経済再生と連結しやすい。教育再生は憲法改変の下敷きにされている。戦中、米英は鬼畜と教えられ、体操の時間には、チャーチルやルーズベルトを象った藁人形の刺突訓練をさせられた。
12.戦争賛美の教科書にまで政治介入してくる安倍政権の所信演説において、「戦後以来の大改革」を強調し、国民の強い反対を崩そうとして、その中核である憲法や集団的自衛権等については、「国民的な議論を深めていこう」と言いながら、極めて抽象的な呼びかけで通過してしまった。戦後以来の大改革といえば、まずは憲法であり、国民的になんの議論を深めていくのか。彼の言う戦後以来の大改革とは、永久不戦を誓った世界ただ一つの国から、戦争可能国家に改造することである。
13.首相は、安定した政治の下で、「この道をさらに力強く前進せよ」と呼びかけたが、この道とは、70年以上前に来た道であり、国民の自由と生命を蹂躙した軍靴が踏んだ道のことである。今日の政権の与党以下国会議員の大多数はまだ生れていないか、ごく少数は幼・小児であった。さらに憲法学者の大多数もまだ生まれていない。戦争を知らない若い学者は占領下でつくられた憲法というが、ちがう。新憲法は、戦争にうんざりした国民の総意によるものであり、明治憲法を焼き直したような日本試案にマッカーサーが手を貸したのである。
14.民主主義は思想や表現の自由を許し、その反対思想も認めなければならない。反民主主義的思想が大多数を占めれば、必ず思想や表現の自由を制限し、最高責任者が独裁者となって、個人の自由と基本的人権を弾圧する。民主主義は反民主主義に対して、いくら警戒しても、しすぎることはない。


yuji5327 at 06:53 
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2017年04月19日

昨年の宅配便38億個」

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ヤマト運輸
多くの社員
休憩時間を十分に取得できていない
新たに労働時間に対し一時金
従業員8万人中4万7,000人に残業代が未払い
2年間の未払い残業代合わせて約190億円
2017年3月期に取り扱った宅配便
過去最高の約18億7,000万個
プロジェクト名は「ロボネコヤマト」
利用者は荷物を受け取りたい
2018年に自動運転の導入も検討
再配達を減らしてコストを下げ
配達員の負担を減らす。


yuji5327 at 06:57 
池上湖心の書 

バブルの判断基準は、スーパーカーのショーウィンドウである。アストンマーティン、フェラーリ、ロールス・ロイス、ロータスとか、最近また目立つ。

「五木寛之、佐藤優著:
異端の人間学 (幻冬舎新書)
五木 寛之
幻冬舎
2015-08-06

異端の人間学、幻冬舎、2015年」は面白い。「第一部:人間を見よ」「本質をつかめなくなった日本人」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.ウクライナ危機やロシアとアメリカの関係悪化に象徴されるように、国際社会の中でのロシアの存在感はよくも悪くも高まる一方である。そういう時代に、ロシアという国やロシア人のものの考え方を知ることは、知識人にとって欠かせない教養のはずなのに、そこがすっぽりと抜け落ちている。
2.ロシアは、これからの21世紀、22世紀で最も注目しなければならない国家である。アメリカの資本主義がどうなるかわからないが、アメリカが自分のシステムの崩壊を防ぐためにあらゆる努力をしていく過程で、おのずとロシアの存在感を浮かび上がらせる。
3.日本人のロシアやロシア人に対する関心は、現在、史上最低といっていいほど薄れている。ヨーロッパでは、ロシア語を勉強する人やロシア文学専攻者は増えているぐらいだから、日本だけがロシアへの感度を下げている。日本とロシアの人的交流も以前に比べるときわめて少ない。
4.スターリン主義的な精神形成を受けた世代は、世の中の全体的な空気としてはソビエトに対する偏った幻想があった。その後、スターリン批判によって当時のソビエト観が崩壊し、さらにその後のペレストロイカで2度目の崩壊をした。
5.経済の面では、1950年代から60年代にかけて、日本とソ連は非常に接近していた。、日本で漁業のウェイトが高かったころである。それからだんだん疎遠になった。80年代のペレストロイカのころは、人的な交流は盛んだったが、その後、1992年にエリツィン大統領が訪日をドタキャンして、それ以来冷めていった。政治の世界での首脳会談と世間一般の感覚は、意外と関係がある。
6.あのドタキャン以降政治家が来なくなり、経済人も文化人も来なくなる。ロシアの専門家や学者も、どんどん層が薄くなっている。安全保障の分野でロシアの専門家が減ってる。中東や中国にシフトしている。ロシアに憧れる人も減っている。日本とロシアは隣国である以上、コンスタントに専門家をつくらないといけない。コンスタントにロシアの専門家をつくっているのはイギリスである。
7.イギリスは、ロシアは怖い国ということをいつも国民に伝えている。ロシアに関する知的な資源が乏しくなると、時代の見方や世界の見方を曇らせる。ロシアに対して愛憎2つの気持ちがある。満州や北朝鮮にソ連兵が来て、大変な狼籍があったが、おそらく囚人部隊が一番最初に来ていたからと思われる。ソ連兵が怖いのは2つで、敵兵が1つとスメルシュ。彼らに比べれば、日本の憲兵とかソ連の秘密警察も大したことはない。スメルシュはその場で射殺する。街頭で殺しっぱなしで死体も片付けない。平壌で、スメルシュの恐ろしさを目の当たりにした。
8.ソビエト愛国文学のような体裁を取りながらも、国家や政府に頼ることができず、信用できるのは具体的な人間だけだというロシア人の人生観が非常によくわかる。ドイツ軍の捕虜になったソ連の将兵は、帰国後、ほぼ例外なく、強制収容所に送られた。スターリンが捕虜になった将兵を裏切者と考えた。
9.ドイツ人のロシア専門家に教えられたことだが、地方都市に行って、その都市のサーカスと動物園、あるいはバレエを見に行くと、その国の基礎体力がわかる。基礎体力がなくなってくると、その辺がガタガタになって、動物園が臭くなったりする。
10.バブルというものを判断する基準は、スーパーカーのショーウィンドウがいくつあるかである。アストンマーティン、フェラーリ、ロールス・ロイス、ロータスとか。前回のバブルのときもすごくて、バブル崩壊とともにあまり目立たなくなったが、最近になって、あちこち派手にやっている。ポルシェも去年、戦後最高の売れ行きだった。


yuji5327 at 06:41 
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2017年04月18日

忖度

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安倍晋三首相
全国各地の名産品
山口県の物産が書いてない。
おそらくある
私が申し上げたことを忖度していただきたい
GINZA SIXのオープニングセレモニーのあいさつで


yuji5327 at 06:59 
池上湖心の書 

核兵器を廃絶できない人類は、やがて滅亡する。国家間の戦争は、やれるはずがない。軍事力を強化しても無意味。この国の存続を望むなら永世中立を宣言すること。

「ジェームス三木著:若者たちへ、
私の戦後70年談話、岩波書店書店、2015年」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.戦争を起こすのは国家ではない。国家になりすました「時の政府」である。権力を維持するために、国民に被害者意識を植えつけ、マインドコントロールして外敵をつくる。場合によっては国民にも銃口を向ける。戦争の本当の意味は、大量に人を殺すことである。武器は人を殺す道具であり、軍事演習は人を殺す訓練である。
2.大東亜戦争、太平洋戦争に駆り出された兵士は、240万人が戦死した。生き残った兵士が、戦場について語ることは少なく、家族にも口が重かったのは、中国本土や東南アジアで、1千万人も殺した光景が、心にこびりついているのと、国に命を捧げずに生還したのが、後ろめたかったせいである。
3.戦争といっても、他国に攻め込む側は軍隊だけだが、攻め込まれる側はすべての国民が巻き込れ、家も故郷も国土も焼かれ、殺戮、略奪、凌辱が横行ずる。殺気立った若い男が、何10万人も襲来するのだから、惨憺たる悲劇になる。これを侵略という。日本はアメリカに占領されるまで、一度も外国の侵略を受けていない。攻め込んだのは常に日本軍で、
豊臣秀吉は朝鮮全土を2度も蹂躙し、7万5千人といわれる男女の俘虜を拉致している。
4.明治政府は強引に韓国を併合し、日本の領土とした。韓国各地に神社を立てて天皇を崇拝させ、小学校から日本語を教え、姓名も日本名にするよう奨励した。昭和7年には満洲事変を起こし、五族協和の満洲国を、強引に樹立した。
5.日本がアメリカと戦争したとき、北朝鮮の人々は、日本人であり、戦時中は日本軍人として、特攻隊にも参加していた。日本の首相の靖国参拝が、中国の批判を受けたときも、国のために戦死した英霊を参拝してどこが悪いと居直ったが、中国人にして見れば、国土を荒らしまくり、父母や祖父母を殺した東洋鬼が、祀られているのだから、面白くない。
6.日本人の歴史認識が薄いといわれるのは、このことである。ものごとを相対的に見ず若い世代にきちんと歴史を教えないまま、選挙権の年齢を下げるのは、どうも危なっかしい。
7.著者は旧満洲(中国東北部)の奉天(藩陽)で生まれ、小学生時代は太平洋戦争の最中だった。五族協和といっても、満洲国は日本人が幅をきかせ、国際連盟が承認しないまぼろしの帝国である。日本人が多く住む大和区は、町の通りも小学校も、千代田、葵、春日、弥生など、日本名がついていた。
8.軍国教育に洗脳された生徒たちは、教室で軍歌を合唱し、鬼畜米英撃滅を叫び、神州不滅を信じ切っていた。黒板の上の級訓は「特攻体当たり」で、一日も早く戦争に行き、天皇陛下のために戦死するのが夢だった。いま思えば、アラーの神を信じて自爆テロに走るイスラム国と、同じである。
9.昭和20年に入ると、東京大空襲、沖縄への米軍上陸と戦況が悪化し、満洲にも米軍のB29が飛んできて、1トン爆弾を落した。そのうちソ連軍の戦車3千台が、ソ満国境を越えて侵入してきた。親も教師も関東電-が守ってるから大丈夫だといったが、このとき関東軍はフィリピン方面に回されて空っぽだった。北満を開拓していた日本人は、土地も赤ん坊も棄てて、南方へ逃げてきたが、約20万人は犠牲になった。やがて広島と長崎に原爆が落とされ、ソ連軍が奉天に達したときは、日本の無条件降伏で戦争は終っていた。
10.真っ先に入ってきたソ連軍の兵士は、手の甲に入れ墨のある囚人部隊で、略奪暴行のかぎりをつくした。若い女性は頭を丸刈りにして床下に隠れ、ピストルを突きつけられた著者は、膝ががくがく震え、大和魂どころではなかった.
11.旧満洲にいた200万の日本人は、着の身着のまま追い出され、戦争難民として引き楊げた。もっとも驚いたのは、神様と信じていた天皇陛下の人間宣言であった。私たちは権力者に、騙されていた。
12.核兵器を廃絶できない人類は、やがて滅亡する。国家間の戦争なんか、やれるはずがないのに、軍事力を強化しても無意味である。この国の存続を望むなら「永世中立」を宣言すること。人類の歴史をつなぎたければ、国境も国籍もなくし、世界をひとつの憲法、ひとつの通貨で結ぶことを目標に、若者にがんばってもらいたい。


yuji5327 at 06:51 
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2017年04月17日

宅配サービス競争限界

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パソコンやスマホで手軽に注文
ネット通販を利用する学生
配達日に商品を受け取れない。
受取人不在による再配達
運転手らの負担は深刻
ヤマト運輸は27年ぶりの値上げ
時間帯指定の配達
ネット通販、
配送料無料
即日配達
サービス競争が過熱
システムの研究開発急務
便利さへの対価があるべし。

yuji5327 at 06:47 
池上湖心の書 

政治家の場合、親露派とか言われると具合が悪い。ロシアと北朝鮮に本音では取り組み成果を出してほしい。通訳も、識見のあるブレーンがいないとダメだ。

「五木寛之、佐藤優著:
異端の人間学 (幻冬舎新書)
五木 寛之
幻冬舎
2015-08-06

異端の人間学、幻冬舎、2015年」は面白い。「第一部:人間を見よ」「本質をつかめなくなった日本人」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.ロシアで感心したのは、賄賂の分配である。税関なんかでいろいろ賄賂のやりとりがあるが、それを絶対独り占めしてはいけない。一度集計して、あとで直接の窓口でない人間も含めて分配する。だから賄賂の思想というか、賄賂のカルチャーというしっかりした伝統がある。
2.ロシアの賄賂のもう一つの特徴は、長期的な貸し借りをしないこと。今日賄賂をもらったら、今日分配してしまう。親方が関係者全員を集めて、「おまえの取り分はこれ、おまえの取り分はこれ、俺は親方だからこれだけ取る」と。みんなのいる前でロシア人は賄賂の分配をする。非公式の贈与だったり分配があるから、ロシアの労働者の平均給与を数字で出しても、実際の生活をまったく反映していない。
3.ソ連共産党中央委員会の高級幹部は専用ホテルを使えるが、一般の庶民は使えないから、給与が同じくらいでも、どの店を使うことができるか、どのレストランに入れるかということで購買力が変わってくる。それが権力である。ロシアの高級レストランでも予約が難しいが、外交官身分証を持っていると、横から入れる。まともに付き合ったら大変なことになる。1食5000キロカロリーぐらい食べる。
4.ロシアの場合、100キロを超えても太ってると言わない。ロシアで「太る」は120キロを超えてからである。ロシアの家庭用のヘルスメーターは120キロまで測れる。120キロを超えると、ヘルスメーターを2台買ってきて片足ずつ乗せて合算する。
5.1991年のソ連崩壊の当時の実態というのは全然伝わってなかったが、いまは当時よりもさらにロシアに対する関心は低い。アメリカに対する情報の量に比べると、あまりにも低すぎる。北方領土問題で騒ぎながら、ロシアの文化とかロシア人に対しての関心が低いというのは、大きな問題である。日本の警察のロシア語力はあまり高くないから、ロシアの情報関係者を追跡していても、何を話しているかを察知することを、最初から諦めている。
6.外交では、ロシア語が自由に読み書きできる人がたくさんいないとまずい。外務省の若い人の通訳は、言ってることが全然わからない。たとえば、小泉純一郎とプーチンの会談なんて、ひどい。小泉さんの話したことを通訳したロシア語を、日本語に再び翻訳すると、「あんたさん、ロシア大統領だと、おいら日本総理やってたな。そんでモスクワ行ったんだけど、あれ雨降る白い雲散らした何か兵器、それいまどうなってる?」もともとは、こういう話である。「わたくしが対独戦勝記念日のときにモスクワに行ったとき、私は総理であなたは大統領でした。あのとき、ずっと天気の日が続いてました。なんでも雨雲を散らすような仕組みがあるという話なんですが、そういった技術はどういうふうに今してるんでしょうか」
7.そんなことで、北方領土の問題なんか語り合えない。2014年に、プーチンの側近といわれているセルゲイ・ナルイシキン下院議長が来日したとき、ぶら下がり取材を受けていて、「北方領土の問題などもプーチンさんは考慮されてるんでしょうか」と尋ねられたとき、「もちろん」と即座に答えた。その辺は全然訳さないで、そういう問題も考えてると思います、とテロップが出てた。まったくニュアンスが違う。
8.政治家の場合、親露派とか言われると具合が悪い。ロシアと北朝鮮に政治家は、本音では取り組み成果を出してほしい。そのために、通訳も含めて、識見のあるブレーンがいなきゃいけない。
9.日本のインテリジェンスの世界は不思議である。アメリカだと、CIA(中央情報局)にハーバード大学の学生のころからスカウトして入れちゃうとか、イギリスだったらケンブリッジとかオックスフォード出た青年が入局するのが、知識人の一つのエリートコースだけど。日本にはそういうイメージがない。文化の違いである。


yuji5327 at 06:30 
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2017年04月16日

ブラックホール

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ニューハンプシャー大学
ダーチェン・リン氏のチーム
巨大ブラックホール
10年もの間、星を飲み込み続けている
18億光年離れた銀河の中心で展開
ブラックホール「XJ1500+0154
太陽質量の100万〜10億倍の質量
超大質量ブラックホール


yuji5327 at 07:15 
池上湖心の書 

いま、政治家全体が世代交代して、戦争の本当の厳しさ、残酷さ、わが国が戦争で中国や東南アジアの国々に傷跡を残したか、をわからない人たちが政治をやっている。

「野中広務著:政治家ば過去と謙虚に向き合え、
私の戦後70年談話、岩波書店書店、2015年」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.野中氏は今年の10月で満90歳になる。子どものころには226事件とか515兵隊に入って6カ月した時に高知で終戦を迎えた。当時19歳だった。これまでの政治生活で、戦争で死ななかった者として、戦争でなくなった人たちの無念さを少しでも晴らすことができたらと思い、戦争のあった地域を回って、慰霊祭などの活動を行ってきた。中国、インドネシア、シンガポール、フィリピンに計5回くらい行った。ミャンマーだけは、内紛が起きて入れず、国境付近で引き返さざるを得なかったが、命ある間にミャンマーには行って慰霊をしたい。
2.中国にはいまでも旧日本軍が遺棄した化学兵器の処理が十分にできていない地域がある。身体が半分真っ赤なケロイドになった中国人の若い女性が野中氏のところを訪ねてきて、「私がこの身体で日本にやってきたのは、日本に補償してくれとか、そういうことを言いに来たのではありません」「ここに入ってはいけない」という立札があったところに、私が好奇心で中に入ったために、こんな身体になってしまったのですから。ただ、遺棄化学兵器というものがどのように中国の人たちに影響を与えているか、犠牲の大きさをわかってほしい」と言ってきた。
3.いま、政治家全体が世代交代して、「戦争」というものの本当の厳しさだとか残酷さだとか、あるいはわが国が戦争で中国や東南アジアの国々にどのような傷跡を残したか、どのような犠牲を払ってきたかをわからない人たちばかりが政治をやっている。若い時から自分の目で事実を確かめてきた自分たちと、いまの政治家たちとでは、認識のギャップが大きすぎる。
4.今は自分の意見をはっきりと主張する政治家がほとんどいない。安倍さんがこの国をどのような方向に持って行こうとしているのか、よくわからないのがいまの状況なのに、正面から党内で意見を述べ、闘いあう勢力がまったくいない。
5.中国・韓国との関係はどの国よりも大切にしていかなければいけない。日本が中国で行ったあの戦争の大きな犠牲と傷跡をどう修復していくか、どのように信頼関係を構築していくか。植民地支配を行った韓国に対しても同様である。
6.自分が子どもの頃、家のほど近く、300mばかり向こうの山のところで軍隊直轄の工場が試器の製造をやっていた。朝鮮半島から日本に連れてこられた人たちが宿泊所を出て私の家の前をいつも通ってそこへ向かっていた。日本人が鞭でバーンとしばいて、彼らが血を流しながら連れて行かれる様子を眺めていた。家の近くにはマンガン鉱もあって、そこでも朝鮮半島の人たちが大勢採掘作業に従事させられていた。それが植民地支配の実態である。
7.従軍慰安婦問題も、もっと謙虚に向き合わないといけない。野中氏が現職の時にアジア女性基金ができて、原文兵衛参院議長を理事長として、民間にも協力してもらって、台湾、フィリピンなどに償い事業を行ってきた。韓国は、当時ほとんどの女性が家庭に入って、過去のことを告げずに平和な家庭を築いていた時だから、自分から名乗って見舞金を受け取るということはほとんどなかった。また、韓国国内からも「もらったらいかん」という話があって、多くの人が見舞金をもらっていない。しかし、あったことだけは事実である。戦争から帰ってきた人たち、特に中国から帰ってきた人たちから.、情けないような話を自慢たらしく聞かされた。
8.沖縄は、日本で唯一戦場になった場所である。県民、10万人余りが犠牲となり、見るも無残な戦場になってしまった。沖縄は戦争が終わって70年たつのに、いまも米軍基地の74%があり、沖縄のいい場所が全部アメリカの基地にとられている。そういう沖縄の人たちの気持ちを謙虚に受け止めようとしない、いまの政治家は何を考えているのか?
9.翁長雄志・現沖縄県知事は、非常に肚の据わった人で、私たちと同じく自民党の県会議員をつとめ、沖縄県連の幹事長も何回もやって、本当に信頼し合える仲間だった。あの人が、前の沖縄県知事・仲井真弘多さんの選対本部長をつとめた。仲井真さんは翁長さんと2人で「基地は県外」とずっと言ってきて2同当選した。それが、2013年の12月に、仲井真さんは突然、「辺野古を容認します」と言ってハンコを押した。
10.沖縄の基地問題のこれまでの長い経緯を知っている者としても、なぜ県民に説明もなく変節したのか、情けなく強い憤りを感じる。いろいろな経緯があったが翁長さんが辺野古移設反対を掲げて県知事選挙を闘ったのは、沖縄の人なら当然のことだと思う。結果としても当然すぎる結果が出た。
11.沖縄の民意がああいう形で示された以上、翁長さんが中央に行ったら、謙虚に挨拶を受けるのは民主政治の基本である。それを2度も断るなど失礼なことがあってはならない。丁寧に対話を積み上げて正常化を図ってくれなければ双方にとって不幸な時問が過ぎるだけである。いま、安倍さんの高揚したような発言ぶりに、国全体が誤魔化されて、あれが勇ましいと受け取っている。マスコミがあまり批判をしない。御用新聞に変わってしまった新聞もある。本当にマスコミの責任は大きい。
12.8月15日に出すという安倍総理の談話もいろいろ言われているが、事実は一つしかない。過去の事実は現実として受け止めて、過去に対して謙虚でなけれぼ。現実に目をつぶって、近隣諸国や世界の信頼を得ようとしても無理である。安倍さんは、過去についてある程度認めて、未来志向の方に談話の重点を持って行こうとしているが、将来を語る前に、この民族の前の時代の先輩たちがどのような施策の誤りによって、軍国主義を徹底し侵略に出てしまったのかを、もっと冷静に謙虚に受け止めて反省をしなかったら、この国の将来は危うい。このままでは、死んでも死にきれない。


yuji5327 at 07:11 
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2017年04月15日

トランプ政権対北けん制

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アフガニスタン駐留米軍
同国東部ナンガルハル州
大規模爆風爆弾(MOAB)の「GBU43」を投下
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)
トンネル施設を攻撃
MOABは核兵器を除く通常兵器としては最大の破壊力
実戦で使われるのは初めて
MOABは精密誘導爆弾
大型輸送機から投下
8トン以上の爆薬が搭載
全爆弾の母
北朝鮮は対処しなければならない問題



yuji5327 at 06:44 
池上湖心の書 

アメリカは、幼稚な思考でしかインテリジェンスや監視社会を捉えていない。データを集めても、テロの対策ができない。データと経験を結び付ける直感の力が衰弱している。

「五木寛之、佐藤優著:
異端の人間学 (幻冬舎新書)
五木 寛之
幻冬舎
2015-08-06

異端の人間学、幻冬舎、2015年」は面白い。「第一部:人間を見よ」「本質をつかめなくなった日本人」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.アメリカのインテリジェンスも相当弱くなっている。スノーデン事件は、アメリヵのNSA(国家安全保障局)とCIAに在籍していたエドワード・スノーデンが、『暴露』という本を書いたが、これを読むと、アメリカはインターネットを使ってありとあらゆる秘密を取っていることがわかる。
2.あれだけ機密情報を取っているのに、テロの防止に何の役に立っていない。情報をほとんどビジネスというかカネ儲けに使っている。相手の情報を盗んで、ビジネス交渉を有利に進める。そういう中でスノーデンのような告発者が出てきた。
3.スノーデンのITに関する知識は、世界トップクラスだが、『暴露』で書かれている彼の正義感は、中学生程度である。その中学生の正義感のまんまで、「こんな悪いことをアメリカはしていると初めて知った。だから僕はこれを世界に知らせないといけない」と言って暴発しちゃった。
4.5.アメリカの新自由主義的な幼稚性は、ソ連の崩壊とも無縁じゃない。国家の仕組みが変わった。アメリカのアメリカは、非常に幼稚な思考でしかインテリジェンスや監視社会を捉えていない。データ主義の貧しさが感じられる。データを集めても、テロの対策ができないというのは、データと経験とを結び付けられないということである。直感の力が衰弱している。
金持ちというのはいつの時代にもだいたい人口の5%ぐらいいる。東西冷戦が終わるまではその金持ちが、政府を通じて強度な累進課税制による再分配に賛成するという、いわば共産主義が、資本主義の暴走の歯山め役になっていた。
6.共産主義の脅威がなくなり、世界全体が弱肉強食になったので、大金持ちたちは、自分たちの資産をファンドの形で社会に還元するようになった。ビル・ゲイツ)にしても、アマゾンの創設者で現社長ジェフ・ベゾスにしてもみんなそうである。彼らの個人資産というのは、アフリカ、中南米の国々のGDPより多い。そこまで巨額の個人資産というのも、冷戦前にはなかった。
7.彼らは、ファンドという形で社会に還元するのは、慈善事業じゃない。奨学金という形でハーバードとかの学生に奨学金を与えれば、もらった学生は関連企業に将来就職する。あるいは、資金を援助して委託研究をする。すなわち社会に富を還元するパイプの中で、自分たちの富を増殖するシステムがより強化されるような方向に向かう。
8.ソ連の崩壊から20年ぐらい経って、こういう新自由主義的なシステムが定着した。これからはロシアが再び大きな存在になっていく。サントロペとかニースとか南仏の海岸沿いに行くと、もうほとんどいいところの別荘はロシア人が買っている。ベルギー、ロンドンも、高級住宅地はだいたいロシア人が持っている。旧国有財産をすべて分捕ったとんでもない大金持ちがたくさんいる。



yuji5327 at 06:34 
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池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
(平成28年度、国立新美術館にて開催)
・読売書法展(8月開催、現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(3月開催、現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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