2017年11月01日

カタルーニャ独立宣言

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スペイン東部カタルーニャ自治州
州都バルセロナ
州の「独立宣言」に反対するデモ
市当局は約30万人が参加したと発表
自治権停止罷免されたプチデモン氏
彼が選挙に参加すれば、民主的な抵抗

yuji5327 at 06:55 
池上湖心の書 

親をゲノムで選び、どんな子どもが生まれるか予測するシステムの特許は取得され、サービス会社がある。

「池上彰、岩崎博司、田口英樹著:
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ、東工大で生命科学を学ぶ、朝日新聞出版、2016年9月」は面白い。「第4章:地球が多様な生命であふれているのはなぜですか」の「地球上にこんなに多くの種類の生物がいるのはなぜですか」「両親のゲノムから子どもの特徴は予測できますか」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.地球上にはいろいろな種類の生物がいて、全然違うように見えるのに、細胞レベルではほとんど同じしくみで機能している。そのしくみを解明するのが、生命科学という学問である。同じしくみで機能している生物がこれほどまでに多種多様にいるということは驚きである。
2. DNAを正確に複製して細胞が分裂し、100パーセント正確に複製されていれば、遺伝子が異なる多様な生物は生まれていないはずだが、現実はそうではなく、生物の種類が多いだけでなく、同じ人間の中でもいろいろな人がいる。多種多様な生命がおり、多様な生物種と、同じ生物種の中でも多様な個体がいる。日本人と外国人とは目の色などが違い、見た目だけではなくて、体質もバラバラ。お酒が全く飲めない人もいれば、いくら飲んでも平気な人もいる。
3.遺伝子のほんのちょっとした差で変わる。お酒を飲んでも平気かどうかは、「アセトアルデヒド脱水素酵素」というタンパク質を作る遺伝子の個人差で大きく決まる。血液型も多様で、ABO式だけを見ても4種類ある。みんな同じ血液型で問題なさそうなのに国や地域によって割合が違う。日本ではA型が多いが、ブラジルではO型がほとんどである。
4.特定の血液型だけが現在まで生き延びているという可能性はある。感染症という環境の影響を受けている。例えば、鎌状赤血球症とマラリアの関係がある。鎌状赤血球とは、赤血球の形状が変化して、酸素を運ぶ能力が落ちた赤血球のことで、酸素を運ぶヘモグロビンを作る遺伝子が変化したことで起きる病気で、貧血を引き起こす。鎌状赤血球症は、鎌状赤血球を作る遺伝子を父親・母親両方から受け取った場合は重い症状となり、ほとんどは成人前に死亡する。片方の遺伝子が正常であれば、日常生活を送る分には支障はない。
5.マラリアの原因となるマラリア原虫は赤血球内で増殖するが、鎌状赤血球内では生存できない。マラリアに強いから今でも鎌状赤血球を作る遺伝子が残っている。日本では鎌状赤血球を作る遺伝子をもつ人はほとんどいないが、マラリアが流行するアフリカでは25%もの人が異常ヘモグロビン遺伝子をもっている。多様な人間がいる理由の一つに、そういった生存に関わる環境がある。
6.遺伝子からどんな子どもになるのか予測するのは、実際には単純な話ではない。たとえば、お酒に強いかどうかは確率的に予測できる。これらは特定の遺伝子だけで決まっていることが明らかになっている。しかし、美人になるかどうか、頭がいいかどうかは、1つの遺伝子だけで決まらない。複数の遺伝子が関わっているし、環境要因や文化の影響も受ける。
7.予測できるのは、血液型などごく1部で、予測できないものが圧倒的に多い。一人ひとりのゲノムが全部解読されるようになると、あるカップルからどんな子どもが生まれるのか、予測するシステムが将来出てくるかもしれないが、ゲノムだけで人間が決まるほど単純な話ではない。かつての優生学のような間違った認識を繰り返してはいけない。
8.親をゲノムで選び、どんな子どもが生まれるか予測するシステムの特許はすでに取得されている。2013年9月、アメリカの遺伝子解析サービス会社「23andMe」は、精子または卵子提供者(ドナー)と、受け取る者(レシピエント)の両者のゲノムを解析することで、生まれる子どものがんリスクや目の色、寿命などを総合判定して最適なドナーを選択できるシステムの特許(特許番号US8543339)を取得した。2016年現在、運用はされていない。なお、この特許は個人向けの遺伝子解析サービスとして世界で100万人近くのユーザーを獲得している。遺伝子を調べる料金は149ドル(約1万5000円)。日本でも同様のサービスがある。


yuji5327 at 06:38 
健康 | 新技術

2017年10月31日

3メガ銀デジタル化

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みずほ銀行など3メガバンク
大規模な構造改革
デジタル技術による効率化
3.2万人分の業務量を減らす
マイナス金利政策の長期化
人口減で国内業務は構造不況
6万人を抱えるグループ
一部には内向き志向
現状安住の意識
内部資料が過剰品質
無駄な業務をなくす意識改革


yuji5327 at 06:49 
池上湖心の書 

白川先生の指導のもと研究を進め、ポリアセチレンを負極に用いて、非水系の二次電池を開発することを思い立った。負極に適している上、充電と放電を繰り返しても安定していた。

「吉野彰(旭化成株式会社顧問・技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター理事長)著:リチウムイオン電池現在・過去・未来、學士會会報No.923(2017-II)」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.90年代後半、リチウムイオン電池は、IT社会の到来と共に世界中で活発に研究開発され、市場規模は一気に拡大した。リチウムイオン電池(以下、LIB)に関する特許の出願件数の推移から見て、大きな変革の波が2回来たことが分かる。LIBの研究は1981年に始まり、1985年に原型が完成、1991年に商品化に成功、1995年に市場が成立した。世に出て4年問は全く売れず、ある日突然、売れ始めた。1995年にウインドウズ95が発売され、今日のIT社会が始まった。この年、携帯電話やパソコンなどの電源としてLIBの市場は一気に拡大した。その後、LIBに関する研究開発は非常に活発になり、特許の出願件数も急増した。LIBはIT変革と共に成長してきた。現在、特許の出願件数が再び急増し、第一の波よりも大きな波が訪れている。
2.変革は資源・環境・エネルギー分野で起きているので、ET変革と言える。1991年にLIBが世に出て以降、LIBのエネルギー密度は順調に向上した。開発初期は200wh/lだったが、現在は約3倍の600wh/lである。これは正極と負極の材料を改良したためである。3.LIBのコストも、技術革新によって大幅に下がった。1994年に本格的な量産が始まった時、LIBのwh当たりの単価は約300円だったが、現在は約20円である。LIBの市場も急成長した。1997年に2000億円規模だった市場は、現在、1兆2000億円規模である。
4.市場は2000年頃までは日本企業が独占していたが、現在は韓国や中国の企業も進出し、グローバル化が進んでいる。かつては、ほぼ全てのLIBが携帯電話やパソコンの電源向けだったが、2011年以降、年々、電気自動車向けが増えているが、まだ本格的な普及には至っていない。
5.LIBは、負極に炭素材料を用い、正極にリチウムイオン含有金属酸化物を用いる、非水電解液系二次電池である。電池は使い捨ての一次電池、充電再使用する二次電池、水系電解液、非水系有機電解液の4つに分類される。電解液とはイオンを含んだ溶液のことで、これが水なら「水系電解液」、水でないなら「非水系有機電解液」と言う。
6.水系電解液は燃えない上にコストの点でも優れているため、これまでの電池の大半は水系だったが、水系は1.5V以上の電圧がかかると水素と酸素に電気分解するので、水系を使用する限り、起電力は上げられず、電池の小型軽量化は不可能だった。
7.非水系を用いた電池の小型軽量化の研究が始まり、1970年、日本の電池メーカー2社が非水系の一次電池の商品化に成功した。しかし、非水系の二次電池の開発は難航し、ようやく世に出たのがLIBだった。
8.企業が新商品を事業化するまでには、3つの段階がある。1つ目は基礎研究の段階で、研究の端緒から原型を完成させるまで、2つ目は開発研究の段階で、その技術が本物かどうかという検証と、商品化するために必要な様々な技術開発、3つ目は事業研究の段階で、商品として売るための研究である。
9.最初から非水系の二次電池の開発を目指して研究が始まったのではなく、ポリアセチレンという材料を研究する中から生まれた。1980年当時、多くの人が非水系の二次電池の開発に挑み、全て失敗に終わった。問題は負極の材料にあり、非水系の一次電池は負極に金属リチウムを使うので、非水系の二次電池の開発でも、負極に金属リチウムが使われたが、うまくいかず、新しい負極材料の発見が急務だった。
10.その頃、導電性ポリアセチレンという材料が世界中で話題になった。発見者は白川英樹先生(2000年ノーベル化学賞受賞)である。プラスチックなのに電気が流れるので、大変注目された。この導電性ポリアセチレンは、アセチレンを特殊な触媒で薄膜重合したもので、アルミ箔のような銀色で、プラスチックとは思えない外観である。これは電気を通すだけでなく、場合によっては超電導にも半導体にもなる。
11.この素材に興味を持ち、白川先生の指導のもと研究を進めるうち、ポリアセチレンを負極に用いて、非水系の二次電池を開発することを思い立った。ポリアセチレンは負極に適している上、多くの電気を貯めることもでき、充電と放電を繰り返しても安定していた。
12.負極にポリアセチレンを使うことが決まれば、次の課題は正極材料である。チタン、バナジウム、ニッケル、鉄の金属酸化物、金属硫化物など、電池によく使われる材料と組み合わせ、実際に電池を試作したが、暗礁に乗り上げた。負極をポリアセチレンにすると、リチウムイオンを含まないので、正極材料にどの金属酸化物、硫化物を持ってきても電池にならなかった。
13、1980年、オックスフォード大学のグッドイナフ教授が、正極材料として、リチウムイオン含有金属酸化物を報告した。負極にポリアセチレン、正極にこの新素材を用いて電池を試作すると、この新素材はリチウムイオンを含むので充電も放電もうまくいき、しかも極めて安定的だった。こうして1983年、LIBの原型が誕生した。
14.研究を進める中で問題が浮上した。当時、IT変革はまだ始まっていなかったが、電池の軽量化と小型化が求められ始めていた。1990年頃、社内で、旭化成は確かにIBの開発に成功したが、電池についての素人の旭化成が、単独で事業化するのは危険、どこかと合弁で事業化すべきか、ライセンス事業化すべきか、という事業化の議論がなされた。
15.最終的には、‥貅任塙臺曚靴禿澱啝業に参入する、LIBの材料事業は旭化成が単独で事業化する、0芦柔単独でのライセンス事業も並行して推進する、というものだったが、結果的に、,療澱啝業は失敗した。
16.△虜猯岨業は成功し、セパレータ事業を中心に急成長し、現在も旭化成の稼ぎ頭の高い利益を挙げている。のライセンス事業も成功した。1997年までに基本特許を取得し、国内外10数社とライセンス契約を締結し、相応の稼ぎを得た。


yuji5327 at 06:35 
新技術 

2017年10月30日

野党再編

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立憲民主党の枝野幸男代表
野党再編を考えた瞬間
失速する
再編とは距離を置く
選挙での他党との候補者調整
与党に漁夫の利を得させないため


yuji5327 at 06:46 
池上湖心の書 

DNAが正確に複製されていれば、同じものしかできない。多様性が生まれるのは、DNAは100%正確には複製されず、エラーが起きている。

「池上彰、岩崎博司、田口英樹著:
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ、東工大で生命科学を学ぶ、朝日新聞出版、2016年9月」は面白い。「第4章:地球が多様な生命であふれているのはなぜですか」の「どのようにして多様性が生まれるのですか」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.DNAが正確に複製されていれば、同じものしかできないはずだが、多様性が生まれるということは、DNAは100%正確には複製されず、エラーが起きているということになる。、エラーの箇所によっては、一見無害なときもあれば、致命的になるときもある。
2.エラーが起きる確率は、2億5000万分の1だと考えられている。ヒトのゲノムは30億塩基対あるので、1回のDNA複製ではおよそ12カ所でエラーが起きる。30億分の12だが、DNAの95%以上はタンパク質を作る遺伝子とは関係ないところなので、ほとんどのエラーは体への影響がない。
3.遺伝子でエラーが起きると、がんなどの病気につながることがある。遺伝子が異常になる原因が、DNAを複製するときのエラーである。ヒトのDNAのうち95%以上は遺伝子と関係ないが、遺伝子と関係ないところの存在意義は、はっきりとわかっていない。今まさに盛んに研究されている。無駄な部分でも、興味深いものとして、「レトロトランスポゾン」と呼ばれているものがある。
4.長い進化の過程で、一部のDNA領域が、まるでコピー&ペーストされたものが、ヒトのゲノムの中に残っている。レトロトランスポゾンは、まず自分自身のDNAをRNAに転写する。そのRNAを元にDNAが作られ、ゲノム中に転移する。この"レトロ"は、セントラルドグマにおけるDNAからRNAという遺伝情報の流れとは逆向き(レトロ)いう意味である。
5.RNAからDNAという逆向きは、ヒトのゲノムの中には、約40パーセントも占めている。タンパク質を作る遺伝子の部分よりもずっと高い割合である。レトロトランスポゾンは現在ではほとんど機能していないが、進化の長い歴史を振り返れば、生命の多様性を作り出すしくみの1つになっている。
6.他に多様性を作るしくみとして、染色体の「組換え」というものがある。精子と卵子が作られるときに、1対の染色体の間で交叉が起きる。組換えが起きると、新しい遺伝子の組み合わせが生まれ、生まれてくる子どもに遺伝子の多様性が生まれる。DNAの複製エラーが小さな差を作り、そしてレトロトランスポゾン、染色体の組換えが大きな変化を引き起こす。こうした現象の積み重ねが多様性を作る。
7.ヒトのゲノムの中にあるレトロトランスポゾンは進化の名残であり、現在は逆転写されてゲノム中で増えることはほとんどないが、一部のウイルスは今でも逆転写を利用している。たとえば、AlDS(後天性免疫不全症候群)の原因ウイルスであるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)は逆転写を行うことで、ヒトの免疫細胞のゲノムにHlVの遺伝子を入り込ませる。入り込んだHIV遺伝子からHlVを構成するタンパク質が作られ、HlVが免疫細胞内で増殖する。やがて免疫細胞が減ることでAlDSを発症する。


yuji5327 at 06:34 
新技術 

2017年10月29日

天皇退位法

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天皇陛下、昭和64年1月7日の御即位
以来28年を超える長期
国事行為のほか、
被災地のお見舞い
象徴としての公的な御活動
83歳と御高齢
皇太子殿下は、57歳
国事行為の臨時代行
長期にわたり精勤
皇室典範第4条の特例
天皇陛下の退位及び皇嗣の即位


yuji5327 at 06:50 
池上湖心の書 

電動化が進行するシナリオは、2回の充電で500勸幣總れないと、本格的に普及しない。LIBも改良を重ねることが必須である。

「吉野彰(旭化成株式会社顧問・技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター理事長)著:リチウムイオン電池現在・過去・未来、學士會会報No.923(2017-II)」の「リチウムイオン電池搭載電気自動車に係る展望」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.電気自動車に搭載するLIBの市場は拡大しつつあるが、本格的な普及には至っていない。2015年、中国に大規模な電気自動車の市場が生まれた。PM2.5問題の解決のため、中国政府の肝煎りで、電気自動車に対する大掛かりな補助金政策が始まった。特にバスの電動化が進んでいる。
2.2018年、アメリカ最大の自動車市場であるカリフォルニア州で、車に対する環境規制が厳格化された。アメリカの他の州やヨーロッパでも追随する動きがある。各自動車メーカーがどういう対策を練るか、注目される。
3.テスラというアメリカの電気自動車のベンチャー企業は、現在アメリカでシェアを拡大させつつある。AGVという無人自動運転技術は、OSの賢さで決まり、そのインターフェースは全てスマホで行うことになると予測される。スマホのOSで世界を制覇しているグーグルとアップルは、自動運転世界の分野にも参入してきている。
4.車社会の動向は、LIBの市場にも非常に大きな影響を与えている。2010年まではLIBの市場はほぼ全て、携帯電話やパソコン向けだったが、その後、電気自動車向けが少しずつ増え、2015年、中国の動向に合わせて、電気自動車向けが一気に拡大した。こうした傾向は今後も続く。
5.2018年、欧米で環境基準が厳格化されることは、日本にとって非常に不利に働く。最大の問題点は、2018年にZEVの定義が変更になるる。真の意味でZEVであるBEV(100%の電気自動車)とFCEV(燃料電池自動車)だけが認められ、これまで認められてきた通常のHEV(ハイブリッド電気自動車(ガソリンを使う)やPHEV(プラグイン・ハイブリッド車)が定義から外れる。
6.この結果、トヨタのプリウスがZEVでなくなる。今後、世界の自動車メーカーは、販売台数の一定割合を新定義に基づくZEVにしなければ、他社の持つ排出権(CO2削減クレジット)を購入するか、当局に罰金を払う。その割合は2018年に4.5%、2025年に22%で、相当厳しい基準である。現在、どの社もこの対策に追われている
7.2015年現在、排出権による営業外収益はテスラの独り勝ちである。ヨーロッパの自動車メーカーは2年程前までディーゼルで環境基準を満たす戦略だったが、ディーゼル問題発覚後、どの社も電動自動車開発に転換した。なお、この新しい環境基準は2017年10月以降に販売される車が対象である。
8.今後の車社会のシナリオは、今のペースで電動化が進行するシナリオは、電気自動車には、2回の充電で何キロ走れるかである。2015年には1回の充電で200卅れた。2018〜2020年には300〜350卍度走れるようになる。500勸幣總れないと、本格的に普及しない。そのためには、LIBも改良を重ねることが必須である。
9..電動化と無人運転化が同時進行するシナリオは、グーグルとアップルが無人自動運転車(AGV)の開発に参入し、5年ほど前から公道で実証試験を繰り返している。AIの運転学習には15年かかると想定されているので、両社とも10年後の2025年を目指して、自動運転技術をAIに学習させている。無人運転と電気自動車の両方が実現すると、マイカー保有が激減し、無人タクシーが普及すると予想される。
10.無人タクシーなら人件費はゼロで、電気無人タクシーがもたらす社会的・個人的メリットのポイントは、地球環境への貫献で、IOTでしか成し遂げられない。自動車なら年間燃料費が5分の1になる。そうなると、マイカー保有やタクシー利用によるコストが激減するので、画期的な価格破壊が達成される。さらに、100%ZEVも実現するので、地球環境に大きな貢献になる。PM2.5問題も解決する。今後の無人運転実用化は、高速道路は2025年、一般道路は2030年に、完全無人運転対応になる、予想されているが、実際にはこれより5年近く前倒しで進んでいる。2020年、東京オリンピックが開催される頃、無人自動運転のデモンストレーションができる。
11.単位体積当たり、電気を貯められる量、1ワットアワー貯めるのにかかるコスト、何円かかるかが問題である。ダイオードや太陽電池の材料の他の無機物の比重が4〜5であるのに対し、プラスチックであるポリアセチレンの比重は1.2である。そのため、他の無機物を使用した電池の3分の1まで、軽量化に成功した。
12.通常の品質管理の考え方では、製品の不良品発生確率は100万分の1程度に抑え込む、のが目安である。LIBは年間50億個製造されているので、年間5千個の不良品の発生は許容範囲となる。とはいえ、開発を急いだあまり製造工程が簡略化され、微細な金属片が混入し、ショートと発火を招いた例もある。
13.走行中に排気ガスや二酸化炭素を全く排出しない自動車のこの無人自動運転と電動化によってマイカーが激減すれば、自動車産業は打撃を受ける。自動車保険がなくなるので保険会社も打撃を受ける。一時的に失業者が増える可能性がある。しかし、マイカーやタクシーにかかっていた年闇100万円近いコストが10万円に激減すれば、可処分所得が90万円も増えることになる。全世界でみれば数10兆円規模になるので、新産業が生まれ、新しい雇用が生まれるだろう。AIはヒトの仕事を奪うのでなく、より良い仕事を生み出すだろう。



yuji5327 at 06:34 
新技術 

2017年10月28日

日本の借金20年で倍に

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国の借金
2016年12月末の国債と借入金、政府短期証券
合計残高は1066兆4234億円
前年から21兆8330億円増え過去最高
国民1人当たり約840万円


yuji5327 at 06:41 
池上湖心の書 

1990年代、ヒトの約30億塩基対すべてを調べるのに13年、3500億円かかった。次世代シーケンサーという最新機種では2週間、10万円でできる。

「池上彰、岩崎博司、田口英樹著:
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ、東工大で生命科学を学ぶ、朝日新聞出版、2016年9月」は面白い。「第4章:地球が多様な生命であふれているのはなぜですか」の「ゲノムに大量の無駄があるのはなぜですか」「生命には無駄や多様性が必要ですか」「生命には無駄や多様性が必要ですか」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.ゲノムの大きさは、塩基対の数で表す。ヒトなら30億塩基対。他の生物では、大腸菌は460万塩基対、昆虫であるショウジョウバエは1億8000万塩基対。植物である小麦は170億塩基対。小麦のほうが多いが、ゲノムサイズが小さければ下等生物というわけではない。
2.ゲノムサイズが大きい生物がいる理由は、ゲノムサイズが大きくなると、遺伝子を担う部分が相対的に少なくなり、遺伝子として機能していない部分が多くなる。無駄に思えるが、子どもが生まれるときに、組換えが起こりやすいというメリットがある。無駄に思えるところが、実は多様性を作りやすくしている。
3.多様性といっても、ゲノムで見ればほとんど一緒だという生物はる。ヒトとチンパンジーは2パーセントしか違いがない。2パーセント、つまり50分の1と、DNA複製エラー率の2億5000万分の1とはかなり違う。生命科学が発展している今、人工的に超人類を生み出すという発想は、ゲノム編集という技術を使って、受精卵のゲノムを変えることができる状況になっている。デザイナーベビーの問題になる。
4.ゲノム編集とは、ゲノムの狙った場所を正確に改変する技術で、特に2013年に開発されたCR-SPR/Cas9という方法は簡便かつ安価にゲノム編集できる基礎研究では欠かせない技術となっている。一方で、ヒトの受精卵(育たない異常受精卵)をゲノム編集したとする研究成果も報告されており、倫理的な議論を呼んでいる。日本では2016年4月に「日本ゲノム編集学会」が設立され、ゲノム編集の技術や倫理を議論する場となっている。
5.ゲノムに無駄を作らせてでも、生命には多様性が必要される。人間社会でも、多様性のある社会のほうが強く、多様性のあるほうが強靱で、いろいろな環境や事態に対応できる。
6.バクテリアのゲノムには無駄な部分がほとんどないので、多様性が生まれにくい。だからバクテリアは数十億年もの間、大きな進化がなかった。無駄といっても、今は私たちが解明できていないだけで、もしかしたら生命にとって重要な機能が潜んでいるのかもしれない。
7.生命を語る上で、無駄や多様性がキーワードとなる。DNAの塩基配列を決める分析方法でも、最新の分析機械は、間違いが含まれているかもしれない多くの情報を短時間で読み、その中から正しい情報を取り出すシステムにしている。間違いという無駄が含まれているのを承知の上でやることが、むしろ時間短縮につながっている。
8.DNAの塩基配列を分析する機械は「DNAシーケンサー」または単に「シーケンサー」と呼ばれている。1990年代、ヒトの約30億塩基対すべてを調べるのに13年、3500億円かかっていた「ヒトゲノム計画」が、「次世代シーケンサー」という機械が登場したことで高スピードと低コストが進み、最新機種では2週間、10万円で調べることができる。第3世代、第4世代シーケンサーの開発も進んでおり、いずれは誰もが自分のゲノムをデータとして保有する未来がくるのかもしれない。
9.進化とは、生物の種類が爆発的に増えた表現するのが正確で、その中から環境に適応したものだけが結果的に生き残ると「進化」ということになる。われわれがものを作るとき、目的が最初にある。決まった部品しか作らないが、生命の歴史は違い、いろんな形の部品を手当たり次第に作り、その中でうまく機能するものだけが生き残り、それを繰り返して、さらに最適化を重ねて今の生命がある。進化は、道筋があって進んできたのではない。とにかく試すということを膨大な時間の中で、たまたまいいものだけが生き残った。明確な意思があるのではなく、単に確率的な問題である。昔の人は、そこに明確な意思や創造主のようなものが、あると考えた。


yuji5327 at 06:33 
新技術 | 健康

2017年10月27日

無所属当選最多

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衆院選自民党は、284議席
公明党と合わせて313313議席
野党再編の影響
無所属で戦った前職が増えた
当選者は現行制度下で最多の22人
民進出身立憲全員当選
希望は若狭氏ら幹部落選
無所属野田佳彦前首相
岡田克也元代表
自由党小沢一郎代表ら


yuji5327 at 07:00 

EUは、また統合・拡大ながら帝国化していく。EU離脱を求める極右政党の台頭は茶番劇に過ぎない。

「水野和夫(法政大学教授)著:米国のトランプ現象は茶番劇、既成秩序が崩れる危機の時代、
エコノミスト、2017.1.10」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.ドナルド・トランプ氏の米大統領選での勝利、英国のEU(欧州連合)離脱など、世界の政治で想定外の事象が起きている。経済でも日本をはじめ欧州、米国で長期間にわたって低インフレ、低金利が続く異例の事態である。政治も経済も既成稚序が乱れてきている。これは、19世紀のスイスの歴史家、ブルクハルトの言う「歴史の危機」に世界が差し掛かっていることを物語っている。歴史の危機とは、既成秩序の崩壊を意味する。
2.ブルクハルトは過去3回、歴史の危機があったと指摘している。1度目はローマ帝国の崩壊(476年)からカール大帝の戴冠による西ローマ帝国の(800年)まで。2度目はビザンツ帝国崩壊〔1453年)から30年戦争の講和条約により主権国家体制が確立したウエストファリア体制〔1648年)ができるまで。3度目がフランス革命〔1789年)から普仏戦争〔1871年)終結までである。
3.歴史の危機に突人する時、共通して「弾劾」で既存の権力者が引きずり降ろされる。ローマ皇帝は廃位させられ、フランス革命では国王が処刑された。現代でも、韓国の朴槿恵大統領が弾劾の憂き目にあった。ニクソン元米大統領はウォーダーゲート事件〔1974年)で、田中角栄元首相もロッキード事件(1976年)で弾劾された。
4.新しい秩序が明らかになるには、時間がかかる。ビザンツ帝国崩壊からウエストファリア体制の構築まで約200年、フランス革命から普仏戦争終結までは約100年かかった。後者は、フランス革命によって達成した国民国家の成立が新秩序だとすれば、旧秩序である帝国の支配から本当の意味で市民が解放されるには第一次世界大戦の終結(1919年〕を待たなければならず、130年かかった。
5.古い秩序が崩壊する過程で、エスタブリッシユメント(既存勢力)は新興勢力に糾弾され、政治勢力は右へ左へと大きく振れるようになる。こうしたうねりの中で、「希望という名の華々しい茶番劇が繰り広げられる」とプルクハルトは言う。米国では中産階級から脱落した白人ブルーカラーがトランプ氏に希望を見いだし、票を投じたが、トランプ氏の政策は80年代のレーガノミクスの焼き直しであり、新秩序になるものではない。つま米国で起きているのは、新秩序への移行ではなく茶番劇である。
6.米国で既得権益層を否定するトランプ氏が大統領選に勝ち、英国でEU離脱の国民投票が可決されるという事態が同じ16年に起きたのは象徴的だ。この意味するところは、米英という近代資本主義をつくった2大国の幕引きである。
7.資本主義は、資本が自己増殖するメカニズムを内蔵している。利潤の追求には「安く仕入れて、高く売る」必要があり、そのためのフロンティア〔未開拓地}を求めて経済活動を拡大したのがグローバリゼーションである。米英は、グローパリゼーションを推し進めることで、自国の経済圏を広げ、近代資本主義を確立した国である。しかし、もはや拡大する地理的なフロンティアは残されていない。グローバリゼーションの発達により新興国にも資本主義の恩恵を受ける機会が広がり、「安く仕入れて、高く売る」という近代資本主義の成立条件が崩壊した。
8.米国は、グローバリゼーションからの撤退を余儀なくされている。通商政策では内向きな保護主義の色を強め、安全保障政策でも莫大なコスト負担と引き換えに圧倒的な優位に立つことを可能にしてきた「世界の警察官」の看板を取リドげる。トランプ氏が掲げる「米国ファースト」は、内向き政策の裏返しでもある.
9.EUからの離脱を決めた英国にも同じことが言える。ヒト・モノ・カネの動きを自由化して地域統合を目指すEUは、近代国家の成立要件である「国家主権」「グローバリゼーション」「民主主義」の3つが相反するトリレンマに陥っている。すなわち共通通貨ユーロの導入により、各国は通貨発行権という主権の一部を放棄し、財政政策も制限されている。10.主権が制限された国家では、選挙を通じて民意を反映させることにも制限がかかる。ユーロ自体が近代国家システムの枠を超えた存在を志向している。英国はそれに反発し、再び近代資本主義の国家体制を志向する道を選んだ。
11.こうした米英の動きが意味するのは、米英は政治学者シユミットが言う「海の国」で、大航海時代以降に海上交易を通じて躍進した国家の代表である。新興国の台頭を受けて保護主義やブロック化など一時的に内向きの政策をとることはあっても、本質的には外部に拡大し続けることを志向する。シュミットに倣い世界史を「海と陸の戦い」と定義すれば、これから「海の国」と「陸の国」は対立を深めていく。海の国である米英が最も警戒するのは、陸の国である大陸欧州とロシア、そして中国が結びつき、ユーラシア同盟を結成する。
12.海の国は出る幕がなくなり、世界的な覇権が陸へと移行する。米英にとってドイツと中国が接近していることは気がで、独仏にとれば、英国がEUから離脱することは、むしろありがたい。60年代にドゴール仏大統領は、EUの前身にあたる欧州経済共同体(EEC)への英国の加盟を拒否し、EECの独仏同盟としての性格を守ろうとした。伝統的に「欧州」の概念に島国の英国は含まれず、一方、ロシアは欧州の一員とみなされてきた。今後、EUがロシアや中国との関係を強化していけば、海の国の米英に四方八方を包囲されても問題はないし、海の国からすればユーラシア大陸は大きすぎて囲めない。
13.共通通貨を導入し、シェンゲン協定でヒトの移動の自由化を進めるEUはドイツを先導役に「帝国」化を進めていく。ただちに欧州が帝国になるわけではなく、EUは、いったん解体することもあるかもしれないが、また統合・拡大するといったように振り幅を大きくしながら帝国化していく。EU離脱を求める極右政党の台頭もまた、茶番劇に過ぎない。



yuji5327 at 06:45 
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2017年10月26日

アベノミクス継続株高

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東京株式市場で日経平均株価続伸
一時、255円高の2万1712円
1996年10月18日以来
約21年ぶりの高値水準
衆院選で与党が大勝
アベノミクスの継続を
見込んだ海外投資家


yuji5327 at 06:43 
池上湖心の書 

地球外の生命の存在する確率はものすごく低い。広大な宇宙に、人類と同じレベルの知的生物が存在する確率を出す計算式がある。

「池上彰、岩崎博司、田口英樹著:
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ、東工大で生命科学を学ぶ、朝日新聞出版、2016年9月」は面白い。「第4章:地球が多様な生命であふれているのはなぜですか」の「秘境、深海.そして地疎外に未知の生命はいますか」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.私たちはすべての生物を知っているわけではない。まだ知らない生物が、アマゾンなどにはいるかもしれない。最近注目されているのが深海の微生物である。今までは微生物を見つけたとしても、それを増やす環境を整えないと生物として調べることができず、見過ごされてきた微生物がかなり多くいた。
2.微生物を培養して増やす条件は、微生物によって違う。以前は培養できる微生物しか研究の対象にならなかった。微生物の場合、1匹だけでは研究できず、数億匹まで増殖させて初めて研究できるようになる。
3.最近は、培養できない微生物からDNAだけを取り出して、DNAから遺伝子やタンパク質を研究できるようになってきた。生き物としての微生物がなくても、DNAなら試験管の中で簡単に増やすことができる。新しい微生物は見つかっている。人類がまだ気付いていない生物は膨大にある。未知の生命現象をもっている生物がいても、不思議はない。
4.地球外の生命の存在する確率はものすごく低い。地球上の生命は、いろいろな偶然が重なって生まれたものである。広大な宇宙に、人類と同じレベルの知的生物が存在する確率を出す計算式があるが、その計算式では、その確率はゼロに近い。私たちは奇跡的な存在である。
5.この計算式は、ドレイクの方程式(またはグリーンバンク方程式や宇宙文明方程式)と呼ばれている。銀河系で人類と交信できるほど高度に発展した文明の数をNとすると、次の式で表現できる。
N=R×fb×Ne×fl×fi×fc×L
それぞれの項の意味は次のとおり。
R:1年間で銀河系の中で誕生する恒星の数
fp:その恒星が惑星をもつ確率
Ne: 生命の生存に適した惑星の数
fl : その惑星で生命が生まれる確率
fi : その生命が知性をもつ確率
fc: その知的生命体が整外と交信できるほど文明が発達する確率 
L: その文明の寿命
それぞれの数字を低めに見積もった場合はN=1、つまり地球のみになる.
5.地球上の生命は次の世代の子どもを作るのに、大腸菌のような単細胞生物であれば20分、人間なら数十年という幅に収まる。もし数万年に1回の頻度で世代交代する生命がいたとしたら、普段は何もしていないように人間の目には映る。それが生命だと、私たちは気付かない。生命を生命と認識できること自体が奇跡的なことである。


yuji5327 at 06:33 
新技術 

2017年10月25日

安倍政権再始動

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衆院選での国民の信任
困難な政策課題
第4次安倍内閣
現閣僚全員が再任
アベノミクスを強化
デフレ脱却を完遂
消費増税を確実に実施
財政再建にも注力
子育て支援
少子高齢化国難
北朝鮮危機
米国による軍事的圧力
中国、ロシア国際社会が協調


yuji5327 at 07:09 
池上湖心の書 

保護されている産業から失業者が大量に出る。その痛みを覚悟しなければ成長戦略と言えない。成長戦略の効果は10年以上先だが、政治家は覚悟が必要である。

昨年12月30日付けの大前研一さんのニュースの視点は「人口動態・2017年度予算案 〜人口減と高齢化社会。日本は直面する深刻な問題に手を打てていない 」と題する記事である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.厚生労働省が発表した統計によると、2016年に国内で生まれた日本人の子どもは過去最少の98万1千人で、統計を始めた1899年以降初めて100万人を割り込む見通しになった。死亡数が出生数を上回る「自然減」は10年連続で、人口減に歯止めがかからない現状が示されている。
2.重苦しいニュースと言わざるを得ない。日本社会は高齢化しているから死亡数が増加するのは当前である。かつては戦後の第1次ベビーブームがあり、その人たちが子どもを産んで第2次ベビーブームがあった、しかし、その後の第3次、第4次へと続くことはなく、その結果、出生数は100万人を下回った。
3.日本は年間に約30万人ずつ人口が減っている。今後、50万人、60万人と減少幅は大きくなっていくだろう。そうなると、1年間で鳥取県や高知県が1つ消滅してしまうのと同じインパクトがある。現状からすれば、日本が人口増に転じることは考えられない。確実に日本の将来は人口が減っていく。
4.移民政策など対策はあるが、移民に対する反発、欧州の例にみる社会的な問題に鑑みると、一筋縄ではいかない。そもそも安倍政権が強く舵取りすることも考えられない。人口が減り、同時に高齢化社会が進む。国民一人ひとりの負担額は大きくなるという深刻な問題に日本は直面している。
5.日経新聞は、23日「構造改革なき予算案、アベノミクスに綻び」と題する記事を掲載した。第2次安倍政権発足後で5度目の予算案が決定したことを紹介した。保育士の待遇改善や研究開発費を増加しながら新規国債の発行は減らした、と政府が自画自賛するものの、痛みを伴う中長期制度改革は手付かずのままで円安や超低金利の追い風に頼るアベノミクスの綻びが示されたとしている。
6.日経新聞も今さらアベノミクスに「綻び」と言っているが、最初から綻んでいる。アベノミクスは何の効果も生んでいない。今回の予算を見ても、過去の反省もなく、構造改革も手付かずのままで、消費税も先延ばしにしたままである。未だに2020年にプライマリーバランスの黒字化を掲げているが、もはや奇跡が起きても不可能である。公債発行額は増加し、国の借金は膨れ上がっている。一般会計の歳出を見ると、社会保障費が増加している。
7.国債費が23兆円もある。今の日本財政を個人で例えるなら「年収500万円の人が、毎年300万円借金を増やしていて、その借金総額が1億円」という状態である。これで支払いができると思う方がおかしい。今、生まれてきた人は1億円の借金の重圧を背負っていく。日本の政治家はこの問題を、どう解決しようとしているのか全く理解できない。成長戦略と軽々しく口にしているが、全く本質をわかっていない。成長戦略を成功させた政治家はいない。
8.成長戦略の基本的な方針は規制撤廃である。レーガン氏やサッチャー氏が示した成長戦略も、規制撤廃から始まっている。安倍政権はそれすら実行していないが、仮に規制撤廃をしたら、まず既存の産業がつぶれる。その後、10数年の時を経て、ようやく新しい産業や会社が成長の軌道に乗り始める。成長戦略の効果が現れてくるのは、10年以上先になる。
9.政治家はすぐに結果を示して選挙に臨む必要がある。レーガン氏もあれだけのことを実行しながら、その結果が現れてきたのはビル・クリントン氏の時代だった。レーガン氏もサッチャー氏も、この点で言えば気の毒である。
10.先に保護されている産業から失業者が大量に出る。その痛みを覚悟しなければ「成長戦略」などと言えない。日本の政治家もこの前提を理解した上で、成長戦略の効果は10年以上先であり、政治家としては討ち死にする覚悟で取り組まなければ何も実現しない。
11.日本には、ドイツのシュレーダー氏、英国のサッチャー氏、米国のレーガン氏などに匹敵する政治家は見当らない。安倍首相は最も悪い事例である。耳当たりのいいことばかり言って、100年前の経済学で金利とマネーサプライで何とかできると思っている。
12.これまで安倍首相からの個人攻撃をおそれて、日本のマスコミはほとんど批判的な記事を書いていないが、ようやく日経新聞が一石を投じた。



yuji5327 at 06:54 
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2017年10月24日

自民大勝

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第48回衆院選自民党
公明党と合わせて憲法改正
国会発議に必要な3分の2
310議席を維持
森友&加計問題立ち消え?


yuji5327 at 06:56 
池上湖心の書 

ヒトのゲノムは、約30億塩基対あるが、そのうちどこが重要かというのは、病気との関係からわかることが多い。因果関係が明確にわかる。

「池上彰、岩崎博司、田口英樹著:
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ、東工大で生命科学を学ぶ、朝日新聞出版、2016年9月」は面白い。「第4章:地球が多様な生命であふれているのはなぜですか」の「これからの生命科学はどこを目指すのか」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.これから、生命科学は、ゲノムの情報から一人ひとりの人間がどのように決まっていくのか、という問題を解くことである。究極的な問いは「自分は何であるか」に答えることが、生命科学の目標になる。
2.もう一つの大きな流れは、人間の手で生命、つまり細胞を創り出す合成生物学である。細胞を一から創ることで初めて理解したというならば、合成生物学は生命を真に理解するための分野になる。人工的に細胞を創ってもいいのかという倫理的な問題はあるが、合成生物学は、今の私たちに至った生命の歴史の一部を再現することが目的であり、重要な分野である。どうやって最初の生命は誕生したのか、なぜ遺伝子を担う物質としてDNAを使ったのか、なぜタンパク質を構成するアミノ酸は20種類なのか。合成生物学でないと解明できない問題は多くある。
3.生命科学が多くの生命現象を明らかにしてきたものの、まだわからないことも多くある。細胞がわかると生命がわかる。
4.病気になって自分の細胞のことを意識するようになった人もいる。病気にならないと細胞や命を意識しない。何も意識しないときが一番健康である。
5.病気からわかることはすごく多いのが、それは遺伝子も同じで、正常な状態から遺伝子の機能を知ることは非常に難しい。どの遺伝子が変化するとどんな異常が生じるのか、そこから調べるというのが生命科学の基本である。
6.ヒトのゲノムは、約30億塩基対あるが、そのうちどこが重要かというのは、病気との関係からわかることが多い。因果関係が明確にわかる。この遺伝子が駄目になるとこの病気になる。だからこの遺伝子はこういう機能をもっているはずだとわかる。
7.生命を理解するには、部分的な知見を積み重ねるしか、今のところ方法がない。全体を理解することはとても難しい。大きな流れを把握すれば、無理に暗記しなくても、多様性の意味を理解できる。どの生命も1個の細胞から始まり、セントラルドグマという統一原理のもと、多様な機能を身に付けてきた。バクテリアも、植物も、人間も、それぞれ見た目や生き方が違うけれども、生命のしくみの根本は同じである。


yuji5327 at 06:38 
健康 

2017年10月23日

萩咲くや現れては消ゆる浅間山

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松田純栄句
長谷川櫂解説
浅間山
夏もいいが
冬の雪山も素晴らしい
浅間山のゆったりした呼吸
(読売新聞2017.10.20より)

yuji5327 at 06:58 
池上湖心の書 

アメリカの雇用を奪っているのは中国企業ではなく、中国でビジネスを展開する米国企業である。トランプ大統領が文句を言うべきはウォルマートやコストコである。

「大前研一著:トランプ大統領よ、アメリカはすでに一人勝ちだ、PURESIDENT ,2017.3.20」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1. 日本の労賃は当時すでにアメリカの自動車業界とそれほど変わらなくなっていたし、世界で初めてホンダがマスキー法{アメリカの超シビアな大気汚染法〕をクリアするなど公害対策はむしろ日本の自動車メーカのほうが進んでいた。そもそもクライスラー復活のカギは三菱自動車がOEM供給していたクルマ{ダッジ・チャレンジャー〕が売れたからで、クライスラーこそが日本車の最大の輸入業者だった。自社生産工場はデトロイトから川一つを渡ったカナダ側にあって、国内雇用には貢献していなかった
2. トランプ大統領の発言は嘘と思い違いの連続である。トランプ政権の貿易政策を担当する新設の国家通商会議のトップに起用された経済学者のピーター・ナヴァロ氏は台湾ロビーの代表格で対中強硬派である。『DeathbyChina』という著作や動画まである。要するにこのままではアメリカは中国に殺されるという内容の本で、かつての「黄禍論」の中国バージョンである。
3. トランプ大統領は中国がアメリカの雇用を奪っていると主張してきた。アメリカの中国からの輸入額は年間50兆円ほど。対中輸出が約10兆円だから、40兆円ぐらいの貿易不均衡があるのは確かである。内実を見ると、米国企業が中国でつくったモノを輸入しているケースが非常に多い。それからウォルマートやコストコのような流通大手が中国に巨大な購買部門を置いて、安くて良い商品をアグレッシブに調達している。
4.当時の日本と違って、中国にはそソニーやホンダのような自力でアメリカに売りまくる力を持った企業はまだ出てきていない。アメリカの雇用を奪っているのは中国企業ではなく、中国でビジネスを展開する米国企業である。トランプ大統領が文句を言うべきは国産に見向きもしないで、海外の最適地から安易に調達してくる国内メーカーであり、ウォルマートやコストコである。
5.アメリカの失業率は今や5%を切って完全雁用に近い。むしろ人手が足りなくてレストランなどは経営が成リ立たないくらいである。仕事にあぶれているのは中西部などの「プア・ホワイト」で、彼らはいわばアメリカ国内の競争に敗れた人たちである。世の中の進化に対して勉強し直したり、新しいスキルを身に付ける努力をしない人たちが失業してゴーストタウンになった街に滞留している。トランプ大統領を熱狂的に支持したのはそういう人たちで、いくら中国やメキシコを叩いて新しい雇用を生み出しても彼らは救えない。アメリカと個別交渉して勝てる戦はない
6.公約通り、トランプ大統領はメキシコ国境に壁を造る大統領令に署名したが、メキシコに対する認識もまるでずれている。メキシコからの不法移民は大幅に減っていて、食い詰めてメキシコ国境を越えてくるのは中南米の人々が多い。メキシコは1人当たりGDPが1万ドル後半の立派な中流国であり、成長率も高い。アメリカとの貿易不均衡も誤差の範囲でしかなく、むしろ不法移民を含めたメキシコの巨大な低賃金の労働力がアメリカ経済を下支えしている。不可欠とも言われる不法移民を国外追放するという大統領の公約が実現したらメキシコ国境近辺の繊維などの労働集約型工場は軒並み閉鎖に追い込まれ、各方面で深刻な人手不足が起きる。
7.トランプ大統領の排外的な経済政策が誘発することは2つ考えられる。1つはコストプッシュインフレである。トランプ大統領は中国に45%、メシコに対しては35%の輸入関税を課すと言ってきたが、れは当然、国内物価の上昇というかたちで跳ね返る。
8.中国やメキシコの製品は生活関連用品が多いから、プア・ホワイトなどトランプ支持層の生活を直撃する。アメリカの場合、中間業者が悪辣で、輸入価格か45%上がるし.末端価格まで45%上がる。
9.TPPやNAFTAの見直しで、各国と個別に交渉していくとなれば、アメリカと世界のフリクションはも高まる。アメリカは自由貿易の拡大を国是としてWTOなどを通じてリーダーシップを発揮してきた。TPPやNAFTAのように複数の国が参加する多国間協議となれば、各国の利害が絡み合うから、合意を取り付けるためにアメリカも自分の都合だけを押し付けるわけにはいかない。しかし、2国間の個別交渉となれば話は別で、アメリカ相手の事情などお構いなしにエゴを剥き出しにしてくる。しかも交渉相手のトランプ大統領は幼稚園レベルの経済理解だから.理屈も通じない。TPPごときで文句を言っていた日の産業界、農業関連の業界は目も当てられない状況に追い込まれる。
10.日米貿易戦争を間近で見てきたが、日本が勝った交渉事は1つもない。日本の政治家や役人が前に出てうまくいった事例は皆無である。アメリカとの個別交渉においては日本が一方的に屈してきた。そういう時代に再び足を躇み入れたことを覚悟したほう.かいい。

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yuji5327 at 06:49 
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池上技術士事務所の紹介
261-0012
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磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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