2006年07月

2006年07月26日

がんと共存し延命する伝統医学 3

南京中医薬大学の王強著「知ってほしい中国医学」毎日新聞、2001年では西洋医学より長い数千年の歴史のある中国医学の奥深さが分かりやすく解説されている。中国医学は直接がんに手を下すことはできないが、間接的にがんを弱らせる、がんを暴れにくくする医学と説明している。「漢方薬で末期がんが治った」などという宣伝文句は著者も否定している。ドイツの医学界ががんの患者に対して中国医学を始めとする各種の伝統医学を取り入れて取り組んでいる様子がテレビでも紹介されている。ドイツでは薬草治療や鍼灸治療を補完療法と呼んで、行政上でも伝統医学を支援している。日本はその面で遅れていることを痛感している。その理由を考えてみると、日本は中国の数千年の歴史のある医療の奥深さを理解することを省略し、西洋医学をあわてて取り入れたことにあるのかもしれない。癌への3つのアプローチとして、1.補剤、2.抗がん効果、3.精神安定効果を挙げている。1.は自己治癒力増強をの効果をねらうもので、人参、何首烏、麦芽などの生薬を組み合わせて補剤とする。2.は昔から抗腫瘍効果があることが知られている半枝蓮、白花蛇舌草などの生薬を使う。3.ではストレスを和らげる百合、白シャク薬、牡丹皮、誘眠効果のある酸ソウ仁などの生薬を使うそうである。
知ってほしい中国医学―難病を克服する底力


yuji5327 at 06:59 
健康 

生命力 3

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雑草のような生命力
病気と闘う生命力
企業の生命力
生物種
人間社会
企業社会
自然界を支配する生命力


yuji5327 at 06:00 
健康 

2006年07月25日

中国医学と日本漢方は違う 3

南京中医薬大学の王強著「知ってほしい中国医学」毎日新聞、2001年では西洋医学より長い数千年の歴史のある中国医学の奥深さが分かりやすく解説されている。現在の中国でも西洋医学から学ぶべきことが多いことは大衆も理解しているが、西洋医学で治りにくい病気である、慢性肝臓疾患、喘息、リューマチ、糖尿病等には中医薬が使われている。日本漢方と中国医薬の違いの基本は「弁証論治」で、患者の症状以外に、その人の体質、疾患原因、生活環境、併発している疾患、併発の可能性のある疾患などを調べることに重点がおかれており、日本の3分間診療や最新の検査装置による検査漬けとは異なるそうである。四診という
、望診、聞診、問診、切診を重視し、それに西洋医学の血液データを使用する。病院の初診では30分が普通だそうである。西洋医学では「病原体に感染する」「体の機能に障害を受ける」という概念が出発点にあるが、中国医学は「正邪理論」が基本にある。全ての人の体には「正気」と「邪」あり、それらの比率を問題にする。一般に日本では抵抗力とか免疫とか言っているのと類似の概念であるが、栄養剤とか抗生物質とういう治療薬より広く捉えている。「西洋医学は病気を治し、中国医学は病人を治す」とも言われている。
聖路加病院の日野原医師が癌患者への治療法としてQOL(クオリティ オブ ライフ:人間の生きる質)を重視するということと共通している。抗がん剤治療の苦痛などはそれに反している。日本の大病院で末期がんといわれていた人がQOLの考え方で癌と共生しながら通常より長い人生を過ごした事例などが紹介されている。日本漢方は西洋医学の補助的な役割としてしか見られていない。


知ってほしい中国医学―難病を克服する底力


yuji5327 at 06:54 
健康 

異変 3

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梅雨明け
100年後は8月に?
「夏の土用」梅雨が明けまだ
猛暑、豪雨ありの梅雨
地球温暖化で予想される梅雨
気象研究所気候研究部の予測
asahi.com:2006年07月21日より




yuji5327 at 05:46 
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2006年07月24日

生活習慣病にならないための5つのアドバイス

90歳代まで現役を続けている聖路加病院の日野原医師のお話に思い当たることが多い。同氏の最近の著書:新生き方上手、ユーリーグ、2005年に紹介されている標題に関して考えてみた。そもそも、「生活習慣病」という用語は以前は「成人病」と言われていたものを日野原医師が厚生省の委員会で改めさせたものである。5つとは以下のとおりである。
1.太らないこと
2.医師に頼らないこと
3.自分で管理すること
4.ストレスを解消すること
5.よい習慣と悪い習慣
それぞれに、説得力のある説明があるが、とくに2.について思い当たる人も多いと思うので是非紹介したい。
「降圧剤は一度飲み始めたら飲み続けなければならないと医者に言われたことがありませんか?実は違うのです。塩分に気をつけた食事を続ければ血圧は自然に下がります。医師が測ると、精神的緊張で10−30mmHgは高くなり、自宅ではかると正常なら血圧降下薬は不要です。降圧剤を処方しそれを一生続けさせれば医師にはよい収入源となります。生活習慣を改めれば治る病気にも薬を処方したりするのです。生活習慣病は医師が治すものではない。カナダで急増した肺がん対策で税金で無料癌検診をしたが効果が上がらず、禁煙運動に国がお金を出したら効果てきめんです。国民への教育で国民ひとり当たりの医療負担は少なくなる」。喫煙に関して言えば、喫煙する本人は勝手としても、自分の周囲の人への肺がんリスクを著しく高めていることを自覚する必要がある。降圧剤の医師の処方に関して言えば医師の良心に期待するより仕方がない。
新生きかた上手


yuji5327 at 07:05 
健康 

治水 3

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治山治水は政治の原点
観測史上最高の降雨量
治水設計の安全係数
洪水予測気象観測より容易
国土交通省技術説明不足

yuji5327 at 06:18 
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2006年07月23日

日野原医師の徴兵制の考え方 3

90歳代まで現役を続けている聖路加病院の日野原医師のお話に思い当たることが多い。同氏の最近の著書:新生き方上手、ユーリーグ、2005年に紹介されている、日本国憲法の擁護の意見と徴兵制の提案が面白い。彼は、今の日本国憲法は絶対代えてはいけないという意見である。特に前文は夢のような文言が並んでいる。その抜粋は
「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配うる崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和をを維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」
である。この憲法前文を空虚にしないために一種の「徴兵制度」が必要と考えてい。
若者を「締める」時期が必要と考えいる。スイスにも韓国にも徴兵制度がある。
彼が接している学生の堕落ぶり、テレビ画面からうける若者の軽薄さを思ってのことらしい。アルバイトに専念し、いい車に乗って遊ぶことばかり考えている学生がかなりいる。世界の人口の5分の1は食糧難で苦しいことなど知らずに社会に出て、企業戦士や公務員になる。そういう若者を「締める」ために「徴兵制度」を導入し、就職が決まった学生を、卒業後1年間、義務として海外に送り、難民援助をしたり、農業を教えたり、医療活動を手伝わせる。その間の生活保障は政府が面倒をみて、帰国したら予定の就職先に勤める。「軍」を必要としない徴兵制度である。
 今のメディアの風潮、政治家の発言は、相変わらず島国国家、狭い庭の垣根の隣家との境界線意識の発想であり、その発想を伸ばしていくと「国を守るためには敵のミサイル発射基地を攻撃もよし」となる。日本国憲法の理想を世界に発信する工夫が必要である。
新生きかた上手


yuji5327 at 07:57 
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土用丑の日 3

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「立秋」の前18日
「夏の土用」の丑の日
うなぎを食べる
江戸時代平賀源内が発案
土用に「う」のつく食べ物
うなぎ屋の看板
今年の土用丑の日は2回
7月20日と8月1日


yuji5327 at 06:44 
池上湖心の書 

2006年07月22日

格付け教育(偏差値教育)の弊害 3

外国には見られない現在の日本社会の癌である標記に関して、本ブログでもたびたび取り上げているが、パブリックジャーナリスト(PJ)の堀口剛氏がライブドアのサイトの中で以下のような記事を投稿していた。一隅を照らす記事であるが、打開の壁は厚い。日本社会の行政部門、特に霞ヶ関にまで転移している癌だからである。
【東大目指す奴はロクなのいない?堀江氏も村上氏も!07月21日】「東大目指す奴はロクなのいないなぁ…」と、あるベテラン教師がつぶやいた。これは、毎年東大に何十名もの合格者を輩出する都内有数の有名私立中高で教えていた方の一言である。ある日、原子力発電所などのエネルギー問題を取り上げて授業を行っていたところ、生徒の一人が授業の内容とは関係ない勉強をし始めた。それに気づいて注意したところ「僕には関係ないことですから」という言葉が返ってきたそうだ。先生は「原発問題は入試には出なくてもとても大切なこと、しっかりと勉強しなければならない」と言う。生徒の考えは「入試に関係ない内容には興味がない」ということだが、どうやら彼には“偏差値”という三文字しか見えていないようだ。さらにこのような状況から、先生は“堀江貴文氏と村上世彰氏”の両氏を思い浮かべたそうで「結局、東大を目指す人は、金さえ儲かれば他のことはどうでもいい人間ばかりなのかもしれない」とも言っていた。世間を騒がせた両氏は、共に東大に合格した経歴を持っている。この2人が“金さえ儲かれば他のことはどうでもいい”という考えならば、「僕には関係ないことですから」と言い放った学生と相通ずるものがある。“金さえ儲かれば=自分の偏差値さえ上がれば”ということになる。東大に合格し、そして卒業したものが、金さえ儲かれば他のことはどうでもいい人間ばかりであったら、これからの日本は一体どうなるのであろうか。それよりも、いまだに学歴が重視される日本、高学歴のほうが就職など色々な部分で優遇されるのは誰もが知っている。いい加減そこから抜け出せないのだろうか。偏差値なんてぶっ飛ばせ、と言いたい。」
この記事を読んで、最後の3行がなんとも情けなく、説得力がなく犬の遠吠えのように感じる。大新聞やテレビ局の有名大卒社員でもない「フリーのジャーナリスト」ならば、ずばり日本の教育改革にも切り込み、日本社会に巣食っている親たちの考え方をも変えるような提案をしなければならない。そのためには、数十年前のソニーの盛田社長、現在90歳を超えても現役で活躍している聖路加病院の日野原医師、青色発光ダイオードの発明者の中村修二氏の著書などの中にヒントがあるように思える。それぞれの著書のキーワードは、「履歴書に出身大学なんかいらない」「よい医者になるには青春時代に大病を経験するほうがよい」「高偏差値学生なんか超ウルトラ難問クイズの当選者くらいの価値しかない」などであるが、これを、教育体制に盛りむとなると難しい。一番シンプルに考えれば、
「身体障害者も知的障害者もガキ大将、多少の不良少年も一緒に机を並べたクラスで勉強してミニ社会の生きた経験から、自分の判断で志を立て、必要なら一流といわれる大学に自分の工夫で入学し、自分自身の好奇心を大切に目標を立て勉学し、何度かの挫折も経験するような青春時代を過ごす」ような教育体制にすることである。そのような学生を選別することは送り出す先生、大学の先生が少し考えれば簡単にできる。それが不公正という親がいても現状の弊害と比較すればすぐ分かるはず。親子でごねるようであれば即減点・不合格である。養鶏場のような受験校や塾では絶対に育たない正義感のある子供が育ち、その中から大人物が生まれ、真に国の指導者になってもらいたいと思う人材が生まれ、日本社会にもごまかしのない公正さが芽生え、活力ある日本が蘇るように思える。



yuji5327 at 06:16 
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一隅を照らす 3

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国の宝
社会の片隅で必要とされる人物
縁の下の力持ち
最澄が求めた理想的人間像
照干一隅此則国宝
照千里・守一隅



yuji5327 at 05:42 
池上湖心の書 
池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
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ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山(文化功労者)に師事
書象会理事、審査会員
公募展出展
〇謙慎展・常任理事
・春興賞受賞2回
・青山賞受賞
〇読売書法展理事
・読売奨励賞受賞
・読売新聞社賞受賞
〇日展入選有

書道教室(自宅)
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日



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