2006年08月
2006年08月21日
しつこく試行錯誤する 
大前研一氏の著書「ザ・プロフェッショナル」：ダイヤモンド社、2005年にマンネリ化した成熟産業を成長産業に変革した事例を紹介している。重厚長大企業OBとしても参考になる発想転換がある。大組織となると自社んぽ業容を変えるとなると勇断がいる。経営者の度量も問われる。
「ジャングルを怖がるだけで、身を投じなければ、いつまで経ってもジャングルの掟を学ぶことはできず、生存能力も身につかない」「未踏の領域に我さきに足を踏み入れ逆境や数々の失敗を歓迎する勇気を持つ人間だけが自らの手で道を拓き、手垢のついていない答えを見つけることが可能」という大前氏らしい勇ましい言葉につい引き込まれてしまう。開拓者精神こそが最強の武器だが、やみくもにただ歩き回るのでは変化の本質を見極めることはできない。想定した仮説を軸にしつこく試行錯誤する姿勢、執着力こそ一つの護身術になる。「知的に怠惰」な人間は間違いに気づいたときに失敗を恐れ自分の間違いを認めようとしない人間である。
ザ・プロフェッショナル
「ジャングルを怖がるだけで、身を投じなければ、いつまで経ってもジャングルの掟を学ぶことはできず、生存能力も身につかない」「未踏の領域に我さきに足を踏み入れ逆境や数々の失敗を歓迎する勇気を持つ人間だけが自らの手で道を拓き、手垢のついていない答えを見つけることが可能」という大前氏らしい勇ましい言葉につい引き込まれてしまう。開拓者精神こそが最強の武器だが、やみくもにただ歩き回るのでは変化の本質を見極めることはできない。想定した仮説を軸にしつこく試行錯誤する姿勢、執着力こそ一つの護身術になる。「知的に怠惰」な人間は間違いに気づいたときに失敗を恐れ自分の間違いを認めようとしない人間である。
ザ・プロフェッショナル
拍手喝采2006年08月20日
知的怠慢とは自らの成長を放棄すること
大前研一氏の著書「ザ・プロフェッショナル」：ダイヤモンド社、2005年にマンネリ化した成熟産業を成長産業に変革した事例を紹介している。重厚長大企業OBとしても参考になる発想転換がある。大組織となると自社の業容を変えるとなると勇断がいる。経営者の度量も問われる。出資者への説得には論理的な裏づけも必要。それこそ社内会議の連続で無駄なエネルギーも使い果たす。
そのような状況のなかで必要なのがスーパ･ゼネラリストとしてのプロフェッショナル（スペシャリスト）らしい。役割を変えても通用する万能薬のようなスキルを有する人。経理をやらせても、購買をやらせても、人事を任せても、技術的な業務もこなす能力人のこと。専門分野の知識はある程度勉強すれば身につく。大切なのは組織を動かし、業務の流れと意思決定のプロセスを熟知し、ボトルネックを次々に解決していく力を持つ。組織に関する「ピータの法則」に、「大半の人は自分の得意分野で能力が頭打ちになり陳腐化する」というのがある。、スーパ・ゼネラリストはどこまで昇進しても新しいスキルを身につけ、問題解決の能力に衰えを見せない人である。
しかし、そのスーパ・ゼネラリストにも大敵がでてきた。サイバー社会で育ってきた世代の人たちである。ビルゲイツ以外に、スタンフォード大学の二人の学生のグーグルの経営者、少し以前のホリエモンなどが例で、これらのサイバー社会の新人類への挑戦を避けている知的怠慢な経営者は去らなければならない。
「ものづくりが大切」「技術は奥が深い」を理解した上で新しい経営に挑戦する知的好奇心の衰えていない経営者が求められている。
ザ・プロフェッショナル
そのような状況のなかで必要なのがスーパ･ゼネラリストとしてのプロフェッショナル（スペシャリスト）らしい。役割を変えても通用する万能薬のようなスキルを有する人。経理をやらせても、購買をやらせても、人事を任せても、技術的な業務もこなす能力人のこと。専門分野の知識はある程度勉強すれば身につく。大切なのは組織を動かし、業務の流れと意思決定のプロセスを熟知し、ボトルネックを次々に解決していく力を持つ。組織に関する「ピータの法則」に、「大半の人は自分の得意分野で能力が頭打ちになり陳腐化する」というのがある。、スーパ・ゼネラリストはどこまで昇進しても新しいスキルを身につけ、問題解決の能力に衰えを見せない人である。
しかし、そのスーパ・ゼネラリストにも大敵がでてきた。サイバー社会で育ってきた世代の人たちである。ビルゲイツ以外に、スタンフォード大学の二人の学生のグーグルの経営者、少し以前のホリエモンなどが例で、これらのサイバー社会の新人類への挑戦を避けている知的怠慢な経営者は去らなければならない。
「ものづくりが大切」「技術は奥が深い」を理解した上で新しい経営に挑戦する知的好奇心の衰えていない経営者が求められている。
ザ・プロフェッショナル枝豆
未熟な大豆を食用
枝付き豆
平安時代から
豆名月の行事
枝豆の効能
ストレスを解消、精神安定のカリウム
骨や歯を丈夫に肩こり解消のカルシウム
疲労回復や免疫力の強化ビタミンＢ１
アレルギーや肝機能低下改善メチオニン
EDAMAMEが世界で評価
ベッカムビクトリア夫人が枝豆を大好物
枝豆を全世界へ
枝豆ホームページより
2006年08月19日
行革の光と影の勘違いを憂う
第１６４回国会の経済産業委員会（6月13日：火曜日）での議論の内容がネットで公開されている。民主党の渡辺秀央委員が小泉内閣の行革の光と影に関してする質疑に対する二階経済産業大臣の答弁に次のようなものがあった。
質疑「この行政改革で一番問題なのは日本の官僚諸君が非常に萎縮しているということである。日本は官僚社会でないが、行政の事務は官僚がやっている。政治家は選挙で入れ替わるので、官僚の諸君がしっかりしないと日本の国は安定しない。東大卒業生の官僚志向が減っている。アメリカでは大統領研修員計画、イギリスではファーストストリーム採用試験、ドイツでは高級職のラウフバーン、フランスはＥＮＡ、中国では中国共産党大学院という超エリートの教育がある。どこの国でも最高の若い人たちを集めて、使命感、責任感、国民への奉仕の精神を植え付けている。民主主義国家でも独裁国家で同じである。役人が萎縮し、若い学生が役人やキャリアになるのがばかばかしいというような考えになるのを憂う」
答弁「私もほぼ同じ思いを持つ。官僚をたたけば改革みたいな錯覚をしている評論家、マスコミ、政治家がいる。官僚に元気を出してもらい、この国のために気概を持って働いてもらいたい。政治としても配慮が必要と思う」
質問する民主党議員も回答する大臣も、それこそ官僚が書いたシナリオによる馴れ合い漫談みたいである。郵政も政府系金融も諸悪の根源がここにあるので改革したのではないのか？折角の行革も道半ばで終わると思うと無念さと寒々しさを感じる。政治家と官僚が対峙する緊張感が今こそ必要であるのに。これで民主党への政権交代など意味がなくなった。唯一の望みは小沢代表の霞ヶ関官僚改革のメディアに話していることであり、渡辺委員のような官僚擁護発言は例外であることである。今の日本の偏差値教育やキャリヤ試験が無意味で日本社会に有害であるかを論じ、外国の事例と比較してもらいたい。中国や北朝鮮の官僚の腐敗の温床をマネする必要はない。日本の今の社会は将来の天下りポストを求めて親子で受験塾通いに励んでいる。塾・受験校育ちの人は、新しい分野への挑戦とか前例のない仕事が全然苦手である。国の指導者にはそれが求められる。自分も東大卒の部下や同僚と仕事をした経験からそれを感じる。使命感でもあれば救われるが偉人の伝記を読ませるより、ウルトラ難問クイズの正解者を目指すことに明け暮れているのでそれもない。
青色発光ダイオードの発明者の中村修二氏も同様な指摘していたので、本ブログでも「”エリート”が地方大学の“落ちこぼれ”にかなわなかったわけ」で紹介した。「青色発光ダイオードの開発をしているとき、会社がもう一人部下をつけると言い出した。最初からいた部下は地方大学出身で成績も最下位近く、就職口がなくて、当時は小さな日亜化学へきたような男であった。会社は、そんな部下ではおぼつかないと考えたのかしらないが、有名大学出身で、大手の半導体メーカでこの分野の研究をしていた人物を送り込んできた。私は過去の経験から、たぶんこのような男はは使い物にならないと思っていた。実際、過去の10年間で途中採用で使い物になったためしがなかった。私のように勘だけで実験を進めていくやりかたのためだったかもしれない。すると、本にも論文にも書かれていないことが起こる。そのうような時、塾上がりエリートの頭でっかちの論文崇拝頭は使いものにならない。この中途エリート社員にも、窒化ガリウムを材料にしたP型半導体をつくることを命じた。この中途社員は「大企業よりベンチャーで」とかの世間のカッコよい意見に賛同してこの会社に来たところまではよかったが、私の予想したとおり使いものにならなかった。彼は過去の同種の論文を目ざとく見つけてきて、それこそ詳しく読んで、論文に書いてあるとおりの行程を踏んでP型半導体を作ろうしたが、いくらやってもできなかった。そのときに彼が言うには「中村さん、できませんでした」でおしまいである。それで平気な顔をしている。自分はきちんと言われたとおりにやったのに、できないのは論文が悪いのだと言わんばかりである。これに対して、地方大学出身の落ちこぼれは、具体的な指示もしないのに、私との会話だけで完成してしまったのである。そのやり方は自分も想像はしていたが、私との会話の中でヒントを見つけ勘でP型半導体の作り方を学んでしまったのである。論文や文献に頼るエリート気取りが新製品を開発したためしがないという事例である。」
霞ヶ関や大会社の人事部は人脈と称して安易に出身大学にこだわるが、企業でも昔のソニーや、花王、キャノンなど成長している会社はそんな考えとは無縁である。
ではどうするか？ 民主党の渡辺委員の憂いなんて必要ない。官僚に指定席は必要ない。緊張感のない安定はマイナスであり腐敗の原因になる。アメリカのように政治家が選挙で負ければ自分も民間に身をおく。中国のような腐敗の根源になる超エリート教育など必要ない。試験も実務的な適正試験だけで充分。キャリヤ試験などばかばかしいと思う体制にすることである。本当の試験問題は、行政が直面する問題の解決能力である。それができなければ地位を譲るという緊張感が大切である。民間企業はそれを実施している。
質疑「この行政改革で一番問題なのは日本の官僚諸君が非常に萎縮しているということである。日本は官僚社会でないが、行政の事務は官僚がやっている。政治家は選挙で入れ替わるので、官僚の諸君がしっかりしないと日本の国は安定しない。東大卒業生の官僚志向が減っている。アメリカでは大統領研修員計画、イギリスではファーストストリーム採用試験、ドイツでは高級職のラウフバーン、フランスはＥＮＡ、中国では中国共産党大学院という超エリートの教育がある。どこの国でも最高の若い人たちを集めて、使命感、責任感、国民への奉仕の精神を植え付けている。民主主義国家でも独裁国家で同じである。役人が萎縮し、若い学生が役人やキャリアになるのがばかばかしいというような考えになるのを憂う」
答弁「私もほぼ同じ思いを持つ。官僚をたたけば改革みたいな錯覚をしている評論家、マスコミ、政治家がいる。官僚に元気を出してもらい、この国のために気概を持って働いてもらいたい。政治としても配慮が必要と思う」
質問する民主党議員も回答する大臣も、それこそ官僚が書いたシナリオによる馴れ合い漫談みたいである。郵政も政府系金融も諸悪の根源がここにあるので改革したのではないのか？折角の行革も道半ばで終わると思うと無念さと寒々しさを感じる。政治家と官僚が対峙する緊張感が今こそ必要であるのに。これで民主党への政権交代など意味がなくなった。唯一の望みは小沢代表の霞ヶ関官僚改革のメディアに話していることであり、渡辺委員のような官僚擁護発言は例外であることである。今の日本の偏差値教育やキャリヤ試験が無意味で日本社会に有害であるかを論じ、外国の事例と比較してもらいたい。中国や北朝鮮の官僚の腐敗の温床をマネする必要はない。日本の今の社会は将来の天下りポストを求めて親子で受験塾通いに励んでいる。塾・受験校育ちの人は、新しい分野への挑戦とか前例のない仕事が全然苦手である。国の指導者にはそれが求められる。自分も東大卒の部下や同僚と仕事をした経験からそれを感じる。使命感でもあれば救われるが偉人の伝記を読ませるより、ウルトラ難問クイズの正解者を目指すことに明け暮れているのでそれもない。
青色発光ダイオードの発明者の中村修二氏も同様な指摘していたので、本ブログでも「”エリート”が地方大学の“落ちこぼれ”にかなわなかったわけ」で紹介した。「青色発光ダイオードの開発をしているとき、会社がもう一人部下をつけると言い出した。最初からいた部下は地方大学出身で成績も最下位近く、就職口がなくて、当時は小さな日亜化学へきたような男であった。会社は、そんな部下ではおぼつかないと考えたのかしらないが、有名大学出身で、大手の半導体メーカでこの分野の研究をしていた人物を送り込んできた。私は過去の経験から、たぶんこのような男はは使い物にならないと思っていた。実際、過去の10年間で途中採用で使い物になったためしがなかった。私のように勘だけで実験を進めていくやりかたのためだったかもしれない。すると、本にも論文にも書かれていないことが起こる。そのうような時、塾上がりエリートの頭でっかちの論文崇拝頭は使いものにならない。この中途エリート社員にも、窒化ガリウムを材料にしたP型半導体をつくることを命じた。この中途社員は「大企業よりベンチャーで」とかの世間のカッコよい意見に賛同してこの会社に来たところまではよかったが、私の予想したとおり使いものにならなかった。彼は過去の同種の論文を目ざとく見つけてきて、それこそ詳しく読んで、論文に書いてあるとおりの行程を踏んでP型半導体を作ろうしたが、いくらやってもできなかった。そのときに彼が言うには「中村さん、できませんでした」でおしまいである。それで平気な顔をしている。自分はきちんと言われたとおりにやったのに、できないのは論文が悪いのだと言わんばかりである。これに対して、地方大学出身の落ちこぼれは、具体的な指示もしないのに、私との会話だけで完成してしまったのである。そのやり方は自分も想像はしていたが、私との会話の中でヒントを見つけ勘でP型半導体の作り方を学んでしまったのである。論文や文献に頼るエリート気取りが新製品を開発したためしがないという事例である。」
霞ヶ関や大会社の人事部は人脈と称して安易に出身大学にこだわるが、企業でも昔のソニーや、花王、キャノンなど成長している会社はそんな考えとは無縁である。
ではどうするか？ 民主党の渡辺委員の憂いなんて必要ない。官僚に指定席は必要ない。緊張感のない安定はマイナスであり腐敗の原因になる。アメリカのように政治家が選挙で負ければ自分も民間に身をおく。中国のような腐敗の根源になる超エリート教育など必要ない。試験も実務的な適正試験だけで充分。キャリヤ試験などばかばかしいと思う体制にすることである。本当の試験問題は、行政が直面する問題の解決能力である。それができなければ地位を譲るという緊張感が大切である。民間企業はそれを実施している。
2006年08月18日
日本でもバイオエタノールの利用の動き
最近のガソリンの値上げでバイオエタノールへの関心が高まっている。この技術についてブラジルが進んでいるが、NHKのニュースクリップ（http://www.nhk.or.jp/nhkvnet/f-news/f-main2.html）でも標記のニュースを紹介している。政府は、石油に代わる新しいエネルギーとして注目を集めている「バイオエタノール」の普及を目指すため、安全性や経済性を調べる大規模な実証実験を原料のサトウキビの産地である沖縄県の宮古島で行うことになった。「バイオエタノール」は、サトウキビやとうもろこしなどを原料にしたアルコールの一種で、ガソリンに混ぜて車の燃料として使える。混ぜる割合が３％以下であれば、車を改造する必要も無いことから、石油に代わる新しいエネルギーとして注目を集めている。
具体的には、精製施設を新たに設けて、「バイオエタノール」の生産量を増やすとともに島内にある全てのガソリンスタンドで「バイオエタノール」を混ぜたガソリンを給油できるように設備を整える。将来的には島内を走る２万台の車全てで、この燃料を使ってもらい、安全性や燃費などについて詳しく調べる計画である。現地を視察した二階経済産業大臣は、「今回の実験をきっかけに、実用化に向けた取り組みをさらに飛躍させたい」と述べている。
具体的には、精製施設を新たに設けて、「バイオエタノール」の生産量を増やすとともに島内にある全てのガソリンスタンドで「バイオエタノール」を混ぜたガソリンを給油できるように設備を整える。将来的には島内を走る２万台の車全てで、この燃料を使ってもらい、安全性や燃費などについて詳しく調べる計画である。現地を視察した二階経済産業大臣は、「今回の実験をきっかけに、実用化に向けた取り組みをさらに飛躍させたい」と述べている。
高校野球2006年08月17日
一番多い花の色は白
武田幸作著：アジサイはなぜ七色にかわるのか？花の色の不思議を科学する：1996年には、日ごろ何気なく見ている花の色には多くの情報が隠されていることを分かりやすく説明されている。自然界に多い花の色順位は白が３２％、２位は黄色が３０％、３位は青色から紫色が２３％である。この３色で自然界の花の色の８割以上を占めている。赤やピンクが自然界には意外に少ないことがわかる。花屋さんで消費者に人気のある色は１位がピンクで５６％、赤、紫がそれに続いている。これらの色を作り出している４大色素の特徴は
１．カロチノイド：黄色、橙赤
２．フラボノイド：白、クリーム、黄色、橙赤、赤紫、青色と多彩である
３．クロロフィル：緑
４．ペタレイン：黄色、赤、紫
フラボノイドの白色の特徴として紫外線を吸収する性質があり、人間は紫外線がみえないので白い花と感じていてもミツバチは紫外線が見えるので、それがミツバチの貴重な情報になっている。
アジサイは色が変わる花として知られている。咲き始めから枯れるまで色が変わるので「七変化」「八仙花」という別名もある。アジサイの色を出しているのはアントシアニンと補助色素とアルミニウムの３つが関係している。アルミニウムは土中から根から吸収される。すなわち土壌の状態でアルミニウムの吸収量が変わる。アルミニウムが溶け出しやすいのは酸性土壌でありそこでは青色の花をつける。中性、アルカリ性になるとアルミニウムの吸収が悪くなり、アントシアニンが本来持っている赤色や紫色が現れる。
アジサイはなぜ七色に変わるのか?―花の色の不思議を科学する
１．カロチノイド：黄色、橙赤
２．フラボノイド：白、クリーム、黄色、橙赤、赤紫、青色と多彩である
３．クロロフィル：緑
４．ペタレイン：黄色、赤、紫
フラボノイドの白色の特徴として紫外線を吸収する性質があり、人間は紫外線がみえないので白い花と感じていてもミツバチは紫外線が見えるので、それがミツバチの貴重な情報になっている。
アジサイは色が変わる花として知られている。咲き始めから枯れるまで色が変わるので「七変化」「八仙花」という別名もある。アジサイの色を出しているのはアントシアニンと補助色素とアルミニウムの３つが関係している。アルミニウムは土中から根から吸収される。すなわち土壌の状態でアルミニウムの吸収量が変わる。アルミニウムが溶け出しやすいのは酸性土壌でありそこでは青色の花をつける。中性、アルカリ性になるとアルミニウムの吸収が悪くなり、アントシアニンが本来持っている赤色や紫色が現れる。
アジサイはなぜ七色に変わるのか?―花の色の不思議を科学する
