2012年07月

2012年07月31日

五輪熱戦 3

五輪熱戦
日本の金メダル1号
松本薫選手
柔道57kg級
メダルラッシュ
中国に負けた
体操男子団体

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鈴木宗男氏の「公平配分を担保し、親の経済力や地位、生まれ育った地域に関係なく平等なチャンスを与える」という政治思想は地域主義と平等・平和主義である。 3

続 いったい、この国はどうなってしまったのか!―メディア時評二〇〇三年四月~二〇〇六年一一月
続 いったい、この国はどうなってしまったのか!―メディア時評二〇〇三年四月~二〇〇六年一一月
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「魚住昭、斎藤貴雄、目取真俊著:続 いったい、この国はどうなってしまったのか!、日本放送出版、2006年」には、共感を覚えるところが多い。
「ムネオ氏が立ち上げた“新党大地”、地域エゴ政党だって? そうかもしれない。でも、それがいいのだ」の小節の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.鈴木宗男氏が地域主義政党「新党大地」を立ち上げた。スローガンは「北海道を変えます」「北海道から変わりましょう」。北海道に徹底的にこだわり、北海道ならではの社会ビジョンを打ち出し、そこから日本全体を変えていこうというものである。
2.これは、今の閉塞状況に風穴を開けることになるかもしれない。党の幹事長に30代のアイヌ民族のフランスの大学院生・多原香里さんが就任したことにも驚いた。政治の展開にこんなに胸が躍るのは久しぶりである。
3.「小さな政府」路線の生みの親は米国発のグローバリゼーションの波は地方の自営業者や店員、農民らに襲いかかり、彼らの暮らしを根こそぎ破壊している。それに対抗するには、地元住民の利害を前面に押し出した地域主義しかない。ムネオ氏は戦うべき敵の正体がグローバリゼーション(新自由主義)だということをきちんと見据えていることは、彼のホームページに連載されている「ムネオ日記」を読むと分かる。
4.総選挙が日本の進路を決める国民投票になりうるというのなら争点は、日本が新自由主義政策を継続するか否かだ。新自由主義とは「強い者を優遇して強くし、それで日本経済を活性化させる」という考え方であり、社会的弱者や首都圏以外は切り捨てられる。親の所属する階層によって子供たちの可能性が制約されてしまう。〉
5.鈴木宗男氏の「公平配分を担保し、親の経済力や地位、生まれ育った地域に関係なく平等なチャンスを与える」という政治思想の根幹は地域主義+平等・平和主義と言ってもよい。
選挙向けに口当たりのいいスローガンではなく、彼の主張は以前から一貰している。メディアがそれを報じなかっただけである。
6.鈴木宗男氏の姿は若かりしころの田中角栄氏と重なって見える。田中氏は新潟の貧しい農村か
らはい上がってきた男である。山間部は世界有数の豪雪地帯で、冬に病気になると町の医者にそりで急いでも間に合わないという悲劇が日常的に繰り返された。こうした政治の恩恵にあずかれない辺境に、彼は地下足袋、脚絆姿で分け人った。そこに道路やトンネルや橋をつくり、貧しい人々の生活基盤を改善していくことで支持を集めた。つまり公共事業を通じて地方に雇用とインフラをもたらし、その見返りに票を集めることで自らの政治地盤を強固にした。
7.このやり方はやがて全国に普及して富の再分配が行われ、「都市」と「地方」、「強者」と「弱者」の格差の少ない日本型社会が出来上がる大きな要因になった。田中氏の政治思想は生まれた土地で人並みの暮らしをという庶民の切実な願いを結実させたものだった。もちろんそこには人間の欲やしがらみが絡み合って、きれい事だけでは済まされない、清も濁も併せのんだ、泥まみれの民主主義である。
8.時代は移り変わり、田中型政治システムは機能不全に陥ったが、それで田中氏の思想が無効になったわけではない。むしろ、格差が果てしなく広がる今だからこそ新たな形で復活させなければならない。
9.田中氏の血を引くムネオ氏の新党大地の課題は、泥まみれの民主主義から派生する腐敗をどう防ぐかということと、新たな時代を切り開くグランドデザインの構築である。これをクリアできれば、新党大地はさらに大きく躍進する。




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2012年07月30日

流木は海の卒塔婆よ土用波 3

流木は海の卒塔婆よ土用波
小原啄葉句
長谷川櫂解説
東日本大震災の津波
多くの人が亡くなる
いまだに帰らぬひと
土用波が砂浜に
打ち上げる流木
波に洗われた木目
何も書かれていない
無言の卒塔婆
(読売新聞2012.7.29より)

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ゼーベック効果を用いた熱電変換モジュールを用いて、製鉄所の未利用排熱で発電 3

少し前になるが、4月19日付けの JFEスチール株式会社のWEBサイト
http://www.jfe-steel.co.jp/release/2012/04/120419-2.htmlに
「排熱を利用した熱電発電技術の研究開発を開始」という標題の記事が紹介されている。20年以上前から言われていた技術であるが、今度こそ実用化を実現してもらいたいものである。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.JFEスチール株式会社は、株式会社KELK(社長:武知弘明、本社:神奈川県平塚市、以下「KELK」)、国立大学法人北海道大学(エネルギー・マテリアル融合領域研究センター、センター長:秋山友宏)と共同で、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の省エネルギー革新技術開発事業として、2011年度に採択された「製鉄プロセスにおける排熱を利用した熱電発電技術の研究開発」を開始した。
2.熱電発電技術は、異なる金属または半導体に温度差を設けると電圧が発生する「」を利用して熱から電気を生み出す技術で、発電時のCO2排出が全くないクリーンな発電である。
3.本研究開発では、KELKが開発した世界最高クラス性能(出力密度1W/cm2)の熱電変換モジュールを用いて、製鉄所の未利用排熱からの発電を試みた。24時間操業の製鉄所には排熱が常に存在するため、熱電発電は昼夜・天候によらず、年間を通して安定した電力を安価に得られる可能性がある。
4.本技術を様々な工場排熱に適用すれば、省エネルギーやCO2排出の削減に効果を発揮するものと期待さる。
5.2012年度内にJFEスチール株式会社東日本製鉄所(京浜地区)の連続鋳造設備に最大出力10kWの熱電発電システムを設置し、スラブからの輻射熱を利用した発電の実証試験を実施する。発電性能や耐久性を確認するとともに、システムのLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)評価も行い、最終的には100kWクラスでの実用化の目処をつける計画である。
6.本件に関するお問い合わせは、JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166で対応している。


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新エネルギー・省エネルギー 

2012年07月29日

ロンドン五輪 3

ロンドン五輪
ロンドン五輪開幕
開会式の演出
数万人のボランティア
英国の歴史
農村風景、鉱山風景
北アイルランド
ロンドンデリー
産業革命
ビートルズ
ベッカム選手
若い無名の若者達が最終聖火ランナー


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軍閥の子だからこそ、戦犯の子だからこそ、再び、戦争をくり返さないため、帝国主義の復活を許さないため、日本の勤労大衆の真の幸福のため、出来るだけの努力をしなければならない。 3

政財界メッタ斬り―佐高信の政経外科〈7〉 (佐高信の政経外科 (7))
政財界メッタ斬り―佐高信の政経外科〈7〉 (佐高信の政経外科 (7))
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「佐高信著:政財界メッタ斬り、毎日新聞社、2005年」の「戦犯の子」には共感を覚える。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.元共産党員のタカ派の板垣正氏の著書「わが叫び父の胸にとどけ」に以下の一文がある。。
「天皇絶対の徹底した教育を、生れついて以来教へられ、そして自らも天皇信仰の信念に、一応生死の問題も解決していた自分であった。軍人の家に生れ、軍人を志して将校になった私にとっては、天皇は絶対だった。父も一切の私心なく天皇に誠心を捧げるといふ姿に於て、
私にとって絶対だった。そして敗戦といふ全く予期しなかった現実に直面しつつも、天皇信仰の気持は寧ろ強くなって行った」
2.この板垣氏がシベリア抑留生活の中で変わった。それでもさすがに、父・板垣征四郎が戦犯として絞首刑に処されたニュースに仲間たちが拍手をするのには加わらなかった。ただただ悲しかった。「それは父が、決して私心で動くやうな俗人ではなかったこと、そして、
停戦以来、生きながらへた気持も、又、きっと立派に死んで行ったであらう最期の気持も、子として充分知りつくせるが故の、悲しみであった」と板垣正は書いている。
3.指揮者の小澤征爾の父親が満州青年連盟のリーダーで、板垣征四郎と石原莞爾を尊敬していので、わが子に征爾と名づけた。
4.板垣正はマルクス主義に触れて、次のように書いている。「父のはたした役割は、世界史的な立場から、明らかに帝国主義的侵略の反人民的行為と断定しなければならない。それは個人に善意があったとか、なかったとか、誠実であったとか、なかったとかの問題を超えているのである。そして、民族を破滅に陥れた天皇制機構そのものこそ、否定されなければならない。」こう断言するまでに変わった板垣正は、自分は軍閥の子、戦犯の子だと大っぴらに言うようになった。
5.軍閥の子だからこそ、戦犯の子だからこそ、再び、戦争をくり返さないため、帝国主義の復活を許さないため、日本の勤労大衆の真の幸福のため、出来るだけの努力をしなければならないといふのが板垣正の信条だった。


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2012年07月28日

伏して百合立ちて百合咲く夕べかな 3

伏して百合立ちて百合咲く夕べかな
市村究一郎句
長谷川櫂解説
立てば芍薬
座れば牡丹
歩く姿は百合の花
夕暮れの百合畑
さまざまな姿の百合
匂い立つ花の香り
(読売新聞2012.7.28より)

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グーグル経営陣のトップに問題があり、今の延長線上には「チャレンジ」がないと判断したマリッサ・メイヤー氏が、米ヤフーの最高経営責任者に就任した。 3

7月27日付けの大前研一さんのニュースの視点は『 マイクロソフトとグーグル・ヤフー 〜情報の裏側を考える 』と題する記事である。IT関連企業の今後を占う情報として興味深い内容である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。  
1.米マイクロソフトが7月19日に発表した4〜6月期決算は、最終損益が4億9200万ドル(約386億円)の赤字となり、1986年の上場以来、四半期ベースで初めて赤字となった。 2007年に約63億ドルで買収したインターネット広告会社の「のれん代」を減損処理したことが響いたということである。なぜ5年前の買収に関わる「のれん代」を、今このタイミングで一括減損処理する必要があるのか疑問である。
2.マイクロソフトの業績推移を見ると、売上も鈍ってきていて利益は大幅な赤字に転落しているが、今回の減損処理を除けば、それほど悪い数字ではない。買収そのものが上手く機能せず、会計事務所から一括精算をするよう指導された可能性はある。しかし、「のれん代」を複数回に分けて少しずつ計上することはできたはずである。
3.1986年の上場以来、四半期ベースで「初の赤字」になるというのだから、普通に考えれば初めての赤字を避けようとするはずである。このニュースでは語られていない「何か」がの「情報」が欠けている。
4.米グーグルが19日発表した4〜6月期決算は、純利益が前年同期比11%増の27億8500万ドルだった。買収効果で売上高が122億1400万ドルと同35%増加である。主力のネット広告も好調で、収益拡大に寄与したとのことである。エリック・シュミット会長は12日、病気で休養しているラリー・ペイジ最高経営責任者の症状は回復しつつあり、9日にはオフィスに姿を見せた。
5.先のマイクロソフトと同様、明かされていない何かがグーグルに起こっていると思われる。エリック・シュミット会長は、ラリー・ペイジCEOが回復したと発言しているが、グーグルの株主総会にラリー・ペイジCEOは出席していない。グーグルの業績は好調で、売上も純利益も順調に伸びている。しかし、何かしらの社内の軋轢があると思われる。
6.グーグルの女性エンジニア、マリッサ・メイヤー氏が、空席が続いていた米ヤフーの最高経営責任者に就任した。メイヤー氏はグーグルの創業期から同社を支えたエンジニアで、 創業者コンビやエリック・シュミット会長と並んで同社の顔ともいえる。R&Dのゲートキーパーと言われた人物で、世界中から寄せられる無数の新サービスのアイディアについて、メイヤー氏が厳しい審査を行ってきた。
7.検索エンジンの技術を始め、Gmailなど100個以上の機能やサービスを立ち上げた。 経営者・CEOとしては未知数だが、研究開発の判断力は、ずば抜けたものがある。
8.メイヤー氏は莫大な資産を持っているから、今さら給料に惹かれてヤフーへ行くことは考えられない。グーグル経営陣のトップで何か問題が起きている。今のグーグルの延長線上には「チャレンジ」がないと判断したと思われる。
9.今回のマイクロソフト、グーグル、ヤフーのようなニュースを読んだ時、そのまま鵜呑みにするのではなく、論理的に考えて、出揃っていない情報があることに気づけるように 普段から訓練しておく必要がある。


yuji5327 at 06:32 

2012年07月27日

エネルギー選択 3

エネルギー選択
脱原発は全人類の課題
企業経営者の目先の利益のために
選択するようなテーマでない
生活=エネルギーの
生活レベル=GDPの
固定観念打破が出発点
今の政治家は
既得権集団の代表
全人類の課題などと無縁

yuji5327 at 07:06 
池上湖心の書 

紛争国の貧困に取り組むために、日本はさまざまの技術、ノゥハウを活かすことができる 3

小沢一郎 嫌われる伝説
小沢一郎 嫌われる伝説
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「渡辺乾介著:小沢一郎 嫌われる伝説、小学館、2009年」の「第4章:1000 vs 1001の小沢政治」の「小沢教授の「国民論」「共生論」講義録:「日本こそナンバーワンの存在感」」は参考になる。国民の生活が第一の理念とも共通しており、小沢一郎氏の政治思想と行動は半端でない。大新聞の、ネガティブ報道は、自分たちの既得権を恐れているもので、思想も哲学もない浅薄なものでレベルが低い。日本国にとって情けなく、みっともない。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.人間と自然、諸国家の共生を考える課題にお対して、小沢氏は「世界は産業革命以後の急速な科学技術の発達でさまざまな自然破壊をもたらし、人間は本来持っている感性を失い、人間性を喪失するようになった。日本でも電気、ガスを使う生活様式の変化によって、薪を拾うことがなくなり、人が山に入らなくなったから、山が荒れ放題になった。四季の変化も実感できなくなった。食べ物が特徴的だ。世界中の物が手に入るし、一年中何でもある。春夏秋冬の旬がない。食べ物の季節感が薄れている。
2.世界が共生の道を進まないと、核兵器を含めた大量破壊殺裁兵器がつくり出され、戦争が人類そのものを滅亡させかねないところまできているのが21世紀の現状である。人間同士、諸国民、諸国家の協力、共生が平和の問題として大事なテーマになっている。
3.国同士の争いの原因の第一は貧困である、アフガニスタン、パレスチナ、チベット、新彊ウイグル自治区などの紛争も貧困が関係する。第二は宗教、民族間の文化、文明の対立がある。三番目に国や社会のあり方としての自由と平等の権利をめぐる対立がある。
4.紛争国の貧困に取り組むために、日本はさまざまの技術、ノゥハウを活かすことができる。日本は西洋の文物を導入して、アジアで唯一、最初に西洋的な工業化社会をつくり上げた実績と現実がある。西洋流の文明も行き詰まり、環境問題がある中、日本人の特質、アジア的な考え方が文明史的な役割を担いうる。日本人は文明的な対立を超越、克服する理念を世界に発信することができる。そうすれば、日本が世界をリードする国になりうる。
5.自由と平等の理念の対立は今後も起きてくる問題である。自由ほど人間にとって大切なものはない。食べることができても、死ななくても、奴隷であったのでは意味がない。自由もそのまま放置しておけば、そこから結果的に富と権力の不平等が生まれてくる。不平等な社会というのは、結局、自由も束縛することになる。自由と平等は対立する原理だけれども、、政治も、人間の知恵も、これをどう調和させていい社会をつくるかということに尽きる。
6.日本という国は、この自由と平等をかなりうまく調和し、調整しながら、国家の運営をやってきた。国家の統治の形態としては官僚統制が強い管理社会的特質を持っているけれども、それは平等という観点に主眼を置いたやり方だからである。平等を実行するにはお上に
よる、たとえば指名競争入札制度などの官僚による規制が必要であって、自由にしていたら能力がないほうが負けるに決まっているから、そこが管理社会になる。行きすぎると新たな不平等が生じ、腐敗が発生する。ソ連が崩壊したのもそこだった。
6.過度の競争社会は結局、弱肉強食の社会を生んでしまう。自分の時代はとても無理だけれど、今の若い世代の時代には共生の理念を創造し、世界をリードしてもらいたい。
7.世界の紛争はどんどん拡大している。極東は本当に不安定である。無法者は力をもって制圧しなければならないところもあるが、徳をもって治めるという考え方、理念は、欧米の意識、考え方からはなかなか出てこない。そういうものを日本がつくり上げて、世界をリードすることが日本の生きる道である。日本人が人類の生存のための哲学、考え方を主導することによって、ジャパン・アズ・ナンバーワンの存在感を新しい時代にも示すことができる。
8.国連の平和活動については、国連安全保障理事会および総会の決議がなされるなら、武力行使を含むすべての活動に日本も参加するべきであり、自衛隊の活動は憲法避反に当たらない。
9.フランス革命において、ナポレオンが軍事的天才であったから、ヨーロッパを制覇したのではなく、フランス軍が強かったのは、国民軍だったからである。王政、貴族制を打破し、とにかくも平等な社会をつくって、ヨーロッパで初めて国民軍が編制された。ナポレオンは洗濯屋出身だった。能力があればどんどん上に登用されて能力を発揮できる。そういう平等社会がものすごいエネルギーを生んだ。
10.わが国の近代では、明治維新も幕藩体制を打倒して四民平等をつくろうとし、つくり上げたということによって、あのエネルギーが起きた。俗説では、薩摩と長州は鉄砲をいっぱい揃えていて、幕府が旧式の装備だったから鳥羽・伏見の戦いに負けたのではない。当時、最も洋式装備、兵器を揃えていたのは幕府だった。1万5000人の幕府軍が3000人の薩長軍に敗れて大坂に逃げ帰ったけれども、大坂には薩長軍よりはるかに大規模な洋式歩兵団が編制されていた。海には何倍もの海軍がいた。勝海舟、榎本武揚らの人材もあった。それにもかかわらず、幕府は崩壊した。そこに閉塞的な権力体制の末期的状況があった.
11.国と地域の紛争の根底には貧困があり、貧困を打開していくために国際間の協力を促して、日本は先頭に立つべきである。国連決議なきアフガン、イラク戦争における対米支援の自衛隊派遣を批判する。自衛隊補給艦によるインド洋の給油活動を否定する。武力による解決ではなく、アフガンの貧困を打開する手法を講じて、貧困が生む社会の無気力から人々を立ち上がらせ、国民自身による国家再建の道を開くことが地域の平和回復につながる。
12.紛争当事国、地域に見られる悪平等が権力と富の偏在をもたらして国民の自由を奪い、社会を無気力にし、貧困を招く問題は、日本にも共通している。戦後政治は、経済成長の果実を広く分配することが主眼で、官僚がいかに平等に分けるかを担ってきた。成長が止まり、官僚機構が肥大化し、社会の悪平等化が進んだ。2000年代になって、まさに社会は富が偏在し、官僚支配と自民党政治のもとで権力の偏在が強まった。社会の荒廃現象も顕著になった。弱肉強食の格差拡大、社会保障制度の信頼喪失が国民を疲れさせた。
13.「政治は生活である」というキャッチ・フレーズを打ち出した。子育て支援、農業の戸別所得補償などの社会政策で、不平等が構造化し、権力の腐敗によって政治が漂流する現状に対して、国民の生活を原点にして平等原則を立て直し、政治の機能を回復させる必要がある。
14.富と権力の偏在の結果生まれた800兆円の国の負債や財政再建派が重視するプライマリーバランスよりも、国民の元気を回復させ、国民のエネルギーを活性化させることが第一で、財政、財源問題は国を豊かにした後の帳尻の問題である。



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池上技術士事務所の紹介
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池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
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・技術翻訳、特許調査
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お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山(文化功労者)に師事
書象会理事、審査会員
公募展出展
〇謙慎展・常任理事
・春興賞受賞2回
・青山賞受賞
〇読売書法展理事
・読売奨励賞受賞
・読売新聞社賞受賞
〇日展入選有

書道教室(自宅)
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日



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