2005年09月26日

住宅照明の省エネの経済性 2

住宅照明で蛍光灯の技術が進歩して、インバータ導入による高周波蛍光ランプは従来の白熱電球に比べて4分の1くらいの電力消費で同じ明るさが得られることは以前にもこのブログで紹介した。そのときに抜けていたのが経済性の問題である。そもそも地球温暖化のためのCO2削減と省エネ、さらにはコストの問題は同じレベルで論じるのは難しい。白熱電灯と高周波蛍光灯のコストを比較すると、前者は160円、後者は1600円として約10倍である。前者が60ワット、後者が15ワットとして、1日10時間点灯すると年間で約55kWhと220kWhの差であり、電気代がkWhあたり20円として、1100円と4400円の差があり、ランプのコストは約半年で回収できることになる。ここまでの話は、省エネと経済性は両立するが、ランプの点滅による寿命の劣化が問題であり、国民生活センターの試験によると5分点灯1分消灯すると寿命が数百時間短くなるという結果が得られている。結論として60分以内の点滅は不経済ということである。通常言われている「こまめに消灯しよう」という省エネ活動も経済性を考慮すると必ずしも勧められないということである。電気エネルギーの消費量では省エネであっても製品のライフサイクルでの消費エネルギーを考慮すると逆転することもあり得るということである。このことを一般消費者に意識して省エネしてくださいというのは無理な話で、メーカの製品開発段階で考慮するべき問題である。例えば、「トイレ用電球」とかの省エネ商品の開発が必要である。
岩船由美子:暮らしの中のエネルギー、電気学会、2001年



暮らしの中のエネルギー―環境にやさしい選択


yuji5327 at 22:02コメント(0)トラックバック(0) 
新エネルギー・省エネルギー 

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大東文化大卒、
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書象会に所属、書象会理事
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○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
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 読売奨励賞
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 青山賞、春興賞の受賞:2回
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