2006年02月12日
日本企業の談合の行く末
大前研一氏の著書「ザ・プロフェッショナル」で、今も残る日本企業の談合について以下のように述べている。「顧客に最高の価値を届けることを阻害する談合が行われている業界はほぼ例外なく閉鎖的で、新陣代謝が起こらないために競争原理が働かないので、競争原理の産物であるのでイノベーションとはいつも無縁である。顧客の顧客について考えることで他の業界にも関心を広げるようになり、これが既存の方法を見直すきっかけになり、顧客にユニークな価値を提供するチャンスに発展する可能性が生まれてくる。しかし、組織のしきたりに諌められ、「白い巨塔」の医局員たちのように、業界慣行に従い沈黙している社員が多い企業は衰退する。」
防衛施設庁と空調設備業者の談合事件を予告しているように思える。
ザ・プロフェッショナル
防衛施設庁と空調設備業者の談合事件を予告しているように思える。
ザ・プロフェッショナル