2006年02月25日
電気自動車の燃費はガソリン車の10分の1以下
平成5年の国立環境研究所の試算が紹介されている。
原油を一次エネルギーとする場合、ガソリンエンジン自動車の総合効率は定速時は14%、加速時9%に対して、電気自動車の場合は、定速時は21%、加速時は16%となる。比率にして約1.5倍の効率である。その根拠として次のように試算されている。
ガソリンエンジンの場合
原油をガソリンに精製し輸送するときに10%のエネルギーを損失し90%になり、ガソリンエンジンの効率は定速時、15%、全体で0.9×0.15=0.14となる。
電気自動車の場合
原油で火力発電所で発電するときの効率は39%、それを送電するときに95%、充電するときに70%、駆動モータの効率は80%であり、全体で0.39×0.95×0.7×0.8=0.21となる。
燃料費を比較すると
ガソリンエンジン車では約100円/L÷10km/L=10円/km、すなわち1km走行するのに10円掛かる。
電気自動車の場合、深夜電力で充電するとして、約6円/kWh÷7km/kWh=0.9円/km、すなわち、1km走行するのに1円掛からず、0.9円で済み、ガソリンエンジンの10分の1以下となる。
具体的には
ガソリン1リットル(L)の価格100円、電気代1kWh15円として、
走行距離100km当たりの燃費を金額で比較すると
ガソリンエンジン車では
100km÷8km/L×100円/L=1250円
電気自動車では
100km÷7km/kWh×15円/kWh=214円
電気自動車の燃費をガソリン車で例えると
1250円÷214円=47km/L
となる。
佐藤員暢著、EV・電気自動車、山海堂、平成14年
EV・電気自動車―色々な方向に走り出します
原油を一次エネルギーとする場合、ガソリンエンジン自動車の総合効率は定速時は14%、加速時9%に対して、電気自動車の場合は、定速時は21%、加速時は16%となる。比率にして約1.5倍の効率である。その根拠として次のように試算されている。
ガソリンエンジンの場合
原油をガソリンに精製し輸送するときに10%のエネルギーを損失し90%になり、ガソリンエンジンの効率は定速時、15%、全体で0.9×0.15=0.14となる。
電気自動車の場合
原油で火力発電所で発電するときの効率は39%、それを送電するときに95%、充電するときに70%、駆動モータの効率は80%であり、全体で0.39×0.95×0.7×0.8=0.21となる。
燃料費を比較すると
ガソリンエンジン車では約100円/L÷10km/L=10円/km、すなわち1km走行するのに10円掛かる。
電気自動車の場合、深夜電力で充電するとして、約6円/kWh÷7km/kWh=0.9円/km、すなわち、1km走行するのに1円掛からず、0.9円で済み、ガソリンエンジンの10分の1以下となる。
具体的には
ガソリン1リットル(L)の価格100円、電気代1kWh15円として、
走行距離100km当たりの燃費を金額で比較すると
ガソリンエンジン車では
100km÷8km/L×100円/L=1250円
電気自動車では
100km÷7km/kWh×15円/kWh=214円
電気自動車の燃費をガソリン車で例えると
1250円÷214円=47km/L
となる。
佐藤員暢著、EV・電気自動車、山海堂、平成14年
EV・電気自動車―色々な方向に走り出します