2007年03月22日

有機農業は異端か?

西村和雄著:有機農業コツの科学、七つ森書館、2004年、には有機栽培がなぜよいかを学者の立場で科学的に分かりやすく解説されている。昨日の本ブログでも「有機栽培がよいといわれる理由」と題して、西村氏の著書の内容の一部を紹介したが、第5章でかかれている「ぐうたらのの独り言」は農業の素人の自分も日ごろ考えてきたことである。新たに問題を突きつけられたようで衝撃的である。概要は以下のとおりである。
「有機農業という言葉を口にしただけで、大学では今も異端視されるのが哀しい現実である。欧米ではすでに、オルガニック・ファーミングとして市民権を獲得している。有機農業に関係する試験研究がさかんに進められている。市場の占有率も毎年上昇し、既に2桁台に達している。日本の学者たちは見向きもしない。国内の占有率はわずか0.3%である。WTO体制になって農産物貿易の自由化で日本農業は後退、就農人口は減少、先進国中でも際だって自給率が低い。この現実を考えて夜眠れないことが多い。国立大学が独立法人になりバイオテクノロジーと遺伝子組換えが横行し「農業」に暗雲がたちこめている。「有機農業の収量性、経済性」というが、農業に経済性を導入し、化石燃料に依存する肥料や農機具、環境制御などの考え方は地球環境問題に逆行しているのに誰も異論を唱えない。生物でありながら人間だけが唯一、どうしようもないゴミを飽きもせず産出して地球温暖化を破壊している。農業では農地に望ましい生態系をつくることで、害虫や雑草を防除するという言葉をなくすることが必要。現代農業が化学肥料と農薬にどっぷりつかっている現実を認識して有機農業の存在意義が理解できる。」などなど、多くの示唆に富む独り言が書かれている。肝心の日本の大学の学者たちは欧米に比べても無関心であるということは嘆かわしい話である。
省エネルギーも最終的には地球温暖化に拘わる問題であり、化石燃料消費を以下に抑えるかが最重要課題である。農業の問題も化石燃料依存という観点で包括的に捉えることが、全世界で求められているのに、日本の行政は視野が狭く、頭かくして尻・・・のような政策に莫大な予算を使っている。産業界の省エネルギー機械の導入などは、それこそ企業の経済的インセンチブが働いているので国の政策ですと改まって唱えなくてもよい。世界はもっと大きな、本質的な地球温暖化対策の出現を願っている。



スローでたのしい有機農業コツの科学


yuji5327 at 06:39 
新技術 
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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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