2007年05月25日

コジェネレーションを取り入れるために 3

「荒野こうや著:現場における省エネのチェックポイント、オーム社、平成13年」には本の標題のごとく工場や事務所の現場管理者が省エネを進める上でのチェックポイントが要点を絞って分かりやすく書かれている。第7章の新しいエネルギーシステムの導入としてコジェネレーションシステムの採用のポイントが書かれている。コジェネレーションとは、燃料から複数のエネルギーを発生させるもので、燃料を燃やして発電し、その時に発生した熱量も利用するというものである。発電機はディーゼルエンジン、ガスエンジン、ガスタービンエンジン、蒸気タービンなど使用し、排熱を熱交換器や廃熱ボイラで回収し温水や蒸気を得る。発電機自体のエネルギーの利用効率は30−50%くらいであるが、排熱を30%くらい回収して総合熱効率が70−80%になる。地球温暖化対策にとって有望なシステムとして10年以上前から注目されていたが、いまひとつ我々の生活でその恩恵を受けているという印象がない。その原因は設備のコストは別にしても、排熱の利用分野である。家庭ではお風呂と炊事、冬季の暖房などがあるが季節で変動する。電気の需要は1年を通してあまり変らない。このエネルギーのかたちにより需要と供給のバランスがとれないことが問題である。
病院とか老人福祉施設などバランスの取りやすいところで当面採用が進んでいるが、熱、熱湯への需要が温度レベルにもより意外に少ない。
また、蒸気のような発電機の騒音が問題である。一般家庭の家屋では到底耐えられるものではない。騒音のでない発電機を工夫すればコジェネレーションも少しは普及する。発電機を回転させるから音がでるので、熱発電(温度差があれば電気が流れる物質がある:ゼーベック効果)利用することも考えられる。排熱で再び発電し必要に応じて電気の比率を変えるとかの工夫も必要である。



現場における省エネのチェックポイント



18本収納縦型静音ペルチェ式ワインセラー
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ワインセラー(20リットル・6本収納) ペルチェ冷却方式
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ペルチェ素子 TEC1-12706
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その他 センタック 電子吸湿器 QS-101
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新エネルギー・省エネルギー 
池上技術士事務所の紹介
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工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
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お役に立ちたいと思います。

池上湖心プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山(文化功労者)に師事
書象会理事、審査会員
公募展出展
〇謙慎展・常任理事
・春興賞受賞2回
・青山賞受賞
〇読売書法展理事
・読売奨励賞受賞
・読売新聞社賞受賞
〇日展入選有

書道教室(自宅)
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日



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