2007年05月26日

地球環境問題への取り組み姿勢は「マナー」的ではダメ 3

大前研一氏が配信している「ニュースの視点」は核心をついているので共感することが多い。このブログでも地球温暖化環境問題を何度か取り上げてきた。国民ひとり一人に求められていることと、国のやるべきことが一緒に論じられることが多い。そのために、国の施策も単なるマナーやポーズのように見えてくるのである。本気度が感じられないというのが大前氏の意見だと思う。オランダ政府は、国民が自転車の利用を徹底させるためにあらゆるインフラ整備と税制優遇措置などを行っていることと比較すると、今一日本の国の施策は企業の取り組みと比べてマナー教育みたいで歯がゆい。
大前氏の論旨は概ね以下のとおりである。
「米大手金融機関が環境関連の大規模な投融資に乗り出す。最大手のシティグループが世界の代替エネルギー開発企業などに、今後10年間で500億ドル(約6兆円)を投融資する他、バンク・オブ・アメリカも200億ドルを投じる。最近では、環境問題という意識も広く一般にも浸透しいる。ここで問題にしている環境問題とは、日常的に私たちが 口にする環境問題とは別次元の問題として捉えるべきである。普段の生活レベルで言えば、環境問題に取り組む姿勢は、ある意味、マナーに近い感覚だと思う。
しかし、地球温暖化などの環境問題は、マナーという感覚で取り組むべきものではなく、そのような態度では全く対処にならない。今回のシティグループやバンク・オブ・アメリカの発表を聞いて感じるのは、今多くの企業が使っている「環境」という言葉は、本質的な意味としてではなく、単なる流行の枕詞として使われているだけ。
あるアンケートによると、一般の人の企業に対する期待度が最も高いテーマが「環境」問題だという。 だから、企業は、とりえあえず、「わが社は環境問題に取り組んでいます」という姿勢を見せる。本質的な意味で環境問題へ取り組むならば、環境問題への対処とは「投資である」という考え方を忘れてはいけないでしょう。
単なるパフォーマンスのために、お金と時間を費やしても意味がない。地球全体の環境が改善されるという大きなリターンを得るために、お金と時間を「投資」するわけである。投資という考え方に立脚するなら、しっかりと目標数値を定めて、その計画に従って実行すること、結果を評価して、改善を重ねていくというプロセスを踏むのは、当たり前のことである。かつては、「環境を犠牲にして輸出をしている」と揶揄された日本も、今では1人当たりの消費エネルギーが米国の2分の1程度に過ぎないという、環境優等生になっている。 日本において、このように環境問題への取り組みが
成功したのは、マナーという曖昧な姿勢ではなく、国や企業がしっかりと目標数値を定めて、大きな「投資」 として環境問題に取り組んできたからである。
世界レベルでは、「計画経済」的な考え方で環境問題に対処するべきである。日本だけが環境優等生であっても、全世界的に科学的に意味はない。地球全体の問題だから世界の各国が環境問題に真剣に取り組まなくてはいけない。そのためには、「計画経済」的な考え方が必要である。それぞれの国が、積み上げ式に環境問題として取り組めることを考えていくのではなく、例えば、CO2の世界排出量の総量について、全世界的な目標値を決め、それを世界の各国に割り振るという考え方が必要である。これによって、例えば、米国は強制的にCO2を半減しなければならないといった抜本的な改革が実行に移される。例えば、豊かな米国としては、「お金を出しているのだから
ガソリンを少々使ってもいいじゃないか」と主張する。反対に、貧しいインドとしては、「木や糞を燃やさざるを得ないのだから、CO2を排出してもしょうがない」と主張する。このような現状のままでは環境問題の改善はゆきづまる。また、世界全体として目標を定めようとすると、インドや中国といった途上国は、必ず反対してくる。 60年代の日本同様、これからが経済成長なのだから、それに“タガ”をはめられるのは不公平だという主張である。これについては、世界全体の計画経済の実現という意味で、インドや中国に環境問題という“タガ”をはめる代わりに、先進国である日本が有利な条件で投資するとか、あるいは無制限に技術を提供する、といった手を打っていくべきである。しかし、このように計画経済的に環境問題に取り組んでも 最終的には人口が減らない限り、南極の氷は溶け出してしまう。環境問題の本質は、自国の利益の延長線上にはない。国の指導者が国の利益団体の意見などに左右されず、地球全体的視野を持つことが必要である。」
一見論旨が矛盾しているようであるが、ビジネスも地球環境あってのものである。地球環境を守るビジネスが企業経営行動として成り立つような投資を模索している段階と思う。


GREENWAY INN AND SUITES
GREENWAY INN AND SUITES
EMBASSY SUITES GALLERIA- 1 BED
EMBASSY SUITES GALLERIA- 1 BED
Sheraton North
Sheraton North


yuji5327 at 06:58 
環境 | 共通テーマ
池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
(平成28年度、国立新美術館にて開催)
・読売書法展(8月開催、現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(3月開催、現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





地域別アクセス

ジオターゲティング

ジオターゲティング
livedoor プロフィール
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード