2007年11月26日

世界のバイオハザード対策は? 3

「エボラ出血熱を制圧と、コンゴ民主共和国とWHO」という見出しの記事が2007.11.22付けのCNNで報道されている。エボラ出血熱というのはウイルス感染の恐ろしい伝染病のひとつで、バイオハザードでは必ず取り上げられる病原ウイルスである。
報道の概要は以下のとおりである。
「アフリカ中部コンゴ民主共和国(旧ザイール)政府と世界保健機関(WHO)は20日、同国で発生したエボラ出血熱を、制圧下に置いたと発表した。
エボラ出血熱は、エボラウイルスによる感染症で、自然界から人間への感染経路は不明。血液や分泌物、排泄物、だ液などを通じて感染し、厚生労働省検疫所によると、致死率は53─88%と高率。予防ワクチンはない。 同国のカンプングで今年、エボラ出血熱の発生が確認され、17人の感染が判明、うち6人が死亡していた。
しかし、15日間とされる潜伏期間の2倍の期間を過ぎても、新たな感染例が発生しなかったため、制圧下に置いたと判断した。
コンゴ民主共和国ではこれまでにも、何度かエボラ出血熱が流行しており、1995年には南西部キクウィットで245人が死亡している。」

バイオハザード (biohazard, biological hazard) は、有害な生物(とくに微生物、細菌、ウイルス)が環境中に漏れることによって発生する災害のこと。人間と自然環境に重大な危険をもたらすような生態異変をおこしうる。別名『生物災害』を指す新語である。日本では、国立感染症研究所の「病原体等安全管理規定」により、以下のように分類される。
レベル1 - 個体および地域社会に対する低危険度
人に疾病を起こし、或いは動物に獣医学的に重要な疾患を起こす可能性のないもの。
生ワクチンウイルス(ワクシニアと牛疫ワクチン株を除く)、レベル2およびレベル3に属さない細菌類
レベル2 - 個体に対する中等度危険度、地域社会に対する軽微な危険度
人或いは動物に病原性を有するが、実験室職員、地域社会、家畜、環境等に対し、重大な災害とならないもの、実験室内で暴露されると重篤な感染を起こす可能性はあるが、有効な治療法、予防法があり、伝播の可能性は低いもの。
ワクシニアウイルス、インフルエンザウイルス、ブドウ球菌、サルモネラなど
レベル3 - 個体に対する高い危険度、地域社会に対する低危険度
人に感染すると重篤な疾患を起こすが、他の個体への伝播の可能性は低いもの。
高病原性鳥インフルエンザ、ヒト免疫不全ウイルス、炭疽菌、ペスト菌など
レベル4 - 個体および地域社会に対する高い危険度
人又は動物に感染すると重篤な疾患を起こし、罹患者から他の個体への伝播が、直接又は間接に起こり易いもの。
エボラウイルス、マールブルグウイルス、天然痘ウイルス、黄熱ウイルスなど
日本細菌学会は、その取り扱い方法の指針を次のように示している。
レベル1の病原体
通常の微生物学実験室を用い、特別の隔離は必要ない。一般外来者の立ち入りを禁止する必要はない。
レベル2の病原体
通常の病原微生物学実験室を限定した上で用いる。エアロゾル発生のおそれのある実験は生物学用安全キャビネットの中で行う。作業中は、一般外来者の立ち入りを禁止する。
レベル3以上の病原体
廊下の立ち入り制限、二重ドア又はエアロックにより外部と隔離された実験室を用いる。 壁、床、天井、作業台等の表面は洗浄及び消毒可能なようにする。
排気系を調節することにより、常に外部から実験室内に空気の流入が行われるようにする。実験室からの排気は高性能フイルターで除菌してから大気中に放出する。
実験は生物学用安全キャビネットの中で行う。動物実験は生物学用安全キャビネット又は陰圧アイソレーターの中で行う。 作業職員名簿に記載された者以外の立ち入りは禁止する。
当ブログでたびたび取り上げている高病原性鳥インフルエンザはレベル3であるが、野鳥や家禽類、ペットなどにより感染するもので、他国の病原菌と安心していられない。


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工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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