2008年02月27日

食の世界のブランドに踊らされる消費者 3

「産経新聞”食”取材班著:亡食の時代、2007年、産経新聞、扶桑社発売」は、文庫型のコンパクトな本であるが、内容が豊富である。7人の執筆者がくまなく取材して書かれた本のようである。食の世界はそれだけ問題が多く何とかしなくてはという意識も表れている。「亡食の」時代は「飽食」の時代にかけた用語と思うが的を得ている。「第4章作り出される食」の「(2)ブランドの魔力、表示に欺かれる消費者」も日ごろ、気にしていた問題提起である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.ブランドに踊る人々がいるのは、食の世界も例外でない。この銘柄ならば・・・とか、生協だから・・・とか、中国からの輸入品だから・・・とか、ブランドに従順な消費者の存在がある。その原因は小売店での表示の誤解によるものが多い。
2.安いところから仕入れて、ブランド名だけを利用している小売店は後をたたない。
3.仕入れルートが多岐にわたる外食産業の場合、気候条件などで食材の仕入先が急遽国内から海外に変わることがあり、すべてを産地表示は難しい。
4.産地に対する過剰なまでのこだわりと、産地のみに目を向けた安易なブランド信仰はナンセンスである松阪牛や越前ガニならいつも美味しいとは限らない。
5.産地は「生まれ育ったところ」とは限らない。とくに水産物は単なる水揚げされた港という意味しかない。厳格な基準もまく業者の責任でやっている。
船の国籍が韓国ならば、同じ漁場で取れても国産と韓国産と表示が変わる。青森県内のマグロをすべて大間のマグロにするすし屋もある。
6.農産物など地域ブランドを適切に保護するための「地域団体商標制度」が平成18年4月にスタートしている。「地域名と商品・サービス名」の組み合わせ商標権を認める商標権が認められた。「豊浦いちご」「加賀みそ」「南郷トマト」など約100件は認定されている。

 ブランドといえば大学名もそのひとつ。温室育ち(塾育ち)でない、さまざまな子と付き合いながら地方の公立学校で育った少年がブランド大学にも入学するような、中身のある人材を社会は求めているはずである。安易なブランド信仰に頼らない、学歴無用論のソニー創業者の盛田昭夫元会長のような経営者が出てこないと日本はまた三流国に陥落するのが目に見えている。


yuji5327 at 07:01 
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工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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