2009年05月29日

安価なリチウムイオン電池はハイブリッド車以外でも需要はある 3

5月18日付日経産業新聞には定置型のリチウムイオン電池の量産技術の記事が掲載されている。リチウムイオン電池は今、ハイブリッド車で注目されているが、定置型リチウムイオン電池の需要も見込まれている。概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.エリーパワー社は家庭や工場に備え付けで使う「定置型リチウムイオン電池」の量産技術を確立した。エリーパワー社はシャープや大和ハウス工業が出資する慶応大学発のベンチャー企業である。正極に使うリン酸鉄リチウムをアルミ箔に塗る速度を高めて、時間当たりの生産量を約20倍にした。全自動の製造ラインで連続的に生産できる。2009年に試作機を出し、2011年に量産を目指している。
2.電池の正極には安価で調達しやすいリン酸鉄リチウムを採用し、これを主成分に導電性や粘着性の高い樹脂を混ぜたものをアルミ箔に塗って正極をつくる。銅箔を炭素で被覆した負極と交互に積み重ねて蓄電容量を増やす。
3.同社は微細に加工した材料を素早く厚く塗る技術を機械メーカと共同で開発した。電極の層を重ねる工程を全自動化し生産スピードを20倍近く上げた。リン酸鉄は酸素と鉄が強く結びついており、火災が起きにくい特徴があるが、従来のリチウムイオン電池は正極に希少資源のコバルトやニッケルを使うことが多かったがコスト高の上に燃えやすいという欠点があった。
4. リン酸鉄リチウムを厚く塗ることで従来のコバルトのものと蓄電容量に劣らない性能が確保でき、1時間でフル充電ができる。
5.エリーパワー社は約40億円を投じて川崎市にリチウムイオン電池の量産工場を建設する計画である。2011年の本格稼動時には年間20万セルの生産を想定しているが、この量は家庭用に換算して2千軒分の電力に相当する。百万セルまで量産すると価格は1軒分で百万円以下になる。いまのところ5百万円くらいである。


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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
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 読売奨励賞
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