2009年07月27日

海外でも注目されている藻類によるバイオ燃料生産技術 3

7月16日付けビジネスワイヤ提供の7月14日付けEastern Daylight Time の記事「エクソンモービルが藻類を利用したバイオ燃料開発へ」が目をひいた。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1. 米石油大手エクソンモービルは、次世代バイオ燃料研究開発の米シンセティック・ジェノミクス(SGI)と、光合成藻類を利用したバイオ燃料の研究開発で提携したと発表した。両社の技術と専門知識を生かし、ガソリンやディーゼル燃料と代替可能なバイオ燃料の開発、大量生産、実用化のための技術開発を目指す。
SGI社はゲノム技術における一流のイノベーターである
2.エクソンモービルは、目標達成時にSGIに支払う3憶ドルを含め、同研究開発に6億ドル以上の投資を行う計画。同社では、「淡水や農地を必要としない藻類光合成起源のバイオ燃料を実用化することで、世界的なエネルギー需要増への対応と、温室効果ガスの排出削減に寄与できる」としている。
3.エクソンモービル・リサーチ&エンジニアリング社研究開発担当副社長Emil Jacobs博士は、「この投資は、数年間に及ぶ計画と調査を経て実現するもので、世界的なエネルギー課題の解決に役立つ画期的技術を前進させるエクソンモービルの継続的な取り組みに加わる重要な要素となる」と述べている。
4.「増大する世界的なエネルギー需要を賄うためには、多くのテクノロジーとエネルギー資源が必要となる。エクソンモービルらの取り組みの結果、純炭素排出量が少ない実用性のある輸送燃料を得ることが可能になれば、藻類から生成されるバイオ燃料が、将来のエネルギー問題のソリューションの一部になりうる」
5.SGI社は、ゲノム分野のパイオニアであるJ. Craig Venter博士が設立し、ゲノムを主体とするソリューションの開発に重点を置く非公開企業で、光合成藻類から現在のガソリンおよびディーゼル燃料にも適用できるバイオ燃料を開発することを目指している。
6.エクソンモービルの上級副社長Michael Dolan氏は、「多年にわたる研究開発は完了していないが、藻類ベースの燃料は、成功すれば、温室効果ガスの排出を削減しながら世界の増大する輸送燃料需要を賄う上で役立つ」と述べている。
7.エクソンモービルは、過去5年間で、エネルギー効率を改善し、温室効果ガス排出量を削減するために15億ドル以上を投資している。そうした投資には、タイヤ圧をより長時間維持するためのタイヤ内張り、先進型の燃費効率に優れたエンジン・オイル、自動車用軽量プラスチックなどの技術が含まれる。さらに、ハイブリッド電気自動車向けの改良型リチウム電池セパレーター・フィルムの開発、太陽エネルギー、バイオ燃料、炭素の捕捉・貯蔵を改善する研究を支援している。
8.SGI最高経営責任者(CEO)のVenter氏は、「バイオ燃料の大きな課題はその大量生産技術であり、科学と工学の面で革新的な進歩が必要になる。SGIとエクソンモービルとの提携で、藻類を原料としたバイオ燃料の大規模生産につながる革新的な解決策が可能になる」と述べている。
9.Jacobs氏は、藻類を原料とするバイオ燃料のメリットを3つ挙げている、
仝合成藻類の栽培に必要な太陽光と二酸化炭素は使うことで、温室効果ガスの緩和できる。
∩類の栽培には、食糧生産に利用されるべき淡水や耕作地を必要としない。
K楡瀏で生産されて藻類や製品の輸送や製造加工設備にも使える燃料を大量に生成できる。
(自分も(財)地球環境産業技術研究機構(RITE)の技術部長時代に「細菌・微細藻類等利用二酸化炭素固定化・有効利用技術研究開発」を担当し、2000年のプロジェクト終了後には燃料油以外にも有用物質の生産の可能性を実証した。海外でもこの技術が注目されていることは喜ばしいことである)

yuji5327 at 06:33トラックバック(0) 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
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 春興賞の受賞:2回
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