2009年09月26日

亀井大臣の大胆な政策で日本の国はどうなるか? 3

9月25日の大前研一さんのニュースの視点では「亀井金融・郵政相、元金返済の猶予制度を検討〜民主党は国民の意思を反映させる政策を!」という』記事がメールマガジンで配信されている。官房長官も慎重にというコメントを出しているが、今後、論議を呼ぶ政策になることには間違いない。自由主義経済の世界で前代未聞の話という銀行協会の会長のコメントも、銀行嫌いの人もうなずいているかもしれない。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.9月15日に鳩山新政権で金融・郵政改革担当相に内定した国民新党の亀井静香代表は、党本部で記者会見し、業績の悪化した中小企業や個人に対し、銀行からの借金の元本返済を猶予する「支払猶予制度」(モラトリアム)を導入する考えを明らかにした。また、日本郵政の西川善文社長に自発的な辞任を求める考えも示している。
2.9月18日、これを受けて藤井裕久財務相は閣議後の記者会見で、亀井静香金融・郵政改革担当相が中小・零細企業などの債務返済を3年間猶予する制度の導入を打ち出したことについて「昭和の金融恐慌のときにやったことがあるが、今が、そういう状況なのか」と述べ、慎重な見方を示している。
3.亀井氏を金融・郵政改革担当相に推した人事は明らかなミスキャストである。そもそも亀井氏の考え方が民主党のそれと合致しているとは思えない。かつて小泉元首相と竹中氏に対して、亀井氏は植草一秀氏を擁して対立していたことがあった。植草氏の理論はケインズ経済学に影響を受けており、明確な理由がなくても道路建設などの公共事業を手がけることによって景気を回復させるというものであった。井氏も植草氏と同じような「ばら撒き論者」であり、民主党と相容れないはずである。
4.今回の選挙で勝利したのは「民主党」である。国民新党の得票ではない。民主党が国民新党と連立を組む必要性はない。その上、「ばら撒き論者」である亀井氏を金融・郵政改革担当相にするというの適当ではない。
5.郵政民営化に関して言えば、小泉内閣で郵政民営化に反対し、自民党を離党した経緯がある亀井氏は、郵政が民営化される以前の状態にまで戻したいようだが、これは許してはいけないことである。郵政は民営化するというより廃止するべきである。
今回の総選挙では民主党が圧勝したが、郵政民営化を否定することを国民に問うたものではない。民主党は当時の国民の意思として郵政改革を支持したということを尊重するべきである。それをないがしろにするような人事は、国民を軽視した人事であり問題である。
6.金融庁での記者会見で日本航空の経営再建問題について、亀井氏は「日本の銀行や他の企業が支援したり、出資したりするが一番良い」と述べたとのことだが、戦略的な観点が無い。外資に買収されるくらいなら日本の金融機関が救うべきとの考えは金融担当相として適当でない。
7.中小企業に繁栄してもらうために、業績の悪化した中小企業や個人に対し、銀行からの借金の元本返済を猶予する「支払猶予制度」(モラトリアム)の導入を検討していると述べている。2008年から2009年にかけての主要行の不良債権比率を見る
と、あおぞら銀行、新生銀行、りそな銀行をはじめとして不良債権が増えている銀行が多くなっている。
8.中小企業へのモラトリアムを認めてしまうと、返済できないままに倒産する中小企業が出てきたら、今度は銀行が大きく傷つくことになる。法律として定められていない「支払猶予制度」(モラトリアム)は慎重にするべきである。
9.「借りたお金を返さなくても良い」と言えば、一部の人からは熱狂的な支持を得られるのは当たり前であるが、このような票田の集め方は自民党らしい方法である。
亀井氏の暴走を止める必要がある。
(銀行だって、グローバルな自由競争で負ければ潰れても当然という、大前氏のいつもの持論からして、珍しく銀行よりの論調に聞こえる。経済学の素人の自分にも、今回の話は、野球の試合のルールで、9回2アウトになり、突然6アウト制にルール変更したようでおかしいとも感じる。しかし、倒産しそうな銀行に税金をつぎ込んで混乱を防ぐことも、都合のよいルール変更ではないのか?政治の力を再認識させることにもなる)



yuji5327 at 06:36トラックバック(0) 
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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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