2009年11月28日

非食用植物燃料プラントはデンマークの技術 3

11月19日付けの日経産業新聞に「非食用植物燃料プラント」という見出しの記事が目を引いた。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.三井造船は非食用植物を使ったバイオ燃料の製造で、デンマークのエネルギー会社DONGエナジーの技術を導入する。化学品を使わずに麦わらなどを低コストで分解するDONG社の技術を活用する。食料供給に影響を与えない第2世代バイオ燃料として注目される。
2.DONGエナジー社はデンマーク最大の政府系エネルギー会社で、麦わらなど分解しにくい素材を、20〜30気圧で230℃程度に熱した高温高圧の蒸気を使って分解するハイドロサーマル(水熱法)と呼ばれる技術を持っており、今回、欧州以外の企業に技術供与するのは初めてである
3.三井造船はDONGの技術を使う前処理工程と脱水、発酵などほかの工程と組み合わせて、東南アジアや中国、インドでプラント建設の請負事業を展開する。DONGが欧州内で計画中の拠点と合わせて、5年程度で世界20〜30ヶ所にプラントを建設する計画である。
4.バイオエタノールは植物の成分から糖を作り、発酵して製造するのが通常行われているが、非食用植物は糖に分解しにくいので、前処理技術が重要な工程になる。
4.三井造船は希硫酸を使って植物を分解する手法を使い、国内で木屑などを使った実証プラントを建設した実績がある。化学薬品の希硫酸を使うために、中和などの工程が必要になりコストがかさむ弱点がある。木材など硬質な素材では高効率が見込まれる。三井造船は素材となる植物に応じて2つの技術を使い分ける方針である。
5.DONG社は今月、自社技術を使って、デンマーク国内に年間3万トンの麦わらから5400キロリットルのバイオエタノールを生産する施設を建設した。第2世代のバイオエタノールを製造するプラントとしては世界でも最大級である。同施設では、エタノールにならない成分も木質ペレットとして発電所の燃料として利用したりして全量を有効活用する。
6.欧州では2020年までに、輸送燃料の10%をバイオ燃料にすることが義務付けられている。アジア諸国でもバイオ燃料の導入が相次いでおり、製造プラント市場は今後も拡大すると見込まれている。



yuji5327 at 06:13トラックバック(0) 
新エネルギー・省エネルギー | エネルギー問題

トラックバックURL

池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





地域別アクセス

ジオターゲティング

ジオターゲティング
livedoor プロフィール

yuji5327

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード