2010年03月08日

検察の裏金つくりを内部告発する検事を逮捕してしまう今の検察幹部たち 3

3月5日付の「”魚の目”の編集部:魚住昭責任総編集」の「検察幹部は『秋霜烈日』のバッジをはずせ」http://uonome.jp/read/860という標題の記事はかなりの長文である。「魚の目」では、ジャーナリストの他に、香山リカ氏、佐藤優氏、田原総一郎氏、堀江貴文氏、山口二郎氏らも投稿しており、大新聞やテレビでは報道されない真実が記述されている。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.『月刊現代』2002年9月号に掲載された、ある司法ジャーナリストの匿名レポートは、おおかたのマスコミから黙殺されたが、検察裏金問題の深層に切り込んだ大変貴重なレポートである。原口一博総務相が検察裏金問題の調査を指示した。
2.原田明夫検事総長は最近「調査活動費(調活費)」を流用した法務・検察の組織的な裏金づくりの隠蔽に成功した旨の発言をした。内部告発しようとした幹部検察官の「口封じ逮捕」に踏み切った法務・検察がこのままで済むとは思えない。あと一人でも調活費問題を内部告発する者が出てきたら、持ちこたえられないと思われる。
3.三井環・大阪高検公安部長(当時)は4月22日の逮捕当日、身分を明かして調活費問題を告発するため、テレビ朝日のキャスター・鳥越俊太郎氏のインタビューを受けることになっていた。当局は三井部長の「悪徳検事」像を国民に示そうとしたが、こんな微罪で逮捕したのは「口封じ」のための権力行使である。
4.20年余りを検察庁で過ごした福島県在住の高橋徳弘氏(48)は、「三井部長の事件を報じる新聞を見て、口封じ的な逮捕と思った。調活費問題を『事実無根』とする森山真弓法相のコメントは『それは違う』と思った。人の人生すら変えてしまう職種である検察が、真実を曲げることは許されない」の趣旨の発言をした。
5.調活費は、検察庁が情報収集、情報交換、調査委託をするのに必要な経費として認められた予算という建前になっている。法務省から全国の50地検、8高検と最高検に総額約5億5000万円が配布されていた。配分額は庁の規模によって差があるが、この年度は、東京地検で約5200万円、次いで最高検の約3900万円、最も少ない函館、山形、福井、高知などの地検でも各530万円に上っていた。調活費の私的流用が常態化したのは70年代後半とされ、ほぼ全額が裏金として検事正、検事長ら一部幹部の遊興費などに使われていたと思われる。
手口は、偽造領収書によるものである。実名で記されているものもある。一握りの幹部のために裏金をつくる事務局長らの苦労は大変であった。高橋氏の内部告発について、参議院法務委員会で真偽をただされた森山法相は、法務官僚の説明を鵜呑みにして「文書の形式から見ても本物かどうか疑わしい」と答弁した。
6.二人の内部告発者が他にもいる。奈良地検と金沢地検の元検察事務官。2人はいずれもカラ出張による裏金づくりの実態を週刊誌上などで証言した後、何故か警察に逮捕されている。三井部長らを逮捕して口を封じた上、刑事被告人の地位に置いて今後の発言の信用性を低下させ、幹部と組織を守ろうとした今回の検察の姿勢は許されない「犯罪的な不正義」である。調活費問題に対する対応といい、内部告発者の三井検事らの逮捕、捜査といい、最近の検察は非常におかしい。
7.現代の日本で、こんなことがまかり通る責任の一端はメディアにある。司法記者の中に、調活費問題を事実無根と思っている者は一人もいない。これが法務・検察以外の省庁だったら、機密費詐取事件の外務省のように、疑惑報道が新聞紙面を埋め、テレビニュースや報道番組の時間を独占していたはずだが、目をつぶり続けた。司法記者の一人は「僕たちの評価は、どれだけ検察の捜査情報を取ってくるかで決まる。検察に敵対する記事なんか書けるわけがない。原稿を出しても、デスクたちに『こんなことをしている暇があったら、捜査ネタを取ってこい』と言われるのがオチだ」と語っている。
8.権力を独占する者が、権力を濫用してしまう危険性は歴史が警告している。自分が逮捕した容疑者を起訴したいと思うのは人情だし、メンツもあるかもしれない。三井部長のケースのように、検察自身が特別な目的を持って、恣意的になった時、その濫用は何よりも危険である。不正を不正として認め、三井検事元部長元を逮捕した真相を明らかにしなければ、法務・検察の信頼回復はあり得ない。
(今朝の新聞の世論捜査の報道は、案の定、現政権の支持率は低下している。検察官僚、大新聞、テレビの幹部達は自分達の目的は達成しつつあると、ほくそ笑んでいるかもしれない)


yuji5327 at 06:24トラックバック(0) 
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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
(平成28年度、国立新美術館にて開催)
・読売書法展(8月開催、現在理事)
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・謙慎展(3月開催、現在理事)
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