2011年02月27日

「1ミリたりとも」「固有の領土」しか言えない無責任無能の自称愛国政治家、50年以上経ても同じ繰り返しで困るのは老いて死んでいく国民。 3

2月25日付けの大前研一さんのニュースの視点は『北方領土問題〜現状を理解せず、外交姿勢も一貫しない前原外相に猛省を促す』という標題の記事である。全く同感である。本件でも民主党を見損なった感じである。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.ロシアのメドベージェフ大統領が2月9日、北方領土の実効支配を軍事・経済両面で一層強める意向を明言したことについて、イタル・タス通信は、「大統領は事実上、領土問題をめぐる日本との今後の対話を閉じた」と報じた。
2.そうした中、モスクワを訪問した前原誠司外相は2月11日、ロシアの外務省でラブロフ外相と約2時間近くに渡って会談した。ラブロフ外相は会見で、メドベージェフ大統領の国後島訪問を「許し難い暴挙」と非難した菅首相の発言に不満を表明し、議論は平行線を辿った。
3.菅首相も前原外相も、ロシアとの外交について点数をつければ「0点」と言わざるを得ない。従来、北方領土問題は専門家同士の話し合いによって交渉が行われてきたので、ロシア国民の中には詳しい事情を知らない人も多かったはずである。ところがメドベージェフ大統領の国後島訪問をキッカケにして事態が変わった。
4.日本の反発がロシアでも報道され、北方領土問題についてロシア全国民が知るところとなった。その結果、日本大使館の前で日本の国旗が焼かれるなど、ロシアの一般市民も興奮し始めてしまった。
5.前原外相との会談でラブロフ外相は、「第2次世界大戦の結果を認めない限り、話し合いは無意味」という趣旨のことを述べた。第2次大戦末期、ヤルタ会談でドイツ降伏後のソ連による対日参戦と、千島列島をソ連に引き渡すことが、米ルーズベルト大統領とソ連スターリン書記長の間で取り決められた。
6.また、終戦までに、トルーマン大統領はスターリン書記長による北海道分割という提案を拒否し、北方四島をソ連に譲ることについて承諾したとも言われているなど戦後を見据えた米ソに激しい駆け引きがあった。この事は「戦争の結果」であって、今さら「固有の領土」という概念を持ち出してみてもロシアが受け入れることはない。もしその議論が成立するなら、米国は「固有の領土」をネイティブインディアンに返還し、国民は英国に戻りなさいという話になってしまう。
7.歴史的な背景を認識しつつ、今日の日ロの友好関係から、ロシア側は「2島先行返還」「面積等分」などのプランを提示し歩み寄る姿勢を見せていたのに、それを全くの無駄にしてしまった。余りにも前原外相の態度がひどいために、ロシア側も「そこまで言うなら、2島先行返還もない」と態度を変化させてしまった。
8.前原外相は松下政経塾のOBですが、「日本外交の基礎・第1章」くらいしか理解していない。さらに言えば、「外交態度に一貫性がない」ことも致命的である。例えば、ロシアは中国や韓国の企業と合弁で北方領土での事業を開始するような動きを見せているが、前原外相はこれについての対処がない。
9.「ロシアとの合弁事業を始めた企業には、今後一切、日本との交渉・交易を認めない」という強い姿勢を打ち出し、抑止力として利用することなど考えまられるが、もちろん、このような姿勢に同意できない。しかし、今行われている前原外相の外交からすれば、このような態度に出ないとつじつまが合わないし、外交の一貫性がない。
10.ロシアの合弁事業の呼びかけに対して、大連のある企業が手を挙げているとの噂があったが、大連市当局はすぐに否定し、該当企業の特定に乗り出す姿勢を見せた。なぜ大連市がこうした行動に出るのかと言えば、大連にとっては「ロシアよりも日本が大切」であるためである。したがって、大連市の企業はロシアとの合弁事業には参加しないと表明した。
11.前原外相が「力の外交」を押し通そうするならば、徹底的にやらなくては意味がない。韓国でも中国でも、ロシアと北方四島の合弁事業に手を出すなら、一切日本との交易を認めないと表明し、企業名を名指しで公開しても良い。
12.枝野官房長官にしても、先日海上保安庁の航空機で北方領土を上空から視察し、「思った以上に近い。皆が近さを知れば、関心は大きくなる」と述べたとのことだが、そんなものは「Google Earth」を利用すれば済むことである。菅首相、前原外相、枝野幹事長のいずれも、もう1度「外交の基礎」から学び直してもらいたい。
(飛行機で上空から眺めている枝野幹事長の写真は、その後のコメントも含めて、なんとも情けない。政治家としてマイナスイメージを日本にも世界にも印象づけたと思う。一見、強行姿勢で愛国的政治家で点数稼ぎでもしようとしているのかも知れないが50年後、100年後世界がどう変わるか知れないが、旧島民は皆、生きていない。生きているうちに。少なくとも5年、10年以内に、それなりの成果を出さなければ政治家の責任のがれの強行姿勢でしかない)。


yuji5327 at 06:28トラックバック(0) 
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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
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