2011年09月28日
政治主導への転換で日本を元気にしよう!
「中川秀直著:官僚国家の崩壊、講談社、2008年」で述べられている公務員制度改革改革は正論と思う。それが実行されないのは官僚主導の政治だからである。「霞が関主導から政治主導に」の小節も参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.本当の保守の時代が到来し、官僚制は一大転換点を迎えている。それが霞が関主導から政治主導への転換の歴史的意味である。戦後、日本は霞が関主導で経済的な発展を目指してきた。しかし、世界第2-3位の経済大国となり、庶民の常識は動き始めている。これから求められるのは、官僚エリートによる上からの支配ではなく、市場メカニズムを生かした民の活力による経済発展である。
2.マスコミは小泉政権を批判したが、退陣時でも内閣支持率は60%もあった。これほど支持率が高かったのは、小泉改革以外に日本の選択肢はない、と国民は理解していたからである。
3.庶民の常識は心の豊かさも求めている。世論調査で教育基本法の改正を6割の国民が支持している。変化しようとしている庶民の常識を政治に反映しようとするのが保守政治である。庶民の常識とは、庶民の伝統的な価値観や歴史観、知恵こそが、守るべきものだという考え方だ。
4.国民はいま「安定・秩序・均衡」を打破しなければならないことを五感で感じている。保守は国民に対して、リスクを直視して人任せにしないことを求める。国民は行政や大企業に対する無謬性神話を放棄する時代がきた(最近は司法の無謬性神話も崩れている)。高度経済成長のときの成功体験はもはや通用しない。国民一人ひとりが変革すべきときを迎えている。
官僚国家の崩壊
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1.本当の保守の時代が到来し、官僚制は一大転換点を迎えている。それが霞が関主導から政治主導への転換の歴史的意味である。戦後、日本は霞が関主導で経済的な発展を目指してきた。しかし、世界第2-3位の経済大国となり、庶民の常識は動き始めている。これから求められるのは、官僚エリートによる上からの支配ではなく、市場メカニズムを生かした民の活力による経済発展である。
2.マスコミは小泉政権を批判したが、退陣時でも内閣支持率は60%もあった。これほど支持率が高かったのは、小泉改革以外に日本の選択肢はない、と国民は理解していたからである。
3.庶民の常識は心の豊かさも求めている。世論調査で教育基本法の改正を6割の国民が支持している。変化しようとしている庶民の常識を政治に反映しようとするのが保守政治である。庶民の常識とは、庶民の伝統的な価値観や歴史観、知恵こそが、守るべきものだという考え方だ。
4.国民はいま「安定・秩序・均衡」を打破しなければならないことを五感で感じている。保守は国民に対して、リスクを直視して人任せにしないことを求める。国民は行政や大企業に対する無謬性神話を放棄する時代がきた(最近は司法の無謬性神話も崩れている)。高度経済成長のときの成功体験はもはや通用しない。国民一人ひとりが変革すべきときを迎えている。
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