2012年03月25日

人間は運動することで能力が高まり、身体の実質が変化していく。その変化は,細胞が「自律的に環境に応答するシステム」を持つからである。 3

31d9652c.jpg「跡見順子著:“いのち”を知り生かす身心一体科学、学士会会報、2012−供廚涼者は、東京大学名誉教授東京大学アイソトープ総合センター特任教授で、お茶の水女子大の教育学部保健体育科卒という異色の経歴である。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.「人間の生物学〜行動と思考の生理的基礎」(ボール・ショシャール著・岩波書店)で「生きている人間を科学する」という生涯の研究テーマを見つけた。医学は病気から始まるが、生理学や体育学は生命や生物、人間の機能への関心から始まる。人体に刺激が伝わる時、ナトリウムチャンネルを通じて細胞内にイオンが流入し電流が流れている。「体育学」「スポーツ科学」の大きな特徴は、自分が被験者であると同時に実験者でもあることである。
2.人間の運動の実験と併行して、動物実験を行い、細胞レベル・遺伝子レベルへと進み、遺伝子工学、生化学、細胞生物学も学んだが、原点は「人間の生物学」である。細胞から人体まで、「自分が丸ごと人間として生きている」ことの本質をつかむことが目的である。
3、人間は多細胞生物であり、身体は60兆もの細胞からできている。その60兆の細胞は、一個の卵細胞が互いの関係しあいながら分裂した仲間である。ニワトリの受精卵から切り離され培養された心筋細胞のシャーレを観察すると、心筋細胞は一つ一つばらばらにされても、1秒間に約1回の心拍リズムで収縮し力を発揮し続ける自動性・自律性を示す。
4.頸動脈で脈をとると、臥位、座位、立位の姿勢の変化の順に心拍数が増加する。シャーレ上の心筋細胞のリズムと指で感じる自分の心臓の拍動が、ともに生命の自律性の例として理解され、細胞が生命の単位であることが実感できる。心筋細胞をコラーゲンゲルの上に置くと、細胞が収縮するたびコラーゲンに皺ができるが、それは、細胞が周囲の上台に張力が働いているからである。
5.細胞一つ一つは「自律性」を持ち、周囲の環境変化に自律的、力学的に応答しながら生きている。そして細胞の「自律性」ゆえに、自分の身体でありながら自分でそれを意識的に制御できない。
6.人間は運動することで能力が高まり、身体の実質が変化していく。これを適応と言い、その変化は「変化していけるシステム」があって初めて可能だが、それは細胞が「自律的に環境に応答するシステム」を持つからであり。このことが重要である。



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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
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 春興賞の受賞:2回
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