2012年10月29日

9・11テロのおかげで、国防産業界の様相は劇的に変化した。その変化を一早く察知したのがカーライル経営陣だった。

戦争で儲ける人たち―ブッシュを支えるカーライル・グループ
戦争で儲ける人たち―ブッシュを支えるカーライル・グループ
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「ダン・ブリオディ著、徳川家広訳、戦争で儲ける人たち、ブッシュを支えるカーライル・グループ、幻冬舎、2004年」の「第12章:9・11で儲ける人びと」の「悲劇をタネに金儲け」の小節は、米国の権力構造への不信感を募らせる。アメリカの大統領選挙を見る上で参考になる。印象に残った部分の続きの概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.9・11テロからちょうど2週間後には、陸軍はユナイテッド・ディフェンス(以下、UD)に対して6億6500万ドル分の仕事を発注した。仕事の内容は、クルセーダー砲開発計画のである。
2.クルセーダー砲の実際の製造は、数年後になるが、その時までアフガニスタンでアメリカ軍が戦い続けている可能性はなかった。42トンまでスリムダウンしたとはいえ、クルセーダー砲が重過ぎることに変わりはなく、アフガニスタンのアメリカ軍が洞窟やトンネルに潜む敵を相手にするには、大型の野戦兵器の必要性はなった。しかし、こうした理屈は、すでにどうでもよくなっていた。
3.カネは、国防産業界全体に行き渡るだけあった。9・11テロのおかげで、国防産業界の様相は劇的に変化した。その変化を察知するのがとりわけ早かったのは、カーライル経営陣だった。テロ攻撃から数週間後に、カーライルはUD株の上場に向けて動いた。
4.カーライルは議会がクルセーダー砲開発計画に必要な予算の全額を承認した翌日、2001年12月14日に、UD株を上場した。上場一日にして、カーライルが手に入れた利潤は、2億3700万ドルで、さらに、キャピタル・ゲインはこの3倍だった。官僚に対するロビイング、有力な地位にいる旧友たちへの電話、それに政治家への献金と、カネも手間もかけてきたのが、やっと実を結んだ。
5.カーライルは1990年代初頭以来、中東のさまざまな大企業・大富豪を相手にビジネスを進めて、大成功をおさめてきた。中東で大型の商取引をするには、カーライルにお伺いを立てなくてはならないという評判も定着した。カーライルは、サウジ経済発展基金を何年間も運営していた。この基金は、サウジアラビアに対する外国投資を促進するという目的で政府出資で設立された。この基金を用いてサウジ投資を行なう企業は、利潤の一部をサウジアラビアに再投資することを義務とした。
6.カーライルはサウジアラビアに対する外国からの投資の門番だった。9・11テロの当時、このことは世間にはほとんど知られていなかった。ところが、オサマに対する憎悪で、全アメリカが一枚岩となったかのようだったが、ウォール.ストリート・ジャーナル紙が「ビン・ラディンの一族、アメリカ企業とコネクション」という記事を掲載した。このアメリカ企業というのは、カーライル・グループのことである。
7.カーライルとビン・ラディン一族との関わりは、1990年代初頭にまでさかのぼる。それ以後力ーライルの中東ビジネスは、まさしく花開いた。そして、当時カーライルのアル・ラヒムが投資者として有望視していたのが、資産50億ドルの建設会社サウジ・ビンラディン・グループのオーナーである、ビン・ラディン一族だった。
8.ビン・ラディン一族というのは、モハメド・ビン・ラディンの50人の息子たち娘たちのことである。オサマ・ビン・ラディンは1991年にサウジアラビア市民権を剥奪されており、一族からも絶縁を言い渡されていた。族長モハメドが死んだ後は、オサマの異母兄にあたるバクル・ビン・ラディンが一族企業の総帥となり、一族の長ともなった。カーライルに何度か投資をすることを決めたのはバクルであり、投資をした側も、受けた側も、大いに潤った。


yuji5327 at 06:30 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
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 春興賞の受賞:2回
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