2012年11月28日

東京地検特捜部の疑惑のリークを大メディアが報道し、小沢一郎氏の罪が確定してもないのに、まるで犯罪者と決めつけたような報道には驚いた。

「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)
「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)
「マーティン・ファクラー著:本当のことを伝えない日本の新聞、双葉社、2012年」は、ずばり日本のジャーナリズムの問題点を暴いている。まず本書の「はじめに」の部分の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.2011年3月11日、東日本大震災と大津波が東北地方に壊滅的な被害をもたらした。そして、福島第一原発で続けざまに爆発事故が起きた。この国家存亡に関わる一大事に際して、新聞は当局の記者発表やプレスリリースを横流しする報道に終始した。結果的に日本の大手メディアは、当局の隠蔽工作に荷担することになった。
2.同時に、著者が日本における取材活動のなかで強い不満を覚えていた「記者クラブ」制度が抱える矛盾が、日本国民の目の前に一気に表出した。著者は1966年に、アメリカ合衆国のアイオワ州で生まれ、学生時代には台湾や日本へ留学し、中国語や日本語を学ぶ機会があった。著者にとって東アジア、日本は学生時代から身近な国である。記者として仕事を始めたのは1996年のことである。ブルームバーグやAP通信、ウォール・ストリート・ジャーナル、そしてニューヨーク・タイムズへと原稿発表の場を移しながら、ニューヨークや北京、上海や日本で取材を続けている。とりわけ日本での取材経験は長く、2012年までで合計12年に及ぶ。
3.日本での取材で、最も驚いたことが記者クラブという組織の存在である。外国人記者を、日本銀行や各省庁、官邸での記者会見から排斥する。新聞、テレビなどの大手メディアの記者たちは、記者クラブを拠点として堅く団結している。同じジャーナリストであるはずなのに、外国人記者を仲間とは思わない。
4.日本の既存メディアへの不信感は高まる一方である。2008年から2009年初頭にかけて、野党第一党だった民主党の小沢一郎代表への猛烈なバッシングが始まった。東京地検特捜部から「政治とカネ」をめぐる疑惑が次々とリークされ、メディアはこぞってそれを報道した。小沢氏は逮捕・起訴されて有罪が確定したわけでもないのに、まるで犯罪者であるかのように小沢はクロと決めつける報道が洪水のように日本中を覆い尽くした。
5.政権交代を目前に控えた野党第一党の党首を、検察と一体になって全メディアが総攻撃した。検察情報をそのまま垂れ流す異様な状況の背後には、検察当局と一体化する記者クラ
ブの存在があった。世界における日本のニュースバリューは、バブル絶頂期の80年代末に比べて確実に低くなっている。あのころの日本は、現在猛烈な経済成長を続けている中国やインドのような存在であり、世界が日本のニュースを求めていた。
6.日本が長きにわたり停滞しているなか、12年間も日本で仕事を続けてきたわけは、好きな国だから、ということと同時に、日本でジャーナリストとして仕事をすることは、著者にとって大きなチャンスだからである。いま中国に行けば、世界中から集まったライバルのジャーナリストが山ほどいるが、現在の日本ではこの地に足をつけて取材活動をしている外国人記者は少数である。
7.日本という国のシステムや日本人のメンタリティを理解しようと心掛けている自分にしか書けない記事があると信じている。日本から世界に情報を発信するおもしろさはいくつもある。中国の経済成長が著しいとはいっても、まだまだ発展途上の段階だ。中国共産党の一党独裁という大きな問題も抱えている。誰が何と言おうと、日本はアジアでは唯一の先進国だ。
8.長い歴史のなかで醸成された古き良き伝統が息づく一方、独自に発明したマンガやアニメーションというユニークな文化もある。豊かな多様性という点でも興味深い。そんな日本に対して、歯がゆい気持ちをもっている。バブル崩壊後、経済が停滞しているのに、日本社会はなぜ若者にもっとチャンスを与えないのか。団塊の世代ばかりを手厚く守り、彼らの子や孫はまるでどうでもいい存在であるかのように扱われている現状は明らかにおかしい。
9.世代間格差や社会システム、官僚制度の硬直化など、この国が本当に解決すべき問題
を、なぜか記者クラブメディアは積極的に扱おうとはしない。小沢一郎氏を大手メディアが総攻撃していたときには、まったく違った視点から世界に記事を発表するチャンスが生まれた。東日本大震災と原発事故後も、自分にしか書けない記事をたくさん書いてニューヨーク・タイムズを通じて世界に発表してきた。
(今からでも、小沢一郎氏が日本の大メディアを告訴して、これまで受けた損害が賠償されるように、日本の司法制度を改革しなければならない)


yuji5327 at 06:37 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
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