2013年02月24日

人間には細胞分裂で再生できる臓器と、できない臓器がある。再生できないのは心臓と脳神経など、心筋梗塞、脳梗塞など難病と呼ばれる病気の多くは、心臓や脳神経の病変である。

壮快 2013年 03月号 [雑誌]
壮快 2013年 03月号 [雑誌]
「安保徹著:寿命を延ばす免疫学、生命の根源から見たiPS細胞の未来、壮快、2013年3月号」の「iPS細胞の臨床応用の見適しは立っていない」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.昨年、iPS細胞の開発者である京都大学・山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞し、再生医療が注目を浴びている。人間は1個の受精卵が分化し作られる。卵子が分かれる段階では、体のあらゆる細胞になる能力(万能性)を持っている。しかし、各器官を形成する胚葉系の細胞になった時点で卵子の遺伝子が切り捨てられ、細胞は万能性を失い、その能力は戻らないと考えられていた。
2.ところが、山中教授は体細胞にたった4つの遺伝子を導入するだけで、細胞に受精卵の万能性が戻ることを発見し、この方法で作った細胞がiPS細胞である。山中教授は、人間の皮膚細胞からiPS細胞を作ることに成功し、ノーベル賞受賞へとつながった。
3.ただし、、iPS細胞による再生医療の実現は、最初の一歩をこじ開けたにすぎないことを忘れてはならない。山中教授は、臨床応用の見通しが立たないまま、研究としての興味と、実際に難病を治せるというギャップが埋まらないままでの受賞に、一抹の不安を抱えておられるようである。実際、iPS細胞を用いた研究で、再生医療の実現が加速されるかといえば、難しいと考えざるをえない。夢を見るのは楽しいことだが、見守る側としては、過剰に期待せず、冷静に見つめる目が必要である。
4.再生医療の研究に携わる人たちは、「難病患者に希望を与えたい」という言葉を口する。単に機能しなくなった臓器を取り替えるだけで、人間が難病を克服し、健康で幸せに生きられるとは限らない。
5.そもそも医学が再生医療を望むのは、病気を治せないからである。しかも、とことん治せなくなったのが、医学の主流を臓器別医療が占めるようになってからである。人間の健康は、全身の60兆個の細胞が同調し、保たれている。病気が起こるのは、その全身の細胞の調和が乱れたときである。
6.臓器別医療は、壊れた部品を臓器に見たてた「人間機械論」的思想で成立するため、病気の原因を臓器の中に見出そうとする。その結果、難しい病名をつけられ、原因不明の難病患者が急増し、再生医療に対する要求度が高まった。
7.医学が難病の克服を掲げるならば、その難病を作った人間機械論的思想の否定から始めるのが筋である。再生医療は修復の利かなくなった臓器を新品に交換するものであり、臓器別医療を超えた人間機械論の極限に位置するものである。仮に実用化が始まったとして、臓器別医療と同様、いずれ立ち行かなくなるのは目に見えている。
8.iPS細胞で心臓を作ることができたとしても、神経や血管の支配など、胎生期から続く極めて巧妙なバランスで成り立っている心臓を単品で交換し、健全に機能させることができるとは思わない。再生医療を突き詰めれば、最終的にクローン人間の世界に入っていかざるをえない。そこに気づかない現代人は、科学を過信し、根源的な生命現象に思いをはせる感性を失ってい。
9.人間の健全な一生において必要なのは、「持って生まれた臓器を大切に使い、生きられるだけ生きよう」という人生観である。人間には細胞が自由に分裂して再生できる臓器と、できない臓器がある。再生できない臓器の代表が心臓と脳神経で、心筋梗塞、脳梗塞、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症など難病と呼ばれる病気の多くが、その再生できない心臓や脳神経に病変を生じている。
10.iPS細胞の今後に最も期待されているのは、こうした難治性の心疾患や脳神経疾態への応用である。その夢を叶えるのは、ガンを撲滅する以上に困難な世界である。理由は、生体内で再生できない臓器は、細胞の分裂を抑制し、ミトコンドリアと共生しているからである。細胞が自らの分裂を抑制してミトコンドリアの命を守り、ミトコンドリアが酸素でエネルギーを作って細胞に送る。20億年前から私たちの祖先とミトコンドリアの2つの生命体は、長い年月をかけながら、互いに生かし生かされる関係を成立させてきた。そんな生命の根源に立ち返るような細胞とミトコンドリアの関係を、人工的に再生することに疑問がある。
11.山中教授は、皮膚の細胞からiPS細胞を作りました。皮膚はミトコンドリアが少なく、分裂能力の高い細胞だからこそ、作りやすかった。ミトコンドリアがかかわる難病は、生き方の過酷さから引き起こされる。無理のない生き方に改め、体を温めて、残されたミトコンドリアを大事に使う。そうすれば、発病しても進行を止めたり、遅らせることができる。同様に、遺伝性の難病も体を温めることが、進行を引き延ばすよい治療になる。


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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
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 春興賞の受賞:2回
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