2013年10月24日

上の血圧値が180mmHgくらいまでは、脳卒中になる可能性が高くなる根拠もない。欧州の高血圧研究会は、高齢者は血圧が高いほど総死亡率が低くなるという。

「岡本裕著:9割の病気は自分で治せる、中経出版、2009年」の「第2章:病気の常識は非常識」の「私が医療相談をしている理由」は共感するところが多い。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.今、日本では2000万人以上の人が高血圧の薬(降圧剤)を日々服用している。日本人の5人に1人が降圧剤を毎日のんでいる。まともな医者であればこの数字に違和感を覚えるはずである。日本人の5人に1人が高血圧症患者というのは、高血圧の定義そのものがおかしいと考えるのが自然である。
2.よく日に焼け、いかにも頑強そうな大工の棟梁の63歳の男性Aさんは、市民健診で血圧が高いと言われ、健診医に降圧剤を服用するよう勧められた。Aさんはいったん素直にアドバイスに従い、近所の開業医を受診して降圧剤をのみはじめたが、のみはじめてから、元気が出ず、1日中、頭がぼうっとして、考えがまとまらず、力も出なくて棟梁の仕事にも差し支えるようになった。
2.Aさんが開業医にそのことを訴えると、「降圧剤ののみはじめはそんなものです。心配しないでのみ続けてください」と言われた。Aさんは臆に落ちず、開業医には内緒で、しばらく服用をやめてみたら、たちどころに元気が戻ってきた。果たしてこのままでいいのかどうかと不安になり、相談に見えた。
3.念のために血圧を測定してみると、168/98亅圓函決して低くはない。心臓や腎臓にも今まで病気はなく、特に肥満もなく、生活習慣の乱れもさほどない。Aさんのご両親も血圧が高いといわれながら何も治療を受けることもなく、96歳と92歳で亡くなられたとのことである。また、Aさんは8人兄弟の末っ子で、8人とも健在で、自立した生活をしている。Aさんを除く5人も高血圧を指摘されているが、5人ともまったく治療を受けていない。「元気が戻ったのが何よりの証拠。しばらく様子を見てもいいと思います」と答えた。それから5年以上が経過したが、Aさんはもちろん、高血圧を指摘されたご兄弟も全員、今も元気に自立した生活をしている。
4.Bさんは36歳、典型的な猛烈商社マンである。そのBさんが、会社の定期健診で血圧が高いといわれ降圧剤の服用を勧められた。医者からは、ずっと「血圧の薬をのまないといけませんよ」と釘を刺され、少し不安になり相談に見えた。アドバイスしたことは、「薬で血圧を下げるのは根本的な治療ではなく、あくまでも対症療法なので、薬の服用は限られた期間に限定する。その限られた期間に生活習慣を是正して、体重を減らしたり、ストレス負荷を和らげる工夫をすること」である。その後、3カ月してBさんは海外出張の途中、脳出血で倒れた。かろうじて一命は取りとめられ、半身まひを克服するために目下リハビリに専念中である。帰国したBさんは「生活習慣はなかなか改めることができませんでしたが、降圧剤だけは欠かさずしっかりとのんでいました。しかしこんな結果になってしまいました。」と話した。「血圧の値は、入院後、なぜか不思議に低くなり、結局薬はのまなくてもよくなりました」とのことである。
5.Bさんの血圧が下がったのは、考え方を変え、生活習慣を是正したための結果として、ごく自然な成り行きである。血圧が低くても脳出血は起きる。また、血圧が非常に高くても脳出血が起こらないこともある。脳外科専門医として数多くの脳出血事例を診てきたが、血圧の上の値が常時200亅圓鯆兇┐襪曚匹龍肪爾幣豺腓亙未箸靴董血圧の値と脳出血か直接相関している印象はない。むしろ血圧の値の急激な変動、生活習慣の乱れ、栄養の偏り、肥満、考え方、過度なストレス負荷などの方が、脳出血とより密接に相関している。
6.Bさんの場合も、主治医の言いつけを素直に守り、降圧剤は1日も欠かすことなくしっかりと服用していた。したがって、血圧の値は常に低くコントロールされていた。にもかかわらず脳出血が起きた。
7.一律に血圧を下げてしまう治療が必要なのか、降圧剤を処方することが正しいのかどうか、という疑問がある。降圧剤をのみはじめて、かえって調子が悪くなる人は少なくない。特に高齢者の場合、上の血圧(収縮期血圧)を150〜160mmHg以下に急激に下げてしまうと、元気がなくなった、もの覚えが悪くなった、頭がぼうっとする、集中力がなくなる、寝起きがすっきりしない、手足が冷たくなった……など、訴える人が多くなる。
8.老人ホームなどでは、降圧剤を服用している人の方が、服用をやめた人に比べて、認知症の進行が早いという報告もある。自立度が顕著に低下する。降圧剤をやめた人たちのQOLも高く、なべて圧倒的に元気である。
9.血圧が高くなるのは、それなり理由がある。体の適応である。血圧を高く保つことによって、生体の機能をうまく維持している。薬で血圧を無理やり下げてしまっては、体に良くない。
10.上の血圧値が180mmHgくらいまでは、脳卒中になる可能性が高くなるという根拠もない。1984年に発表されたヨーロッパ高齢者高血圧研究会ごが行なった調査によると、高齢者にとっては、むしろ血圧が高ければ高いほど、総死亡率が低くなるという結果も出ている。



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健康 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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