2013年10月29日

ブッダはまったく違っていた。教団を作ろうと意図したわけではない。大きくなった教団を残そうという考えもなかった。日本では親鸞も、弟子をひとりもとらなかった。


「池上彰著:池上彰と考える 仏教って何ですか? 、 飛鳥新社、2012年」が面白い。 第1章:仏教って何ですか?」の「三大宗教のひとつ、仏教はどこでどのように生まれた?」「オウム真理教はどこで道を誤ったのか?」の小節の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.毎春、大学に新入生が入ってくる時期になると、「カルトに注意!」の告知がキャンパスで目立つ。1995年3月、東京都心の地下鉄に神経ガス・サリンを散布するというテロ事件「地下鉄サリン事件」を起こしたオウム真理教は、今もその後継組織が活動を続けている。
2.オウム真理教の教義は、ヒンドゥー原理主義をベースにしており、チベット仏教の修行体系を取り入れている。多くの一般信者は教義に沿って真面目に修行に励んでいた。輪廻転生があるのだから、生き物は大切にしなければならない。そうしたルールを守って生活していた。
3.全財産を教団に寄付して出家するという行為は、一般的には異常に思える。しかし、仏教の歴史の中では特別なことではない。今の僧侶は何も失うことなく出家するが、すべてを捨てて修行に入るのが本来、出家である。今の社会で理解を得るのは難しい。
4.ブッダのもとに弟子たちが集まって教団が大きくなっていったように、オウム真理教も当初は教祖のカリスマ性によって大きくなった、素朴な宗教団体だった。しかし、教団はある時期から姿を変えた。国家にまで影響を及ぼそうと巨大化を目指すようになった。早く財産を寄付させて出家させようと急かすような経営も行なわれた。宗教団体が国を脅かすほどの存在となることは珍しくない。
5.鎌倉仏教を生み出した延暦寺は仏教の中心地だっただけでなく、貴族や皇族と関係を深め、政治的にも大きな力を持った。お寺なのに数千の兵士で武装までしていた。朝廷は制圧に手を焼き、戦国時代末期には、織田信長が焼き討ちにしたくなるほど強大な力を手にしていた。
6.ブッダはまったく違っていた。教団を作ろうと意図したわけではない。大きくなった教団を残そうという考えもなかった。日本では親鸞も、弟子をひとりもとらなかった。一方、オウム真理教は、教団拡大への野望が運営姿勢に露骨に現われたので、反社会的な組織とみなされ、社会から敵視された。教団は孤立し、先鋭化した。
7.現世で悪いカルマ(業)を積みながら生きていても、来世で苦しむだけだ。だから我々の手で、まだ清らかなうちに来世に送る。これを「ボア」と称する。こうした傲慢な持論から地下鉄サリン事件を起こし、崩壊を迎えた。


yuji5327 at 06:32 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
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