2014年05月28日

脳の中には一千億個の神経細胞がある。その活動がお互いに響き合って創造性が生まれる。オーケストラの様々な楽器が一つの音楽を生み出すのに似ている。

すべては音楽から生まれる (PHP新書)
茂木 健一郎
PHP研究所
2007-12-14

「茂木健一郎著:すべては音楽から生まれる、脳とシューベルト、PHP研究所、2008年」著名に惹かれた、「序」の部分の概要は以下の通りである。この通りの内容の本文を期待したい。
1.私たちの生命は、その始まりから音楽に包まれている。この世に生まれ落ちる以前から、豊かで多様な音に包まれている。胎児はお母さんのお腹の中で外の音を聴いている。母国語とそうでない言葉を聴き分け、それぞれで異なる反応をしている。言葉には、意味だけでなく、響きや調子、勢いといった属性がある。育まれつつある小さな命は、まずは一つの「音楽」として、父や母の声を聴き始める。
2.音楽の人間との関わりは、脳の働きから見れば、「音」だけが音楽にかかわるのではない。音楽を聴く喜びは、その成り立ちを一般化、普遍化して初めてその本質をとらえることができる。音楽において大切なリズムやメロディ、イントネーションといった要素は、つまりは音がお互いに結ぶ関係性に由来する。その際、それぞれの要素が時問軸の上でどのように並ぶかということが大切になる。
3.タイミングが大切だということは、脳の中の情報処理が一般的に持っている性質である。たとえば、A、B、Cという要素が統合される時、それがあるリズムで一つの神経細胞に到着するのと、違うリズムで合流するのとでは、計算結果が全く異なる。音楽において、楽器が鳴るのが一秒の何分の一かずれるだけで違和感が生じるのと同じである。
4.脳の中には一千億個の神経細胞がある。その活動がお互いに響き合って私たちの意識を創り出している。その様子は、オーケストラの様々な楽器が力を合わせて一つの音楽を生み出すプロセスに似ている。
5.外からの音が鳴り響くずっと前から、私たちの脳の中では神経細胞たちの「音楽」が鳴り響いている。内なるシンフォニーに、外からの音の刺激が付け加わり、合わさり、重なり、融合する。音楽を聴く時、私たちの脳の「内なるシンフォニー」は「外から来るシンフォニー」とトキメキに満ちた出会いを果たす。
6.子どもの頃、家にあったレコード・プレイヤーでベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴いた時から、音楽の虜になった人は多い。以来、少しずつ、自分の触れる音楽の世界を広げてきた。オーケストラの生演奏を初めて聴いた日。高校生の時に皆で上演したオペラ。ウィーン楽友協会ホールで耳にした麗しき響き。新しい音楽に出会う度に、著者はそれまでにない形で共鳴した。脳の神経細胞が奏でる内なるシンフォニーも、そのようにして次第に深く豊かなものになってきた。
7.クラシック音楽だけではなく、中学校の時、ビートルズの曲に夢中になったこと。ニユーヨークのクラブで耳にしたジャズ。今でもなつかしく思い出される。子どもの頃親しんだ歌謡曲。様々なジャンルの音楽体験が、内なるメロディのダイナミック・レンジを広げてきてくれた。
8.音楽の体験を積み重ねることこそが、生きることの充実につながる。音楽的なるものは、音の芸術だけでなく、より広く、「生命の躍動」、力強さに拍車をかけることにつながる。内なるシンフォニーの響きを高める上で、生の演奏を聴くことほど大切なことはない。習練を積んだ演奏家たちの心尽くしに、感銘を受け、動き出す。会場を出る聴衆の上気した表情には、人の心の中の最も美しいものが顕れている。
9.音楽の本質を理解することは、生命なるものの芯を見据えることと同じである。本書では、シューベルトをはじめとする音楽家の作品に向き合うことを通して、音楽について考えている。シューベルトの名曲のように、音楽の本質を考える作業は常に「未完成」に終わる運命にある。たとえ完結しなくても、少しでも美しい響きに近づけば良い。そう思って日々を過ごせば、人生はしみじみとした喜びに満ちたものになり、出会った音楽に感謝する。


yuji5327 at 06:40 
共通テーマ 
池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





地域別アクセス

ジオターゲティング

ジオターゲティング
livedoor プロフィール

yuji5327

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード