2014年09月26日

市民意識が国民意識を上回ると、国家は没落し、平和主義は国を滅ぼすという教訓を日本人はあまり学んでいない。日本人が愛国心を失った最大の元凶は、日本国内の平和運動にある。


「黄文雄著:なぜ中国人・韓国人は反日を叫ぶのか、宝島社、2013年」の著者は1938年台湾生まれで。コウ・ブンユウと読む。1964年に来日し早稲田大学を卒業し、評論家として活躍している。「第4章:中国・韓国の反日にどう対応すればよいか」「反日日本人はなぜ出現したのか」が参考になる。印象に残った部分の続きを自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.西欧の産業革命と市民革命から200年がすぎ、近代の国民国家は人間最大の集団とし
て、徐々に「国民国家」という「国のかたち」が広がり、今ではすでに200前後の国(国連加盟国は193力国、日本が承認したのは194力国)が、主権国家として認知され、あるいは国民国家として成熟しつつある。
2.大部分は戦後生まれで、数から見れば終戦直後は約60あまりだったから、約3倍にも増えた。韓国は、戦後生まれだから、近代民族や近代国民を育てていくのには、過去の歴史因縁から、どうしても「反日」をテコに育てていかなければならない。
3.中国は韓国以上にむずかしい。55もある非漢族を漢族に同化して中華民族を育てていく必要があるからである。2012年11月の第18回党大会後に、後継国家指導者に指名された習近平主席が、「民族」を連呼絶叫した演説は、未来の中国にとっても民族育成が大きな課題であることを示す。
4.近代国民としての「愛国心」育てていくのが、これからの中国や韓国にとっても、大きな課題である。「愛国心」とは「郷土愛」だから、自然の感情だと知ったように語る言論人はに多い。しかし、郷土愛は自然から生まれたもので、愛国心とは育てられたものなのである。「生まれた」ものと「つくった」ものとは、本質的に違う。
5.日本では、国民としての国家意識は「市民主義」と「平和主義」に腐蝕されている。戦後日本の二大の敵とは、市民主義と平和主義である。国民意識が市民主義に取って代わられ、消えてしまったら、日本もそれで終わりである。
6.韓国が積極的に民族主義を育てはじめたのは、戦後米軍占領下から独立建国後のことであるが、中国は清末から大漢民族主義と中華民族主義との対抗があったものの、日中戦争中に「排日」「抗日」をテコに、民族主義の高揚は一時ピークに達した。
7.中華人民共和国が樹立してから、「世界革命、人類解放」を目指し、国家と民族が否定され、一時社会主義的なイデオロギーをもって民族と宗教を克服しようとしたが成功しなかった。中国は改革開放後、社会主義イデオロギーの信念の危機から、それに代わって民族主義、愛国主義、中華振興を大々的に鼓舞した。遅れた民族主義ゆえにきわめて過激で異論などは許さなかった。
8.日本では中国や韓国とは逆に、戦後、国民主義はむしろ否定され、市民主義、平和主義が国民主義にとって代わろうとした。しかし、日本の市民主義や平和主義が、国民主義への敵対意識、あるいはイデオロギーとして登場したために、戦後の日本という国家をむしばむ最大の敵は市民主義と平和主義だということを、日本国民は実感していない。
9.市民意識が国民意識を上回ると、国家は没落し、平和主義は国を滅ぼすという歴史の教訓を日本人はあまり学んでいない。日本人が愛国心を失ってしまった最大の元凶は、日本国内で展開された平和運動や市民運動にある。表向きは「平和」「戦争反対」を叫ぶものの、裏では伝統的な価値、文化、精神、そして国家までをも否定する運動だった。
10.国を愛する心を失ってしまうと人間はどうなるのだろうか。「国のため」「公のため」という意識が希薄になり、私欲ばかりが肥大化する。公の倫理観や道徳は失われていく。ついには国家を裏切り、自分自身をも裏切っていくようになる。
11.現在ではかつての学生運動や共産主義運動のような世界革命に呼応するイデオロギーを振りかざした反戦運動は、鳴りをひそめている。その勢力、思潮は消滅したわけではなく、まだまだ健在である。マスコミや教育界、法曹界などではこうした思想教育やプロパガンダが、形を変えて行われている。反日教育やジェンダーフリー、人権偏重などがそれである。


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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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 青山賞、春興賞の受賞:2回
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