2014年10月23日

142.9兆円の貸付金がなくなれば、国の借金が、同額消える。特殊法人につぎ込まれる貸付金と出資金が天下り制度を温存している。


「高橋洋一著:日本は世界一位の政府資産大国、講談社、2013年」の「序章:世界一の政府資産を持つ日本」の「官僚天下り先に流れる200兆円」の「競馬の低い還元率を高くするには」は興味深い。印象に残った部分の続きを自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.国の貸付金の行き先で、最も額が大きいのが、地方公共団体向けで、2011年度末の残高は54兆539億円もあるが、これは地方分権の流れに反していてよくない。地方自治体がみずから債券を発行し、資金調達すべきである。地方公共団体に財政融資資金の運用による貸付を行っている財務省は反対するが、証券会社に頼めばすぐできる。
2.株式会社日本政策金融公庫の20兆3974億がこれに次ぐ。独立行政法人住宅金融支援機構(17兆4470億円)、株式会社日本政策投資銀行(4兆4854億円)、独立行政法人国際協力機構(2兆2200億円)、沖縄振興開発金融公庫(6306億円)と、政府系金融機関が貸出先の多くを占めている。これらを足すと、地方公共団体と同規模の貸付金がつぎ込まれている。これらの所管は財務省、すべて財政融資資金の運用による貸し付けを行っている。
3.政府系金融機関が民業圧迫という批判を受けている。政府系金融機関は、民間には貸すことのできない零細企業を顧客にしていると思われがちだが、政府系金融機関は、リーマン・ショック以降、1パーセントを切るような低金利で高格付け企業に対してだけ新規の売り込みを行い、運転資金の乗り換えを提案している。まさに「民業圧迫」である。
4.東日本大震災といった緊急事態の際は、活躍の場を広げるべきだが、経済が平時に戻ろうとしているときに政府系金融機関が業務を縮小しないと、民間金融機関を苦しめ、経済の復興を妨げ、本末転倒の事態になってしまう。貸付金が流れていることは、後ろ盾に国がいるということで、対等な競争ができない。ビジネスをフェアにするうえでも、貸付金は廃止・縮小し、独立行政法人などは完全に民営化するのがよい。
5.貸付金は、出資金よりも簡単になくすことができる。貸付金を受け取っている独立行政法人には、自力で資金を調達する仕組みが用意されているからである。特殊法人というと、財投債で国からカネが流れると思われているが、これはもともと例外的な措置だった。独立行政法人は、財投機関債といって、自身で債券を発行できる。そして、その評価は市場が行う。
6.独立行政法人が効率的に運営されているか、将来性があるか、で評価するべきである。非効率的で将来性もない独立行政法人の債券は、誰も買わず、引き受け先がなくなる。この制度を活用すれば、貸付金をなくすことができる。自ら調達したカネを運用して、余
った分を貸付金の返済に充てていけばいい。
7.142.9兆円の貸付金(資産)がなくなれば、それは国のバランスシートの負債を減らすことになり、国の借金が、同額、消える。現在は、特殊法人につぎ込まれるカネのルートに貸付金と出資金の2つがあり、これが天下り制度を温存している。「カネが必要であれば財投機関債を発行してみずから調達してきてください」と政府が方針を決定すれば、いますぐにでもなくすことができる。本気にれば5年で、独立行政法人改革ができる。



yuji5327 at 06:32 
池上湖心の書 
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工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 青山賞、春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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