2014年10月25日

最後の給与を100とすると、大体の国は50〜60程度が年金として給付される。米国はやや水準が低いが、私的な年金も含めると70程度になる。日本は30程度しか受け取れない.

10月24日付けの 大前研一さんの「 ニュースの視点」(発行部数部178,556)「年金運用・ラップ口座・国内株式市場・リクルートHD〜調達した1000億円をどう使うか?」と題する記事である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.厚生労働省は14日、運用成績によって将来もらう年金額が変わる確定拠出年金(日本版401k)の見直しに着手した。公的年金の目減りがさけられないなか、老後の備えを厚くするため、
企業年金制度の加入者を増やす考えとのことである。
2.約130兆円の公的年金を保有する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は17日、国内株式での運用比率の目安を12%から20%台半ばに大幅に引き上げる方向で調整に入っている。低収益の国債中心の運用を改め、年金給付の原資を増やす狙いである。
3.GPIFに関しては、塩崎恭久厚生労働相が「日本の株価を支えるにはこれしかない」と一生懸命取り組んでいる。国債中心で進めていると、日本国債が暴落したら目も当てられない事態をまねく。国債が安全ではない時代だということは忘れてはいけない。
4.確定拠出年金については、先進国の年金給付水準を比べてみると日本の課題が見えてくる。
サラリーマンとして受け取っていた最後の給与を100とすると、大体の国は50〜60程度が年金として給付される。米国はやや水準が低いが、私的な年金も含めると70程度になる。日本は30程度しか年金として受け取れない。
5.人情としては、最後の給与の6割〜7割り程度は毎月支払われて欲しいが、国に任せて安心ではない時代だから、政府は国民に対して、私的な年金運用も含め「自分たちでやらなければいけない」というメッセージを伝えるべきである。
6.日経新聞が13日報じたところによると、富裕層などの個人がまとまった資金の運用を金融機関に任せる「ラップ口座」の残高が2014年9月末で2兆円を超えたことがわかった。これは前年同月比2倍、3月末に比べて6割強増加したもので、脱デフレへ期待が広がるなかで、長期の資産づくりを目指す金融商品の一つとして関心を集めている。
7.当初は1億円から認可対象だったが、現在は300万円から可能になってる。米国ではこのような「お任せ」の形態は非常に一般的だが、日本ではかつて多くの事故を招いたので、取引一任勘定取引は禁止されてきた。ここに来て、時代背景もあって、その状況が変わってきている。
8.東京株式市場で投資尺度のPBR(株価純資産倍率)が1倍割れとなる銘柄が増え、17日は東京証券取引所第1部の5割を占めた。世界的な株価の急落で投資家心理が弱気に傾き、理論上の「解散価値」とされる1倍割れとなっても買われない状況である。1倍割れということは、時価総額が帳簿価格よりも低い状態で、非常に珍しいことである。極端なことを言えば、買収して解体して売りさばくだけで利益になる。
9.世界的に見ても、政治・経済にいい材料がなく、米国企業の業績は良いが、それだけでは力不足である。このように国内株式市場が冷え込んでいる中、リクルートホールディングスは16日、東京証券取引所第1部に株式を新規上場した。初値は3170円と公募・売り出し価格(公開価格)の3100円を上回った。初値をもとにした時価総額は1兆8100億円で、1990年以降に新規上場した企業ではNTTドコモ(7兆4600億円)、日本たばこ産業(JT)(2兆8700億円)に次いで3番目の大型上場となった。
10.リクルートは、創業者の江副氏が東京大学在学中から始めた企業で、非常に長い歴史を持っている。江副氏はリクルート事件後、リクルートからは身を引くことになったが、その後も株式投資を始め、若手の音楽家への投資・支援事業、外国人向けのウィークリーマンション事業など、色々な事業へ意欲を見せていま。
11.もともとリクルートは上場しないというポリシーだったが、江副氏は色々な事業を展開するにあたり、保有している株をキャッシュに変えたいと思うようになっていた。江副氏は非常に立派な経営者である。世の中を見る視点が鋭く、今のリクルートの土台を築き上げた人物である。昨年、亡くなられたが、もし今回の上場を目にしていたら、新規事業を始められる資金ができたと喜んだと思われる。
12.3年連続で売上も利益も全て右肩上がりという絶好調を示して上場を果たしたリクルートだが、今後の展開には課題もる。今回、約1000億円の資金を調達したが、既存の事業領域でみると、国内にはそれほど投資できるものは残っていない。今まで手を付けていない、インターネット関連事業の買収などは検討の余地がある。そうなると、海外を模索することになるが、すでにアデコなどリクルートよりも大きな企業が展開している。中途半端な大きさの人材会社を買収しても、太刀打ち出来ない。規模で闘うには1000億円では足りない。江副氏の後継者であるリクルートの経営陣が、このあたりの課題をどのように乗り越えていけるか、注目していきたい。




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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 青山賞、春興賞の受賞:2回
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