2014年11月30日

何の結果も出していない安倍政権が、「アベノミクスの評価」を問うのは理解できない。新聞などのジャーナリズムも、指摘しないのは理解できない。

11月28日付けの 大前研一さんの「 ニュースの視点」(発行部数178,423部) は、「沖縄県知事選・原発再稼働問題・再生可能エネルギー〜意思決定の論理を考える〜」と題する記事である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.米軍普天間基地の名護市辺野古への移設問題が最大の争点となった沖縄県知事選は16日投開票され、無所属新人で辺野古移設反対を掲げる前那覇市長の翁長雄志氏が、現職の仲井真弘多氏ら無所属3氏を大差で破り初当選した。
2.翁長氏が当選したことで、普天間基地の辺野古への移設はなくなる、という単純な問題ではない。日本政府は、沖縄の「軍政」に関する当事者能力を持ち合わせていないからである。米軍側も「日本政府の責任のもと」で辺野古への移設を進めるよう意思表示をしている。
3.第二次世界大戦の末期あたりからの数十年間の歴史を見直すと、多くの「嘘」が存在している。沖縄返還に関する事実も、その最たるものである。沖縄返還にあたっては、「民政」は日本に返すが、「軍政」は引き続き米国(米軍)が掌握する、という約束だったので、沖縄県知事が誰になろうと、関係ない。
4.米国もあまりに手荒なことをして、米軍撤退運動などを引き起こしても面倒だから、上手にごまかすと思われる。どのような懐柔策をとるにせよ、本質的に沖縄の軍政は米軍が握っており、
それは過去の歴史において日本政府と約束(密約)している、というのが動かしがたい事実である。たとえば、北方4島返還で、日本がロシアともめているのは米国の思惑である。
5.再稼働の可否が議論となっている日本原子力発電敦賀原発2号機について、原子力規制委員会は19日、同機の直下に活断層があるとの評価を改めて示した。何かあると、原子力発電所の下に「活断層」があると話題になるが、日本ではそもそも活断層が存在しない地域を探すほうが難しい。
6.重要なのは、その活断層によってどの程度の地震が予想されるかである。その地震に原子力発電所が耐えうるのか、ということを検討する必要がある。その検討結果として、無理だと判断するなら、原子力発電所を停止するのは良い。
7.今の原子力規制委員会の態度は、原子力発電所の下に活断層が見つかったら、「原発は即停止」という方針だが、ここには根拠はない。また規則で言えば、直下に活断層が見つかった場合、新しく原子力発電所を作ってはいけないと定められているが、既存の原子力発電所の下に活断層が発見された場合については、特に定めはない。直下に活断層があって地震が発生しても、新潟の大地震に耐えた柏崎刈羽原発の例もある。まともな検討もせず、「活断層=原発停止」という考え方は、間違っている。
8.大手電力5社は9月下旬から停止している再生可能エネルギーの買い取り手続きを再開する方針を明らかにした。太陽光発電設備からの送電を中断する制度の拡大など供給制限の仕組みを入れることを条件とし、まず九州電力が年内にも受け入れ再開の方針を表明する。
9.再生可能エネルギー政策は、民主党政権の最大の負の遺産の1つである。東日本大震災と福島第一原発の事故を受けてパニックに陥った結果、原発は全て停止、再生可能エネルギーの割合を20%にすると宣言した。太陽光などを高値で買い取るという方針まで打ち出した。実際に再生可能エネルギーの発電には、様々な問題が存在する。たとえば太陽光発電では、太陽が照り続けた場合に、大量のエネルギーを吸収する能力が太陽光発電システムのグリッドには備わっていない。多くの人が一斉に太陽光を使うと、サージが発生するので供給制限をする必要も出てくる。このような点も含め、色々と取り決めなくてはいけなかったのです。
10.民主党が非現実的なプランを推し進めたのは、早計だった。当時、民主党の仙谷氏は、太陽光エネルギーの蓄電はバッテリーで事足りると思っていたようである。大前氏の試算では40兆円を超えると指摘したが、深く検討されることはなかった。
11.今、総選挙に向けて動き出したが、自民党への不信感も拭えないものの、福島第一原発への対応、再生可能エネルギーの施策などを見ると、民主党にも期待できないのは残念である。政権交代する必要はないと思うが、自民党の圧倒的多数という状況は変化して欲しい。アベノミクスのような中身が全く伴わない幼稚な戦略や嘘がまかり通る状況はやめて欲しい。
12.野党側には、もう少しリーダーシップを期待したい。選挙の戦略としては、対立候補を乱立せず、小選挙区1つに対して対立候補は1人で十分である。「自民党 VS 民主党」などではなく「自民党 VS 野党」という図式を成立させるほうが良い。例えば「民主党」などを前面に出ると、自分たちの不甲斐なさもあるので、安倍政権の明確な失政を責めることができずに終わってしまう。それを避けることが大事である。
13.何の結果も出していない安倍政権が、「アベノミクスの評価」などを問うこと自体が理解できない。「続けさせてくれ」と言えない。新聞などのジャーナリズムも、まともに指摘しないのは理解できない。



yuji5327 at 06:41 
共通テーマ 
池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





地域別アクセス

ジオターゲティング

ジオターゲティング
livedoor プロフィール

yuji5327

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード