2015年02月28日

水素自動車が話題になっているが、現実的にはハイブリッドが中核を担うのは間違いない。ガソリンに対して、ハイブリッドは数%のシェアを占めている。

2月27日付けの「大前さんのニュースの視点」(発行部数 177,080部)は、「ソニー・パナソニック・トヨタ自動車・サントリーHDの話題について」と題する記事である。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.ソニーは18日、本体で手掛けるエレクトロニクス事業の全事業を順次、分社する方針を明かにした。まず携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」やブルーレイ・ディスク録画再生機などを扱うAV(音響・映像)事業を、10月1日を目処に分社すると発表した。
2.競争環境は厳しさを増しており、意思決定を早めて環境変化に素早く対応し、利益重視の経営を徹底する考えである。ソニーの問題点は、色々なことに手を出しすぎて、全てにおいてポイントを外してしまっていることである。エレクトロニクス事業を分社化し、意思決定を早めるとのことだが、それがソニーの問題解決になるとは思えない。
3.ソニーはウォークマンがあったためにiPodに敗北し、さらにiPhoneへの流れの中で、ソニーが手がけていたものは、ほとんどスマートフォンに取り込まれてしまった。気づいてみたらiPhone6でかろうじてカメラのモジュールとしてソニーのものが使われているという程度である。ソニーは電子部品で生き残ると言われても残念である。
4.電話、カメラ、音楽などあらゆる機能を取り込んでいるスマートフォンは、新しい生態系・新しい大陸であり、これにどのような策を打つかを考えることが重要である。バラバラの事業部になれば、確かに個々の意思決定は早いかも知れないが、スマートフォンという新しい生態系・新しい大陸との整合性が取れていない。
5.パナソニックは大阪府門真市の本社にあるAV(音響・映像)機器事業の本拠地を売却することで三井不動産と基本合意した。AV拠点は社内で「本社南門真地区」と呼ばれ、1970年代からカラーテレビなどの主力製品を生み出してきたが、同社はデジタル家電事業を縮小し、車載分野などへのシフトを進めており、好立地の不動産を有利な条件で売却できると判断したものである。
6.パナソニックの業績を見ると、自動車関連事業は非常に高い利益を出している。また、住宅システム、白物家電でも堅実な利益を上げている。かつての中核事業であるAV機器事業は、黒字だがそれほど大きな利益にはなっていない。
7.テレビ製造も撤退を決定したため、工場を含めた門真南を売却する。非常に大きな土地であり、良い値段で売却できるのならば問題ないかも知れない。ららぽーとになれば、パナソニックの社員、その家族がお客さんにもなるので成功する可能性も高い。創業当時からの土地であり、松下幸之助氏が生きていれば何と言うか、寂寥を覚える。
8.トヨタ自動車はガソリン1リットルで40キロメートル超を走るハイブリッド車(HV)の新型「プリウス」を年内に発売する見通しである。10年前と比べて燃費を3割超改善し、欧州など世界各地で自動車の環境規制が強化されるのに備える考えである。
9.世界各地で、以下のような法律的な環境規制を明示している。日本:2020年までに、20.3キロ/1リットル、中国:2020年までに、20キロ/1リットル、米国:2025年までに、23.2キロ/1リットル。世界中がこの方向性に向かっており、チャンピオンの立場にあるプリウスは、今年中に40キロ/1リットルの車を発表する。
10.水素自動車なども話題になっているが、現実的に考えると、ハイブリッドが中核を担うのは間違いない。ガソリンに対して、ハイブリッドは数%のシェアを占めるまでになっているが、その他のものは数値としてカウントできるレベルではない。トヨタとしてハイブリッドを追求していくのは間違いではない。
11.サントリーホールディングス(HD)が国内食品メーカーの首位に立った。16日発表した2014年12月期の連結売上高は13年12月期比20%増の2兆4552億円。欧州の清涼飲料事業や14年5月の米蒸留酒最大手、ビーム(現ビームサントリー)の買収などで海外売上高を7割伸ばしている。
12.新浪社長は、2020年にはウイスキーで世界一を目指す、と発表した。売上でも営業利益でも、キリン、アサヒを圧倒している。ただし、海外事業の展開にあたり、借金の額も大きくなっている。世界的に見ると、この業界にはディアジオなど、さらに規模が大きい競合がある。
13.新浪社長は、サントリーの売上高が2兆円のときにバトンタッチを受けた。おそらく新浪社長に託されたのは、海外事業の倍増と売上高4兆円規模の達成ではないかと思う。記者会見でも「日本一」は単なる通過点に過ぎないという印象である。
14.新浪社長は、2020年までにウイスキーで世界一を目指す、と発表していが、やや疑問である。世界的に見てもハードリカーの需要は減りつつあるし、日本のハイボールのブームもいつまで続くのかわからない。ハードリカーの健康への影響問題が湧き上がる可能性もある。



yuji5327 at 06:44 
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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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