2015年05月31日

イスラエルは、無人偵察機をガザ地区上空に飛ばし、ガザ地区内のスパイ網で、ハマス幹部の動向を追っている。これまで、しばしばハマスの幹部を暗殺してきた。

「池上彰著:池上彰のニュースから未来が見える、文藝春秋、2013年」の「第5章:イスラム原理主義に振り回される世界」は中近東、アフリカの複雑な動きを分かりやすく解説している。「「アラブの春」でパレスチナ紛争激化」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.2011年から翌年にかけて進んだ「アラブの春」で、長期独裁政権が倒れ、中東に平和が訪れると期待した人がいるが、世の中うまくいかないものである。イスラエルとパレスチナの過激派ハマスの衝突が激しさを増して、多数の犠牲者が出た。これも「アラブの春」の影響である。
2.今回の衝突のきっかけとなったのは、2012年2月14日のことで、パレスチナ自治区のガザ地区を支配しているイスラム過激派ハマスの軍事部門のトップを、イスラエル軍が空爆で殺害したのがきっかけである。
3.イスラエルは、いつも無人偵察機をガザ地区上空に飛ばす一方、ガザ地区内に張りめぐらしたスパイ網を通じ、ハマス幹部の動向を追っている。ハマスは、政治部門と軍事部門に分かれていて、そのうちの軍事部門の責任者の居所を掴み、爆撃した。イスラエルの情報収集能力の高さがわかる。イスラエルは、これまでもしばしばハマスの幹部を暗殺してきた。
4.今回の犠牲者が軍事部門のトップであることに、ハマスは怒り、ガザ地区からイスラエル国内に向けてロケット弾を発射した。これによりイスラエルの住民3人が死亡した。ガザ地区からは、これまでもしばしばロケット弾が発射されてきたが、イスラエル側の住民が被害にあうことはほとんどなかったが、今度はイスラエルが怒り、報復合戦となった。5.今回のガザからの攻撃には、これまでにない特徴があった。ガザから遠く離れたイスラエルの経済都市テルアビブにまで到達するミサイルが使われたことである。テルアビブでは空襲警報が鳴った。これまでハマスが使用してきたのは、手製のロケット弾で、飛距離が短く、周辺住民への被害は滅多になかったが、今回はイラン製の小型ミサイルだった。6.ガザ地区は、イスラエルが封鎖していて人や物資の往来ができないのに、イラン製のミサイルが持ち込まれた理由は、ガザ地区の南と国境を接しているエジプトから入ってきたからである。エジプトがムバラク大統領による独裁政権だった時代、ガザ地区との国境は厳しく管理されてきた。ハマスは密輸トンネルを掘って物資を運び込んできた。アラブの春でエジプトの政権が交代したことで、ハマスがミサイルを運び込みやすくなった。
7.エジプトのムルシ大統領は、イスラム原理主義組織のムスリム同胞団のメンバーであった。ハマスはもともとムスリム同胞団のパレスチナ支部だった。エジプトの政権を掌握したムスリム同胞団は、ハマスを陰に陽に支援していた。「アラブの春が紛争を引き起こした」という言い方もできる。


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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
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