2016年04月30日

理想の国は大きな国でも強い国でもない。小さな、村落の集まりのようなもの。住民は、みんな命を大事にするから、舟や車は、ほとんど乗らない。武器は備えているが使わない。

タオ―老子 (ちくま文庫)
加島 祥造
筑摩書房
2006-10

「加島祥造著:老子、筑摩書房、2000年」の印象に残った章を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。著者は1923年東京生まれ。詩人。早稲田大学英文科卒業。米国カリフォルニァ州クレアモント大学院留学。信州大学・横浜国立大学を経て、青山学院女子短期大学教授を最後に退官した。老子の原文と著者の訳文が違うことはあるが、著者の老子への共感が基礎になっている。
1.戦術家の言葉を聞いて、世の戦術家たちは「確かにこっちから仕掛けるよりは、先方の出方に応じるほうがいい。100m突進して戦うより、1km退いて守ったほうがいい。これこそ戦わずして勝つ方法だ。こういう戦術なら、腕も武器も振り廻さないから、敵ほど疲れやしない、そして結局戦わないで勝ったことになる」。
2.「敵を軽く見て侮ることはいちばん危険な戦術だ、しまいにこちらの宝をすっかり失うことになる。とにかく、同じぐらいの軍隊が闘うとぎは、譲って守ったほうが勝つものだ」、というような、世の戦術家や政治家の考えがある。私はやむをえない時だけ戦え、と言うだけで、根本ではいつも争うな、と説いている。
3.理想の国について、私は国境のない世界を願っているが、まだ無理のようだから、自分の理想とする国を、描いてみる。 大切にしたいのは大きな国でも強い国でもない。小さな、村落の集まりのようなもので、人口もごく少ない。住民たちは、いろいろの道具を持ってはいるが、ろくに使おうとはしない。みんな命をとても大事にするから、危険な旅なんかに出ない。舟や車は持っているが、ほとんど乗らない。同じように武器もちっとは備えているけれども、誰も使わない。商取引をするには、ただごく単純な数え方ですます。
4.食事はゆったりと、おいしい物を食べ、着るものは美しい上等な服、日々は安楽であり、習慣を乱そうともしない。隣りの国は近くて、犬の吠える声や鶏の鳴く声が聞こえるほどだが、そんな隣国とも往来しない、そして、ずいぶん歳をとってから静かに死んでゆく。



yuji5327 at 09:31 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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