2016年12月27日

日本ブランドはアフリカでも至る所で存在感を発揮している。特に、メイド・イン・ジャパンの自動車である。企業の現地進出は、中国とインドが群を抜いている。

「ハリー・ロードマン(米ジョンズ・ポプキンズ大学外交政策研究所上級研究員)著:アフリカ投資はまだ遅くない、
Newsweek36 2015/11/24」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.日本ブランドはアフリカでも至る所で存在感を発揮している。特に、メイド・イン・ジャパンの自動車である。企業の現地進出でとなると、アフリカでは中国とインドが群を抜いていて、日本は出遅れているが昔からではない。
2.日本は20年以上前の93年から、アフリカの開発をテーマとする国際会議のアフリカ開発会議〔TICAD)を国連などと共催し、アジアの大国の先陣を切って、アフリカ諸国との経済関係強化に努めた。アフリカ大陸の経済発展がアジアの成長に資するという認識を、その他のアジア諸国が共有するようになったのは00年以降のことで、中国は中国・アフリカ協力フォーラムを発足させている。
3.インドも追随し、10年からはインド・アフリカ・フォーラム・サミットを開催している。今や画国の主催するフォーラムはアフリカ各国の政財界の有力者にとって「必須」の会議となり、毎回大盛況である。
4.出遅れに気付き、アフリカ市場の開拓を急ぐ日本企業は、政府の尻をたたいている。今年8月にはエチオピアの首都アディスアベバで、2回目のアフリカ・日本ビジネス投資フォーラムも開いた。ただし政府ではなく、民間の雑誌社主催だったから、中国やインドに比べるとアフリカへの直接投資にかける本気度は低いと受け止められた。かつての日本はアフリカにとってアジア最大のパートナーだったが、その座は中国に奪われてしまった。
5.危機感を抱いた日本政府は13年のTICADで、アフリカ開発事業に5年間で最大320億ドルを供与すると約束。日本の対アフリカ直接投資額は昨年段階で累計105億ドルだったから、思い切った金額ではあるが、中国は、00-11年だけで累計約750億ドルを投じた。6.安倍晋三首相は昨年、アフリカ3力国(コートジボワール、エチオピア、モザンビーク〕を訪問した。日本の首相がアフリカ大陸を訪れたのは06年以来のこと。フランス語圏の西アフリカ〔コートジボワール)への訪問は初めてだった。対する中国の政府要人は、この10年間に何度もアフリカ諸国を訪れている。
7.安倍はアフリカを「もはや援助の受け手ではなく、成長のパートナー」と見なすと言い、そのアフリカ歴訪は「ビジネス外交」と呼ばれた。しかし日本からの資金の多くは、依然として開発援助に向けられており、民間企業による投資案件は少ない。北部のナカラ回廊の開発も、700億円の政府開発援助を供与するという計画だった。
8.中国とインドはアフリカへの関与において、80年代〜00年代前半までは開発援助に重点を置いていたが、そこから大幅な方針転換をした。天然資源開発への大規模な投資から徐々に、道路や鉄道、港湾などのインフラ建設、金融、小売り、教育や医療分野などの事業に重点を移してきた。
9.日本が、アフリカへの関与に熱心でなかった理由は、過去10年以上にわたり、国内経済の停滞によって日本が愚かにも内向きになっていたことにある。「愚か」の理由は、景気刺激を目指す上で、国内にそれを実現できそうな条件がない場合には、緊縮策を取るのではなく、急成長を遂げている海外市場に進出するのが最善の策であるはずのに、日本はそのチャンスを逃してきた。
10.アフリカ経済の成長ペースが記録的水準にまで上昇したのは、まさに日本が内向きになっていた過去15年間のことで、サハラ以南のアフリカでは同時期、年間のGDP成長率の平均が約5%だった。08年以降の世界金融危機が最も深刻だった時期でさえ、アフリカ大陸の平均成長率は世界有数の高さで、危機からの回復力の強さを示していた。
11.今の日本には、アフリカを敬遠する別な理由がある。石油と天然ガスに代表される天然資源の価格が劇的に下落しているなか、これら部門への新規投資はあまり魅力的に思えないことである。これは近視眼的な見方である。北米産の石油と天然ガスが出回るようになったことなどいくつかの要因はあるが、経済の減速による中国での需要減少がエネルギー市場全体に重い足かせとなっている。中国のアフリカ投資が失速し始めたという報告も増えている。
12.日本にとっては今こそ、中国の逆境を逆手に取って進出するチャンスである。アフリカ産の石油へのアクセスが増えることは確実に日本の利益になるし、その他の資源についてもアフリカに投資をすることで、資源の調達先をさらに多様化させることができる。アフリカも多くの恩恵を受けることになる。あの大陸が最も必要としている交通インフラの開発や発電・配電、重工業、機械製造などは日本が得意とする分野であるから、日本企業による投資拡大はアフリカの成長に大きく貢献し得る。
13.アフリカと世界の多くの新興市場の長期的な国際競争力にとってカギとなる可能性が高いのは、金融や銀行、貿易、物流や輸送を含むサービス部門の開発である。こうした分野に対する直接投資額の累積は、製造業や1次産業への投資額を上回り始めている。これも日本が、アフリカに投資を行っている他のアジア諸国より優位に立てるところである。
14.アフリカ在住の日本人の多くは、高い技能を持つ技術者である。海外で活動を行う日本の各企業は、ノウハウの共有と技術移転について実績を残しており、こうしたことがアフリカにおける人材不足を補う助けになる。日本は人口の高齢化が続き、労働人口も減り続けている。こうしたなか、アフリカに商業的なチャンスと活躍の場を見いだしていくことは、日本にとっても理にかなっている。



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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
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