2017年04月30日

英フィナンシャル・タイムズは「トランプ大統領にまだバノン氏が必要な理由」と題する記事を掲載した。彼は、トランプ政権内で戦略的な頭脳を持っている唯一の人物。

4月28日付けの大前研一 さんのニュースの視点は「 日米経済対話・トヨタ自動車・米中関係 〜中国問題と北朝鮮問題は全く別もの 」と題する記事である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.日米両政府は18日、2月に安倍首相とトランプ米大統領との会談で合意した日米経済対話を行い、貿易・投資ルールなど3つの分野で具体的な成果を目指す方針で合意した。対話後、ペンス米副大統領は「TPPは過去のもの」と述べ、2国間の貿易交渉に軸足を置く方針を改めて表明し、経済対話が将来的に日米FTA交渉に発展することに期待感を示した。
2.日本は米国を除く11カ国でTPPの継続を進めようとしている。米国としてはこれを阻止し、「米国対日本」「米国対韓国」というような2国間協定に持ち込む狙いである。例えば、食肉の輸入を見ると、国内に流通しているものは輸入品が国産品よりも多くなっており、その輸入量では米国よりも圧倒的に豪州が優位に立っている。もしTPPが実現していても、米国は豪州の牛肉には及ばなかったが、さらには豪州と日本は先行的に2国間協定を締結していて、関税が10%低いというコスト競争力があるので、米国としては全く歯が立たない。
3.米国の狙いは、2国間協定に持ち込み、最悪でも豪州と同じ条件、願わくば豪州よりも有利な条件を引き出したいところである。20年間にわたって日米貿易交渉を見てきたが、米国との2国間協定は絶対に進めるべきではない。TPPを反故にしたのは米国なのだから、はねつけてほしいが、安倍首相に懸念を感じる。
4.トヨタ自動車は10日、米国ケンタッキー州の完成車工場に約1500億円を追加投資すると発表した。米国で、今後5年で投じる100億ドルの計画の一部である。これまでトヨタのメキシコ工場建設を批判してきたトランプ大統領も、一定の評価を示すコメントを寄せている。
5.ケンタッキーの工場というのは、トヨタが世界に保有する工場の中でも最大規模の工場である。実際は、追加投資をしたところで雇用はそれほど増えないが、トヨタとしてはケンタッキーやインディアナなどで、トランプ政権にアピールすることが重要である。これまでは、特に発表などせずに投資をしてきたものを、あえて大体的に公表しているのは、表面的な意味でのトランプ政権への対応である。トランプ大統領に批判されたと言っても、メキシコの工場も閉鎖していないし、トヨタは自分たちのペースで進めている。
6.自動車業界では、「SUV」によって勝ち組と負け組が明確にわかれている。セダンは軒並み落ち込んでいて、SUVで出遅れたメーカーが負けている。米国自動車メーカーはSUVに弱く、苦戦している。機能的な側面だけで言えば、東京でSUVに乗る意味はないし、BMWやポルシェのSUVとなるとなおさらだが、SUVはカッコイイという流行ができあがっている。
7.トランプ米大統領は16日、北朝鮮が日本海側の東部・新浦付近で距離とみられる弾道ミサイル一発を発射後、初めてツイッターに投稿し、「北朝鮮問題で我々に協力してくれているというのに、なぜ中国を為替操作国に指定するというのか。指定するわけがない」と述べた。北朝鮮への圧力強化へ向け、中国の役割に改めて期待を示した。
8.トランプ大統領は、中国に対して100日間の猶予を与えた。米国民でトランプ大統領に投票した人は、選挙期間中、あれだけ「中国は為替操作国ナンバーワン」だと言っていたのに、北朝鮮問題に協力してくれたら為替操作国ではなくなる、というおかしな話である。中国の問題と北朝鮮の問題は全く別ものであり、理解できない。
9.英フィナンシャル・タイムズは「トランプ大統領にまだバノン氏が必要な理由」と題する記事を掲載した。これは、バノン首席戦略官は、トランプ政権内で戦略的な頭脳を持っている唯一の人物と紹介。NSCからはずれたが、シリア攻撃には反対したというバノン氏の本能は健全としている。
10.全体を通してトランプ戦略は成り立たせるためには、バノン氏は不可欠な存在である。悪いところもあるが、バノン氏がいなくなれば、オバマ政権と変わらないという指摘である。これは一部正しいと思うが、バノン氏を排除するのは正しい。
11.トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が、バノン氏とナバロ氏を排除する方向で動き、その役割が大きくなっている。大きな事業も持っている人物だから、コンフリクトが起こらないように、事業と政務を切り離すことが必要である。
12.トランプ米大統領の最初の妻の次男であるエリック・トランプ氏が英テレグラフ紙のインタビューに応じ、シリア攻撃に踏み切った大統領の決断の背景に長女イバンカ氏の後押しがあったのは確実との見方を示した。イバンカ氏が「子供がやられている、赤ちゃんにサリンなんてとんでもない」と言って、トランプ大統領に決断を促した、一部のメディアで報じられている。決定的な証拠があったわけではないが、米国は同じようなことを過去にも行っている。
13.イラクによるクウェート侵攻後、イラク軍兵士が保育器に入った新生児を取り出し放置して死に至らしめた、とクウェートの少女に証言させた。これが湾岸戦争の大きな布石にもなったが、後年、この少女は駐米クウェート大使の娘で、証言は捏造だったと判明している。
14.今回もアサド側が本当に化学兵器を使用したのかどうか、判断できない。シリアをそれほど重要視していないと語っていたトランプ大統領が、急に方針を変更して動き出したのは腑に落ちない。エリック・トランプ氏が言うように、イバンカ氏の影響があったというのは頷ける。


yuji5327 at 06:44 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
(平成28年度、国立新美術館にて開催)
・読売書法展(8月開催、現在理事)
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