2017年05月13日

イラクのフセインにしても、リビアのカダフィにしても、とんでもない独裁者のようにいわれたが、独裁者がいたから宗派が違うイスラム教徒たちが共存していられた。

「池上彰著:
知らないと恥をかく世界の大問題7、Gゼロ時代の新しい帝国主義、KADOKAWA、2016年5月10日」は参考になる。「プロローグ 新しい帝国主義時代の到来」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.サウジアラビアは世界最大の石油産出国として膨大な富を蓄えてきた。サウジアラビアは第2次世界大戦の前は、砂漠の眠ったような国だったが、第2次世界大戦の直前、アメリカがサウジアラビアで油田を見つけた。テキサスで大規模油田が発見されたのは1901年。石油で世界は大きく変わった。
2.世界経済にとって石油は重要な戦略物資になると考えたアメリカは、サウジにいち早く手を伸ばし、石油を掘り出し、買い、多額のドルを支払った。サウジアラビアはそのドルでアメリカの最新兵器を買い付けた。支払われたドルがまたアメリカに還流した。こうしてアメリカとサウジの蜜月が続いた。
3.2015年の夏、フランスのカンヌ近くの別荘にサウジの王族が滞在。3週間滞在の
予定だったが、ビーチの閉鎖を要求したためフランス人の怒りを買い、途中で休暇を打ち切ってモロッコに避難した。一族がフランスで落としたお金が100億円といわれている。4.サウジアラビアはそれまで、その豊富な石油収入を使って社会保障を充実させてきた。若者たちの授業料は無料、医療も無料、年金も豊富に出る。そうすることで、貧しかったサウジアラビアが豊かになり、人口も増えている。しかし石油価格が下がり、財政が悪化。世界中にオイルマネーで投資をしていたが、現金化して自国へ戻そうとしていた。いま、手元に現金が必要なサウジアラビアが、新国王のもとで、どういう外交をしていくのか。2016年の最大の注目国である。
5.イラクのフセインにしても、リビアのカダフィにしても、とんでもない独裁者のようにいわれたが、独裁者がいたから宗派が違うイスラム教徒たちが共存していられたという面もある。いまそのタガが外れたのです。タガを外したのは誰か、というとアメリカである。
6.歴史をたどれば、ヨーロッパの植民地支配の仕方が、いまの混乱のもとになっている。激しい内戦が続くシリアは、かつてフランスの植民地だった。フランスが多くの民族を統治するために、少数派を使って多数派を支配させた。そうすれば自分たちへの反発が起きないと考え。フランスがインドシナを統治したときは、ペトナム人を使ってカンボジアを統治させた。その結果、カンボジア人の植民地支配への怒りはフランス人へ向かわず、ベトナム人に向かった。やがてカンボジア内戦にベトナムが入って泥沼になった。カンボジア人がペトナム人を嫌うのは、フランス植民地支配によって増幅された。
7.アフリカにルワンダという国は、ベルギーの植民地だったが、少数派のツチ族と多数派のフツ族がいる。ベルギーは少数派のツチ族を使ってフツ族を統治させた。ルワンダが独立した後、ツチ族とフツ族が対立。ルワンダ内戦となり、フツ族によるツチ族の大量虐殺が起こった。統治の仕方によって、それぞれの植民地に負の遺産が残っている。その最たるものが民族対立である。
8.フランスは、シリアの統治には、少数派であるアラウィ派を重用した。アラウィ派(シーア派系)のアサド家に、多くのスンニ派住民を支配させた。フランスが引き揚げた後も、スンニ派が多数の国シリアを、アサド家が支配する構造が残った。フランスで自称「イスラム国」による同時多発テロが起きたのは、過去の植民地支配の報復を受けていると言える。



yuji5327 at 06:40 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
(平成28年度、国立新美術館にて開催)
・読売書法展(8月開催、現在理事)
 読売奨励賞
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・謙慎展(3月開催、現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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・一般:火曜日、水曜日





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