2017年05月15日

サウジアラビアとはサウド家のアラビアという意味で、国家という概念とは違い、サウド家のアラビアの敷地に、国民を住まわせているという発想である。

「池上彰著:
知らないと恥をかく世界の大問題7、Gゼロ時代の新しい帝国主義、KADOKAWA、2016年5月10日」は参考になる。「プロローグ 新しい帝国主義時代の到来」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.シーア派にもいくつも宗派があるが、イランは、12イマーム派を国教(国の宗教)としている。ムハンマドの血を受け継ぐアリーが初代のイマームであり、アリーの息子が2代目、3代目となる。代々、イマームが血統で引き継がれていくが、少年だった第12代目のイマームが、突然姿を消した。信者たちは困り、「イマームはいま、お隠れになっているのだ。世界の終わりが来たとき、再び12代目のイマームがこの世にあらわれ、人々を導いてくださるだろう」
2.イスラム法学者・ホメイニ師が打ち出した理論は、「イマームがお戻りになるまでの間、イスラム法に詳しい、レベルの高い法学者が代わって統治をする」という考え方である。それによってホメイニ師が初代の「最高指導者」となり、ホメイニ師が亡くなった現在は、アリー・ハメネイ師が2代目の最高指導者となっている。
3.イランは国民が選挙で大統領を選ぶが、大統領の上に最高指導者が君臨している。最高指導者はイスラム法学者たちが選出。大統領も頭が上がらない。ハメネイ師は、黒いターバンを巻いている。ハサン・ロウハニ大統領は白いターバンを巻いている。シーア派の世界で、黒いターバンを巻いているのは、ムハンマドやアリーの血筋を引いている者を意味し、エリートである。白いターバンを巻いている人はエリートの血筋ではないけれど、一生懸命に勉強することでイスラム法学者になることができた人である。位が高いのはと黒いターバンを巻いている人である。
4.黒いターバンを巻いているということは、ムハンマドやアリーの血筋を引いている人であり、ムハンマドもアリーもアラブ人だから、最高指導者はアラブの血筋である。イランはペルシャ人の国で、ペルシャ人はアラブ人のことをあまり好きではない。黒いターバンを巻いている人は、信仰上は尊敬を集めるけれど、大統領のように白いターバンを巻いている人のほうが、同じペルシャの血をひくイラン人としては親近感がある。
5.サウジアラビアとは「サウド家のアラビア」という意味で、国家という概念とは少し違う。サウド家が支配しているアラビアの敷地の中に、国民を住まわせているという発想である。宗派はイスラム教のスンニ派に属するが、ワッハーブ派という極めて厳格な宗派である。教えの内容は、いまの自称「イスラム国」が主張していることとほぼ同じである。
6.死刑判決を受けた者は、広場で公開処刑となり、首を切り落とされる。女性の人権が極めて制限されていて、自動車の運転も許されない。アメリカは、普通ならこうした国に対しては非難を浴びせるが、サウジアラビアに対してはそれをしなかった。石油を売ってくれるからである。
7.サウジアラビアは国王が絶大的な力を持っている。2015年1月に90歳を超えていたアブドラ国王が亡くなり、弟の皇太子が国王となった。しかしサルマン新国王もすでに80歳と高齢だった。
8.サウジアラビアは一夫多妻制の国で、初代国王に大勢の子どもがいた。奥さんを4人まで持てるが、常に上限である4人。好きな人ができると誰かと離婚し、別の人と結婚して、常に4人の上限をキープすればいいので、延べにすると大変な数の女性たちと結婚し、たくさんの子どもをもうけた。初代国王のもとでは、王位継承権がある男の子だけでも60数人いる。その60人がまた大勢の子どもたちをもうけている。サウジには国王の王位継承権を持っている王子が数千人いる。その中には、過激な思想を持っている人もいる。自称「イスラム国」に対して、莫大な資金を援助している王子もいるといわれている。



yuji5327 at 06:44 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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