2017年09月02日

自滅でも暴走でも金正恩が消えれば、南北統一のプロセスに入る。統一すれば人口7600万人の大朝鮮連邦が誕生し、韓国は核保有国になれる。韓国人の密かな夢である。

「大前研一著:中国、ロシアが北朝鮮を本気で制裁しない理由、
PRESIDENT,2016.10.31」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.今年9月9日、北朝鮮は核弾頭の爆発実験に成功した、と発表した。同日、午前9時半頃に日本の気象庁は北朝鮮北部を震源とする地震波を観測し、マグニチュード5.3で.震源の深さは0km。自然の地震波とは異なる波形だったので地下核実験だったと思われる。
2.北朝鮮の核開発はウクライナが技術供与しているらしい。旧ソ連邦で核開発の中核地の一つがウクライナで、今のウクライナは核開発を放棄しているが人材が残っており、彼らが北朝鮮の核開発に関わっていると思われる。弾道ミサイルの開発は中国およびロシアのロケット技術が使われている。
3.6力国協議の合意を受けて北朝鮮の原子炉は2007年から運転を停止している。アメリカの学者からは、北朝鮮が保有しているウラン235とブルトニウムで核実験をするのは4、5発が限度と指摘されていたので、今回の核実験で打ち止めの可能性もある。
4.北朝鮮は原子炉の再稼働を表明していて、再稼働に向けた動きも確認されているが、プルトニウムをつくるには数年かかる。またウラン型原爆をつくるにはウラン235を濃縮する技術が必要だが、ガス拡散法などは非常に難しく、おそらく北朝鮮はやっていない。原子力潜水艦などロシアが廃棄した核兵器から核が取り出され、闇ルートに流れている可能性もある。
5.北朝鮮の核開発は決して非常識なものではなく、常識的な開発ステップを踏んでいる。核弾頭を小型化してミサイルに積むにはまだ何回か実験が必要である。核弾をミサイルで飛ばせるようになっても適時に起爆する技術が難しい。実用化の一歩手前くらいまできているから、もう止まらない。
6.北朝鮮の核実験に対して日米韓と国運安保理はすぐさま非難声明を発表した。北朝鮮に対する制裁強化決議は効果は疑わしい。中国もロシアも北朝鮮への制裁に一応賛成しているが、まじめに制裁する気はない。
7.北朝鮮は核開発疑惑とIAEA(国際原力機関〕の査察要求に反発して03年にNPT(核兵器不拡散条約〕を脱退しているが、そもそもNPTに加盟せずに核開発をやっている国がある。インド、パキスタン、イスラエルである。インドとパキスタンは「5大国のみに核保有の特権が認められているのは不平等」とNPT批准を拒否して核実験を行ってきた。イスラエルは核開発疑惑を肯定も否定もしていないが、フランスの協力を得て200発ぐらいの核弾頭を持っている。
8.欧米はNPTを批准せずに核開発しているインド、パキスタン、イスラエルには制裁しない。アメリカはインドの原発開発の手助けしている。ダブルスタンダードであるのが割り切れない思いが中国やロシアにはある。立場上、金正恩に自制しろとはいうが、半島の非核化は大事なテーマだから、国連決議にも一応賛成はするが、実力行使までして北朝鮮を制止する気はない。
9.欧米先進国は国際法を持ち出して中国の海洋進出やロシアのクリミア併合を非難するし、CO22の排出規制など環境問題では新興国の成長に足枷をはめようとする。それに対して新興国は、自分たちが成長していた時代は好き勝手をやっていたという反発心がある。
10.中国やロシアが北朝鮮制裁に本気になれないのは、経済的理由もある。中国遼寧省南部にある丹東市は北朝鮮と国境を接する街で、北朝鮮との交易で成り立っている。鴨緑江に架かる橋は物流のトラックや通勤の人で大変な交通量である。中国は人件費が高謄し、、人件費が10分の1の北朝鮮の人々を大勢雇っている。
11.中国政府の悩みは、束北3省〔遼寧省、吉林省、黒竜江省〕で、石炭と鉄鋼の街が多いが寂れている。北朝鮮との交易、労働力が途絶えたら、経済状況はさらに悪化するので、中国政府としては見て見ぬふりをするしかない。
12.ロシアの極東の最大の問題は人口である。中国の東北3省で1億5000万人いるのに、極東ロシアは650万人しかいない。極東ロシアの人々は中国に乗っ取られることに強い恐怖感を抱いているが、モスクワは遠くて声が届かないので、北朝鮮の人々を大量に密入国させて農村や工場で働かせている。
13.北朝鮮の今後のシナリオは4つある。1番可能性が高いのは自滅で、副首相が銃殺されるほど粛清の嵐が吹き荒れ、恐怖政治がエスカレートする状況で、明日はわが身の側近が金正恩の命を狙うことはありうる。
14.2番目は暴走シナリオで、金正恩は追い込まれて、せっかく開発したミサイル兵器を1度も使わずに殺されるのは嫌だという理由で、攻撃ボタンを押す。ターゲットは、韓国である。アメリカの反撃は確実で、攻撃ボタンを押した瞬間、金王朝は滅びる。あるいはボタンを押す寸前にシナリオ1が発動して金正恩は消されるかもしれない。
15.第3のシナリオは話し合いによる開国。話し合いで南北統一に向かう可能性もなくはない。ただし、金正恩が話し合いには応じない。金正恩の生命を保証してロシア辺りに亡命させたうえでなら、その可能性も出てくる。
16.第4のシナリオは北朝鮮の1番の狙いで、アメリカとの単独交渉である。アメリカを交渉の席に引きずり出したいから、アメリカに届く長距離ミサイルを開発している。新大統領がトランプ氏になり、可能性はある。
17.北朝鮮では外交官や兵士の脱北が相次いでいる。ここから先は自滅シナリオか暴走シナリオかという展開になる。自滅でも暴走でも金正恩が消えれば、南北統一のプロセスに入る。統一すれば人口7600万人の大朝鮮連邦が誕生し、韓国は核保有国になれる。韓国人が密かに見ている夢である。日本が攻撃対象にならないことを祈るしかない。


yuji5327 at 06:36 
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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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