2017年10月03日

山で遭難したとき、水さえ飲んでいれば1週間は生きられる。タンパク質を食べてなくても、遭難中ずっと細胞内にある不要なタンパク質を分解して、必要なタンパク質に作る。

「池上彰、岩崎博司、田口英樹著:
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ、東工大で生命科学を学ぶ、朝日新聞出版、2016年9月」は面白い。「第2章:細胞の中では何が起きているのですか?」の「細胞の中でタンパク質はリサイクルされているのですか?」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.食べ物に含まれているタンパク質は一度アミノ酸にまで分解され、セントラルドグマの流れに従って細胞内で新しくタンパク質が作られる。細胞内で新しく作られたタンパク質は、そのまま残り続けるのか。それとも、細胞内のタンパク質も分解されるのか、を大隅良典東工大栄誉教授に聞いてみた。
2.その疑問は、20年ほどで注目されてきた課題である。タンパク質がどのように作られ、どこで機能するのかという研究はずいぶん進んだが、タンパク質はできたら終わりではなく、タンパク質の寿命を知り、役目が終わったタンパク質が、どのように分解されるかが大きな問題である。
3.タンパク質の寿命は、タンパク質によって異なり、数分で分解されるものもあれば、数カ月以上も分解されないものもある。細胞内のタンパク質も、分解されればアミノ酸になるので、食べ物から摂取するタンパク質だけでなく、すでに細胞内にあるタンパク質もアミノ酸の供給源になる。
4.人間は毎日約80グラムのタンパク質を食べる必要があるというのが、栄養学の常識だが、タンパク質そのものが必要なのではなく、タンパク質の構成要素であるアミノ酸の摂取が目的である。私たちの体の中では、毎日約300gのタンパク質が作られていると推測される。つまり、毎日300gのアミノ酸が必要なのに、外から供給されるのはたった80gだとすると、残りの220gは細胞内のタンパク質を分解して調達している。
5.すでにあるタンパク質をアミノ酸に分解し、新しいタンパク質を作るために、そのアミノ酸を再利用している。アミノ酸のリサイクルである。食べ物から取り出したアミノ酸だけでなく、細胞内のタンパク質を分解して得られるアミノ酸の両方を使って、タンパク質合成の材料にしている。
6.細胞内でタンパク質の合成が止まったら細胞を維持することができなくなり、それはほぼ死を意味する。必要なタンパク質をいつも作っていないと、生命は自分自身を維持できない。山で遭難したとき、水さえ飲んでいれば1週間は生きていられる。タンパク質を食べてなくても、遭難中ずっとタンパク質の合成を止めていない。細胞内にある不要なタンパク質を分解して、必要なタンパク質に作り替えている。


yuji5327 at 06:38 
健康 
池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





地域別アクセス

ジオターゲティング

ジオターゲティング
livedoor プロフィール
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード