2017年11月09日

電力会社が身を削って温暖化のことを考えているわけでもない。電力会社は基本的に競争がなく、売り上げが上がっても下がっても、それに応じて電気料金を変える仕組みになっている。

「武田邦彦著:
偽善エコロジー「環境生活」が地球を破壊する、幻冬舎、2008年7月30日」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.エアコンの温度を控えても電気代が安くするエコは意味がない。偽のエコ情報の被害をいちばん受けているのは、子供たちである。ダイオキシンという言葉は最近ほとんど聞かない。日本は大昔からたき火をしているし、アメリカでは山火事で大量のダイオキシンが発生している。
2.小学校の頃から森を守ると言われて紙のリサイクルをしてきたが、新聞には、製紙会社が紙のリサイクル率を偽装していたと言う記事が載っていた。新品の紙と偽ってリサイクル紙を混合していたのならわかるが、リサイクル紙を少なく入れていた。
3.大人は自分が温暖化にあまりよいことをしていなくてら、二重人格性を持っています。温暖化を防止するのは、人生を少し犠牲にずることになる。高校生は真面目に親の言うことを聞いてエアコンを我慢した結果、受験に失敗することもある。
4.ある社長は地球温暖化にはほとんど関心がなく、売り上げが上がることだけを考えているが、会社の経費を下げたいので、温暖化防止を口実にし、電気をこまめに消すようにと従業員に呼びかける。本当は儲けのためにと思っていても、口では温暖化防止のために、と呼びかける。
5.人間には、心に思ってもいないことを平気で口に出せる人と、一つのことをそのまま信じて、それと反することはできない人がいる。現代の日本人の多くは心にも思っていないことを平気で口に出せるようになっているが、次世代を担う高校生は、まだそんな現代の風潮に汚染されていない。それは心強いことだが、大人の表向きの論理を信じてしまう。
6.電力会社が身を削って温暖化のことを考えているわけでもない。電力会社は基本的に競争がなく、売り上げが上がっても下がっても、それに応じて電気料金を変える仕組みになっている。日本の電気料金は高止まりしている。政治家とつながりを持ち、電気料金の認可をもらえば問題ないので、消費者には、節電のような、会社の利益が減る方向での広告を呼びかけることができる。
7.環境というのは、人間が作り出すものだから、価値観の違うことを同時に口に出すような風潮がある。温曜化を防ぐために電気を節約しましょう、などと..テレビ局が放送している。



yuji5327 at 06:38 
エネルギー問題 | 環境
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工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
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池上湖心プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山(文化功労者)に師事
書象会理事、審査会員
公募展出展
〇謙慎展・常任理事
・春興賞受賞2回
・青山賞受賞
〇読売書法展理事
・読売奨励賞受賞
・読売新聞社賞受賞
〇日展入選有

書道教室(自宅)
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日



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