2017年11月26日
医療行為よる死者の総数が、アメリカで年間25万人、薬の副作用10万6000人、院内感染で8万人、治療ミスで45000人、不必要な手術で12000人、投薬ミスで7000人である。日本にはデータがない。
「生田哲著:
ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く、講談社、2014.3.3、4冊」は参考になる。「まえがき「カゼやがんに効く」は本当だった」と「ビタミンCは安くて、しかも副作用がない」「有害性を誇張する首謀者」の印象に残った部分の概要を自分なりに.補足して纏めると以下のようになる。
1.ビタミンCは何百万という物質の中でもっとも安全な食品のひとつで、ヒトが健康に生きるのに必須の物質である。ビタミンCは単純な分子構造を持ち、多くの動物、植物が体内で大量に生産し、蓄積している。細菌から動物にいたる生物は、数億年にわたり、有毒な活性酸素を分解するのにビタミンCを利用してきた。
2.ビタミンCの安全性は特筆に値する。大量のビタミンCを長い期問摂取しても、明かな害はみられない。そもそもビタミン類は安全である。一般に、過剰摂取による有害作用というのは誇張されていることが多い。科学的に見るとビタミンCは、過剰摂取よりも慢性の不足を心配すべき状況にある。
3.長年にわたって、ビタミンCの大量摂取は「危険」、あるいは「副作用を引き起こす」と言われてきた。企業が販売する医薬品の副作用や事故があってもマスコミはあまり報道しないが、広告主のいないビタミンCについては大々的に報道される。報道も娯楽も利潤追求の軍門に下っているため、プロパガンダが存在する。「ビタミンC療法」が成果を上げれば、医療関係者にとって大きな脅威となります。
4.医師は「ビタミンC療法」についてほとんど何も知らない。「ビタミンC療法」は医師が行っている医療ビジネスのライバルである。製薬業界にも脅威である。それは、ビタミンCは天然物なので特許の対象にならず、高額な値段では販売できず、莫大な利益が望めない。栄養士にも脅威となる。ビタミンCの生化学をよく知らない栄養士たちは、カロリー計算しか実践してこなかった。すべての国民の健康のためには、カロリー抑えめ目の食生活を指導する以前に、ビタミンCの摂取を推奨すべきである。
5.上記の3業界団体は、ビタミンCは危険であるとくり返し主張し、ビタミンC療法
の信用を落とそうと懸命に働きかけてきた。ビタミンCはヒトが生きるのに欠かせない栄養素でありながら、体内でつくることができない。食事から摂取しない限り、壊血病で死んでしまう。
6.あらゆる物質は摂取量が増えれば副作用のリスクも増加するが、ビタミンCについては、病気を未然に防げることの利益のほうがはるかに優る。水は生体の6割を占める安全な物質だが、アメリカのユタ州に住む両親が、4歳の娘に水を飲ませすぎたために死亡させた事件が報道されている。大量の水を摂取すると、血中のナトリウム濃度が低下する。血液より脳内の浸透圧が高くなるため、水が血液中から脳内に移動し、脳が膨張してしまった。
7.バーゼル大学のハンク教授は、動物を用いてビタミンCの「中毒量」を決め、それをヒトの体重(60kg)に換算した値を報告した。中毒量のことをLD50といい、薬を投与された動物の50%が死ぬ量である。マウスで481g、モルモットで534g、イヌで300g以上だった。ヒトにおけるビタミンCの、治療係数は400になり、飛びぬけて高い安全性を示している。これまで、ビタミンCの過剰摂取によって死亡したという報告は一例もない。
8.ジョーンズホプキンス大学のバーブラ・スターフィールド教授は、医療行為によりかえって病気を引き起こす「医原病」による死者の総数が、アメリカで年間25万人に達する。薬の副作用による死者は年に10万6000人、院内感染での死者は8万人、治療ミスによる死者は45000人、不必要な手術での死者は12000人、薬の投薬ミスでの死者は7000人である。わが国では、このようなしっかりした調査は行われていない。
ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く、講談社、2014.3.3、4冊」は参考になる。「まえがき「カゼやがんに効く」は本当だった」と「ビタミンCは安くて、しかも副作用がない」「有害性を誇張する首謀者」の印象に残った部分の概要を自分なりに.補足して纏めると以下のようになる。
1.ビタミンCは何百万という物質の中でもっとも安全な食品のひとつで、ヒトが健康に生きるのに必須の物質である。ビタミンCは単純な分子構造を持ち、多くの動物、植物が体内で大量に生産し、蓄積している。細菌から動物にいたる生物は、数億年にわたり、有毒な活性酸素を分解するのにビタミンCを利用してきた。
2.ビタミンCの安全性は特筆に値する。大量のビタミンCを長い期問摂取しても、明かな害はみられない。そもそもビタミン類は安全である。一般に、過剰摂取による有害作用というのは誇張されていることが多い。科学的に見るとビタミンCは、過剰摂取よりも慢性の不足を心配すべき状況にある。
3.長年にわたって、ビタミンCの大量摂取は「危険」、あるいは「副作用を引き起こす」と言われてきた。企業が販売する医薬品の副作用や事故があってもマスコミはあまり報道しないが、広告主のいないビタミンCについては大々的に報道される。報道も娯楽も利潤追求の軍門に下っているため、プロパガンダが存在する。「ビタミンC療法」が成果を上げれば、医療関係者にとって大きな脅威となります。
4.医師は「ビタミンC療法」についてほとんど何も知らない。「ビタミンC療法」は医師が行っている医療ビジネスのライバルである。製薬業界にも脅威である。それは、ビタミンCは天然物なので特許の対象にならず、高額な値段では販売できず、莫大な利益が望めない。栄養士にも脅威となる。ビタミンCの生化学をよく知らない栄養士たちは、カロリー計算しか実践してこなかった。すべての国民の健康のためには、カロリー抑えめ目の食生活を指導する以前に、ビタミンCの摂取を推奨すべきである。
5.上記の3業界団体は、ビタミンCは危険であるとくり返し主張し、ビタミンC療法
の信用を落とそうと懸命に働きかけてきた。ビタミンCはヒトが生きるのに欠かせない栄養素でありながら、体内でつくることができない。食事から摂取しない限り、壊血病で死んでしまう。
6.あらゆる物質は摂取量が増えれば副作用のリスクも増加するが、ビタミンCについては、病気を未然に防げることの利益のほうがはるかに優る。水は生体の6割を占める安全な物質だが、アメリカのユタ州に住む両親が、4歳の娘に水を飲ませすぎたために死亡させた事件が報道されている。大量の水を摂取すると、血中のナトリウム濃度が低下する。血液より脳内の浸透圧が高くなるため、水が血液中から脳内に移動し、脳が膨張してしまった。
7.バーゼル大学のハンク教授は、動物を用いてビタミンCの「中毒量」を決め、それをヒトの体重(60kg)に換算した値を報告した。中毒量のことをLD50といい、薬を投与された動物の50%が死ぬ量である。マウスで481g、モルモットで534g、イヌで300g以上だった。ヒトにおけるビタミンCの、治療係数は400になり、飛びぬけて高い安全性を示している。これまで、ビタミンCの過剰摂取によって死亡したという報告は一例もない。
8.ジョーンズホプキンス大学のバーブラ・スターフィールド教授は、医療行為によりかえって病気を引き起こす「医原病」による死者の総数が、アメリカで年間25万人に達する。薬の副作用による死者は年に10万6000人、院内感染での死者は8万人、治療ミスによる死者は45000人、不必要な手術での死者は12000人、薬の投薬ミスでの死者は7000人である。わが国では、このようなしっかりした調査は行われていない。