2018年01月27日

カナダの国際会議後、アメリカの大学や製薬会杜を見て回り、5人の大学教授に手紙を出し、雇用を依頼したら、全員がOKだったが、真っ先に返事をくれた教授に惹かれた。

「大村智著:微生物創薬と国際貢献、學士會会報No.922(2017-1)」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.1971年3月、カナダで開かれた抗生物質の国際会議に出た後、留学先の下見も兼ねて、約1カ月かけてアメリカの大学や製薬会杜を見て回った。帰国後、5人の大学教授の元へ手紙を出し、研究者として雇ってくれないかと依頼した。すると全員からOKの返事が来たが、条件に違いがあった。年俸1万6千ドルから7千ドルまで、様々だった。電報で真っ先に返事をくれ、ボスドクではなく、「客員研究教授として迎える」と言ってくれた先生に惹かれた。その先生こそ、米コネチカット州にあるウエスレーヤン大学のマックス・ティシュラー教授である。
2.この時の選択が研究人生の分かれ道だった。1971年10月、私はアメリカに出発した。ティシュラー先生は「米製薬大手メルクの中興の祖」とも言われる人物で、70年にウエスレーヤン大学に移籍したばかりのところ、大村氏を招いてくれた。翌72年、先生は米国化学会の会長に就任した。会員16万人を擁する世界最大の学会の会長だから、先生はとても忙しくなり、大村氏が研究室のボスドクや大学院生の研究指導を任されるようになった。
3.研究テーマは先生から与えられた訳ではなく、北里研究所から持っていったテーマを、引き続き研究していた。当時、「脂肪酸の生合成を阻害する物質は発見されていない」と言われていたが、私は北里研究所で同僚の野村節三氏との共同研究で、私が単離し構造を決めていたセルレニンがその性質を持つことを明らかにしていた。渡米して1カ月後の71年11月、米製薬大手ファイザー社に勤めるセルマー博士から電話があった。「ハーバード大学のコンラッド・ブロック教授が私の研究所に来る。紹介するから、セルレニンの話をしたらどうだ」と言った。ブロック教授は1964年、脂肪酸の生合成でノーベル生理学・医学賞を受賞した世界的権威である。
4.車を3時間くらい飛ばして駆けつけ、教授にセレルニンについて説明したら、「本当なら凄いことだ。作用点を明らかにする共同研究をしよう」と誘われ、その後、想定した結果が出たので共著論文を書き上げました。セレルニンは医療用の薬にはならなかったが、脂肪酸の生合成を阻害する唯一の研究用試薬として世界中で使われている。




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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
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 春興賞の受賞:2回
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