2018年01月31日

将来のエネルギーシステムとして可能性があるのは、水と太陽光から水素を作るシステムと、藻類バイオマスエネルギーである。

「深井有著:
地球はもう温暖化していない、科学と政治の大転換へ、平凡社、2015年」は参考になる。CO22削減の国家プロジェクトに参画した自分にとって共感できる記述も多い。「第4章:今後とるべき政策を考える」の「3.物理学者の見る地球温暖化問題」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.地球環境とエネルギー問題の、現状認識は以下の通りである。
|狼紊諒振儺げ垢歪拘にわたって変動を繰り返してきた。中世温暖期(〜10世紀)から小氷河期(16〜18世紀)を経て、現在は再び中世温暖期とほぼ同じ気温に戻った。300年前から上昇してきた気温は18年前から頭打ちになっている。
気候変動と太陽活動との間に強い相関があることは古くから知られていたが、これは太陽磁場が地表に到達する宇宙線量を左右しているためである。太陽磁場が弱くなると宇宙線量が増え、これが低層雲を作ることで気温を下げることになる。現在、太陽は長期にわたる活動期を終了したので、今後は活動が弱まるにつれて気温の低下をもたらす。
今後の数十年間は、太陽活動の低下による寒冷化の一部は二酸化炭素の増加による温暖化によって打ち消されるが、全体として気温は頭打ちから低下に向かい、大きな寒冷期が頻発する。
ぢ腟っ罎瞭鷸晴獣坐任録∧の成育を促すプラスの効果はあっても、人間の環境にとって如何なる意味でもマイナス要因にはならない。存在する二酸化炭素を減らすこと自体に意味はなく、二酸化炭素排出削減は炭素資源を子孫に残すためにこそ意味がある。
ッ坐濃餮擦紡悗錣襯┘優襯ー源の開発は緊急の問題である。将来のエネルギーシステムとして可能性があるのは、水と太陽光から水素を作って水素を2次エネルギー媒体として使う水素エネルギーシステムと、藻類バイオマスエネルギーである。とくに藻類エネルギー開発には国家プロジェクトとしてただちに取り組むべぎである。
2.ホモ・サピエンスがアフリカから出て全地球に広がったのが約12万年前だが、それ以来、人類は長い氷河期を生き抜いてきた。その聞の平均気温の変動は10℃を超えていた。しかし現在の間氷期に入ると、それまでに例のない安定した温暖な気候に恵まれて、農耕を始め、文明を築き、技術を進歩させて、急激に増殖した。
3.1650年に約5億であった世界の人口は1900年に約9億、1970年にば36億、現在2014年には72億である。この間氷期は1万年以上も続いていて、われわれは温暖な気候に慣れたが、氷河期への転換はいつ起こっても驚かない。それは厳しいものだが、変動が自然要因によるものだから、何とか順応していく他はない。
7.気候は地域によって異なるものだから、その変動についても地域的要素に目が向きがちだが、それを積み重ねても全体像ぱ掴めない。地球のことは地球だけを見ていたのでは分からない。最近の観測技術に裏打ちされた天文学・地球惑星科学の進歩によって、古くからの気候は地球を銀河系・太陽系の中に置かれた存在として捉えることで初めて理解される。地球に到達する銀河宇宙線が太陽活動によって変化することが重要である。
8.近年の人為的要因による温暖化が決して無視できない大きさである。気候変動の自然要因と人為的要因をともに考慮した解析による今後100年間の気温予測が得られた。これから人類は未曾有の困難に直面している。人口の急激な増加に食料生産が追いつかなくなるためである。有限の地球が養うことのできる人口は50億程度で、現在すでに世界人口70億のうち20億は飢えに苦しむ。
9.食料の大増産が望めない以上、人口が100億になったときにはその半数が飢る。これは30〜50年後のことである。気候が寒冷化に向かえば食料の減産が強く懸念される。今後50〜100年の間、気温は頭打ちから寒冷化に向かい、変動が激しくなって、大きな寒冷期が頻発する。そのときは、世界中で食料の奪い合いが起こり、殺し合いが起こる。人類の歴史の必然であり、そこで何とか生き残る策を考える。何よりも重要なのは、エネルギーと食料が自給できることである。
10.経済規模と人口を縮小させて、縮小均衡を図る必要がある。1970年代のオイルショックは中東産油国が石油を戦略資源として認識したことから始まった。その後、世界的に食料が不足するにつれて多.くの国々が米国の食料戦略に絡め取られようとしている。人口増加と気候変動で食料が逼迫してきたとき、各国は食料の囲い込みに走り、価格ぱ暴騰する。
11.エネルギー自給は藻類エネルギーと水素エネルギーの開発によって何とか可能になるが、食料自給は容易ではない。今後の気候変動に備えて食料自給を図ることは喫緊の課題だが、その危機感がまったく見られない。



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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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