2018年03月22日

高齢者にふだん接している人でも見誤ることはある。車いすでたくさん紙袋を抱えて自分の部屋に帰る。御用聞きには大学生チームが好評である。若い人が向いている。

「古市盛久(御用聞き代表取締役)、池上恭介(フルカウント代表取締役)、山本遼(R65代表取締役)著:高齢者の悩み.私どもが承ります、
文藝春秋、2017.12」は面白い。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.シニア向けのビジネスの起業家として古市氏が38歳、池上氏が37歳、山本氏は27歳で客様から見たら子か孫かといった世代で起業した。フルカウントの「出張デパート」は、高齢者施設の食堂などを借りて、衣類や日用品、お菓子などを販売する。施設には、ちょっと買い物したいと思っても一人では出かけられないお年寄りがいる。女性が多いのに、気軽にショッピングが楽しめない状況を打開したいと考えた。モノ売りのつもりで始めが、実は"コト売り"だった。例えば、気に入った洋服があれば、自分の部屋に持ち帰って試着することができる。お客さんはまず若々しくて派手な服を手に取るが、「ああ、でも似合わへん」と笑って、少し地味な服を選び直す。そういう一連の流れが、実は買い物の楽しみである。
2.施設のほうで立て替え払いもできるが、現金での買い物をすすめている。施設に入ると、自販機で小銭を使うぐらいで、お金に触る機会がほとんどない。急にできなくなるのは寂しい。夢中になって、杖をついてきた方が、お金を払ってその場に杖を忘れて帰っちゃうこともある。
3.株式会社御用聞きは、高齢者のご自宅にうかがい、家事などをお手伝う。東京の高島平団地でスタートし、いまは埼玉、千葉、神奈川の8エリアでサービスをしている。代表的なサービスの一つは「100円家事代行」といって、料金は5分ごとに百円である。メニューには電球や電池の交換、びんのブタ開け、郵便物回収や宛名書き、日常的なお掃除などがある。家具や粗大ゴミの移動、草むしりなどで、こちらは5分で3百円。トイレやお風呂の掃除、それから年末の大掃除のお手伝いもメニューにある。「片付けられないお部屋のお手伝い」にも力を入れている。
4.山本氏のR65は不動産業で、お客様は65歳以上に限定している。日本の不動産会社は、高齢社会なのに65歳以上のお客さんを相手にしない。高齢者に貸したがらない大家が多いのは、単身者は孤独死などのリスクがあるから警戒される。時間をかけて探せば、理解のある大家さんもいる。
5.シニアはお金を持ってるが、需要はあるのにサービスが届いてない。65歳以上のお客さんだけでも十分にやっていける。現在は関西方面で約1千カ所。関東エリアでは約150カ所で、訪問は年に2回か3回のところが中心である。毎月のところや、毎週お菓子だけの販売でうかがうところもあるり。
6.高齢者にふだん接している人でも見誤ることはある。車いすでたくさん紙袋を抱えて自分の部屋に帰るのがステータスである。御用聞きには大学生チームというのがあって、現在47人が登録しており、利用者には好評である。在宅での生活支援には若い人が向いている。シニアの方たちをスタッフに入れたことがあったが、同世代だからいいかと思ったら逆だった。家事を頼みづらいとか、散らかった部屋を見られるのが恥ずかしいとか、余計な気をつかう。学生さんたちは有償のボランティアで、1時間あたりにすれば各地域の最低賃金より多くなる。
7.大手企業がこのビジネスに参入してきたら、それは経済合理性が成り立ったということ。大手企業は、まだ出来上がっていない市場にはリスクが高いから手を出しづらい。超高齢社会だというなら、それをどう楽しいものに変えていくかを考えないといけない。「高齢者を救え」とか声高に言い出すと一気に難しくなる。楽をして金儲けするのではなく、どれだけ社会にインパクトを残せるか。そういう起業家が若い人たちのなかに増えていけば、ネガティブと言われてきた高齢社会も変わる。




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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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