2018年03月29日

イオンが通り抜けやすい別の固体材料が必要となるが、実用化に向けた動きがある。東京工業大学の菅野了次教授は、スズやケイ素など安価な元素を組み合わせた。

「松木喬(日刊工業新聞記者)著:全固体電池、EV搭載用、
エコノミスト、2018.1.23」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.卜ヨタ自動車は2017年12月、電気自動卑(EV)に搭載する電池事業について、大手家電メーカー、パナソニックとの協業を発表した。会見した豊田章男トヨダ社長は「次世代電池の取り組みも検討する」と語った。現時点の「次世代電池」の本命が、全固体電池(全固体リチウムイオン電池)である。
2.現在、充電池の主流となっているリチウムイオン電池は、液体の電解質に溶け込んだリチウムイオンが、正極と負極の電極間を行き来して充電と放電を可能にする。また小さな容積に対して充電の容量は比較的大きい。だが、材料である液体の電解質には、燃えやすい有機溶媒が使われており、短時間に多く電気を充電させると、何らかの化学反応が起きて異常発熱し、発火や破裂を起こすこともある。
3.全固体竃池は、.リチウムイオンが移動する点は変わらないが、電解質も含めて全て固体とすることで.化学反応が起きにくい安定した状態を保つことができ、発火や破裂のリスクが低くなる。さらに液漏れの恐れもないため、安全性の問題を解決できる。
4.液体の電解質を使った電池は、過充電を防ぐなどの安全装置が組み込まれているが、電解質が固体になれば装置の軽減が図れる。その分、充.電量を増やすことができ、より短時間の充電も可能になる。
5.EVなら1回の充電で、より長い航続距離を生みだせる。走行中の電池切れのリスクも減ることになる。電池の小型化が進めば、車体の軽量化や車内空聞に余裕が生まれるメリットもある。トヨダが全固体電池にこだわるのは、これが理由である。
6.電子部品サイズの小型電池は、実用化が始まっている。スイス半導体大手のSTマイクロエレクトロニクスが製品化している。またTDKはセラミックス製の電解質を採用し、IoT(モノのインターネット)機器に搭載できる製品を18年から量産する。ただ、小型用の固体電界質を、EVに搭載できる大型用に転用するのは、コストなどの.面で厳しい。
7.イオンが通り抜けやすい別の固体材料が必要となるが、実用化に向けた動きが出てきた。トヨタと共同開発する東京工業大学の菅野了次教授は17年7月、イオンが液体中と同じように移動できる新たな固体材料を発見した。.スズやケイ素といった安価な元素を組み合わせて組成したものである。
8.菅野教授は、これまでにもイオン伝導率の高い固体電解質として、リチウムやゲルマニウムなどで構成した「LGPS物質系」を発見しているが、ゲルマニウムは、レアメタルの一種で、コスト.面が課題だった。新たな材料は、レアメタルなど高価な元素を使わなくてもよいので、コスト低減が期待される。製造工法の確立などの課題はあ.るが、実用化には近づきつつある。
9.トヨタの幹部は10月の東京モーターショー.記者説明会で、20年代前半の実用化を明言し、「充電時間3分で、300kmの走行もいずれ可能だ」と自信を見せている。欧米や中国などでは、EVへのシフトが進んでいる。EV用全固体電池の実用化は、トヨタが掲げる「20年代前半」よりも早まったとしてもおかしくない。



yuji5327 at 06:37 
新技術 
池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





地域別アクセス

ジオターゲティング

ジオターゲティング
livedoor プロフィール

yuji5327

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード