2018年04月21日

トラックの世界販売シェアは、ダイムラーを筆頭に、中国の第一汽車、東風汽車など、さらにはインドのタタと続き、フォルクスワーゲンと日野自動車は10位前後である。

2018/4/20付けの大前研一さんの「 ニュースの視点」(発行部数 166,733部)は「RIZAPグループ/日野自動車/ファーストリテイリング/武田薬品工業 〜RIZAPと武田薬品が仕掛けるそれぞれの買収の問題点」と題する記事で、参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.フィットネスジム運営のRIZAPグループは6日、Jリーグの湘南ベルマーレの経営権を取得すると発表した。現在の筆頭株主である三栄建築設計と合弁会社を設立し、ベルマーレが実施する約1億円の第三者割当増資を引き受ける。
2.今回の買収は金額がそれほど高くないので目くじらを立てるほどでないが、お金が有り余っているという理由で買収をするのは経営者として緩い。お金があると色々な人が近づいてくる。大切なのは買収をした後の経営力があるかどうかである。
3.RIZAPの過去を振り返ると、これまでに成功した事業はほぼ1つだけで、その他の事業はほとんど失敗している。経営で重要なのはKFSであり、そこに集中するべきである。RIZAPはまだ無駄遣いをできるような時期ではない。
4.成功したRIZAPのダイエット・減量事業にしても、その成功ノウハウはインストラクターの教え方に依存する部分が大きい。優秀なインストラクターであれば将来独立する危険性も高いし、その他の面も含めまだまだ企業として土台を安定させなければいけない。むやみにあれこれと買収をしている暇はない。
5.ビジネス・インサイダーは13日、『「5兆円買収」でお粗末な市場対応』と題する記事を掲載した。アイルランドの製薬大手シャイアーの買収を検討していると報じられ、武田薬品工業の株価が急落した。買収額が約5兆3000億円にのぼることを嫌気したものである。
6.これを受けたウェバー社長の説明も、資金調達の方法に触れないなど不十分なもので
市場の疑念はさらに深まった。長谷川会長も退任し、ウェバー社長のタガが外れても抑えることができる人がいない。
ウェバー社長は目付け役がいなくなり、シャイアーを買収したら、すべてが上手くいくという夢物語を見ている。
7.5兆円の会社を買収して、その後の勝算はどのように描いているのか。武田薬品は2008年にミレニアム、2011年にはナイコメッドを買収し、相当な資金を使った。今ようやく落ち着きを取り戻してきたタイミングで、5兆円の買収をする意義があるのか、不安視されても致し方ない状況である。
8.純損益は回復したとはいえ、一昔前に比べると大したレベルではない。何より問題なのは財務状況で、かつては2兆円ほどあった現金も、ナイコメッドとミレニアムの買収などもあり、今は2000億円ほどしかない。そんな状況にも関わらず、武田薬品は時価総額に対して3〜5%という高配当をしており、最近になって社債と借入が大きく増えている。
9.武田薬品の時価総額は株価が下落し、約3.9兆円に落ち込んでいる。このような財務状況にあって、自社よりも高い時価総額のシャイアーを買収することになる。資金調達はどうするか疑問である。ここが一番大きな問題である。
10.日野自動車は12日、独フォルクスワーゲンの子会社とトラックやバスなど商用車の分野で提携交渉に入ると発表した。電動化や自動運転技術の開発、物流など幅広い分野で協業する方針である。これについて日野自動車の下社長は、「商用車の先進技術は乗用車の延長線だけでは対応できない」と述べ、親会社トヨタとの連携だけでは生き残れないと強調した。
11.フォルクスワーゲンもディーゼルの排ガス問題を乗り越えて上向いていたので、この提携は少々意外だった。世界的に見るとトラックやバスといった商用分野には、
スウェーデンのスカニア、ドイツのマンといった強豪がいる。この欧州勢に食い込んでいくためには、フォルクスワーゲンが日野自動車と手を組むのは相性がいい。
12.欧州では人手が不足しているので、トラックやバスを連結するという需要が高くなっている。日野自動車は技術力が高く、こうした需要に対応しやすくなる。最終的には、自動運転で2台のトラックやバスを連携するレベルまで目指していると思うが、大掛かりな実験は日本ではなかなか難しいので、欧州に進出することは日野自動車にとってもメリットは大きい。
13.トラックの世界販売シェアを見ると、ダイムラーを筆頭に、中国の第一汽車、東風汽車など、さらにはインドのタタと続いていて、フォルクスワーゲンと日野自動車は10位前後に位置している。三菱ふそうも取り込み、圧倒的なシェアを誇っているダイムラーに対抗するためには、フォルクスワーゲンと日野自動車が抜本的な技術提携をして力を合わせる時期である。ダイムラーへの対抗馬という意味では、意外な組み合わせで面白い。
14、カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが12日発表した2018年2月中間連結決算は、売上高が前年同期比16.6%増の1兆1867億円、
営業利益が30.5%増の1704億円で、中間決算として過去最高。アジアなど海外事業の伸びが大きく、中間決算では初めて海外売上高が国内売上高を上回った。
15、柳井社長は、売上が1兆円突破したときに5兆円まで目指すと発言していた。今順調に売上は2兆円をクリアし、利益も出している。海外事業が国内事業を上回るというのも、柳井社長の発言通りの結果になっている。
16.ユニクロの店舗数推移を見ると、海外が激増している。海外にも非常に大きな店舗も作っているし、営業利益も十分である。柳井社長が目指す目標に向かって、努力してきた賜物といえる。



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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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・学生:月曜日
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