2018年08月07日

今は旅行中も常にスマホでネットに繋がっているから、統合サービスだけでなく、コンシェルジュ的なコンテンツまで提供してほしい。

2018/8/3付けの「 大前研一 ニュースの視点」(発行部数 167,757部)「米ゴールドマン・サックス/米ゼネラル・エレクトリック/九州観光」と題する記事である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.米金融機関大手のゴールドマン・サックスは先月17日、ロイド・ブランクファイン最高経営責任者の後任として、デービッド・ソロモン最高執行責任者を指名した。ブランクファイン氏の在職期間は10年を超えているが、近年はフィンテックを活用した個人向け融資事業を立ち上げるなど、新たな収益基盤を構築。後任のソロモン氏がこれを引き継ぎ、成長戦略を加速させる考えである。
2.ゴールドマンのブランクファイン氏が辞任するというのは、投資銀行業界にとっては1つのエポックである。この10年間でゴールドマンは大きく業態を変えた。10年前は純収入の約7割はトレーディングだったが、今後は機関投資家向けサービスで牽引していく方向性である。その意味でも、投資銀行部門で高い利益を出した実績を持つソロモン氏が後任として選ばれた。
3.ゴールドマンはかつて、ニューヨーク本社の現物株式取引部門に600人ほど抱えていたトレーダーが今では2人になっていて、トレーディングは機械(AI)が行っている。
4.当面ゴールドマンが目指すべき存在になるのが、JPモルガンである。現状、収益で比較するとJPモルガンが圧倒的に上回っている。かつては高い収益を誇ったゴールドマンだが、現在はJPモルガンの方が安定した基盤を構築している。ソロモン氏がCEOに就任し、JPモルガンに追いつき、追い越すために、どのように収益を伸ばしていけるか。
5.米ゼネラル・エレクトリックが先月20日、祖業である照明事業から年内に撤退すると表明した。7つの主要事業のうち4つを分離・売却し、電力、航空、再生エネルギーの3部門に集中し、過去の複合経営と決別し、「シンプルなGE」として再起する考えである。

6.照明事業はすでにかなり縮小している。撤退するのも全く問題ない。理解に苦しむのは、なぜ再生可能エネルギーを選択し、医療事業を分離・売却対象とするのか、である。
7.GEのセグメント別業績を見ると、電力、航空事業は大きく今後も主力事業として位置づけていくのは頷ける。しかし再生可能エネルギー事業は、それほど利益を生んでいない。再生可能エネルギーに力を入れていく理由がわからない。
8.GEはシーメンス、フィリップスと並び、世界3大メディカルエレクトロニクスのメーカーである。MRI、CT、X線などGEは米国の医者の信頼を得ている。医療分野が今後飛躍的に伸びていくことはないが、それでもGEがこの事業から撤退する理由もない。そうなるとかなり困る人が出てくる。
9.もしGEが発表のとおりに交通事業も分離・売却対象とするなら、日立などには買収のチャンスである。GEは交通事業で強い領域を持っている。日立は特に欧州で交通事業に力を入れている。GEの交通事業を買収できれば、世界で戦うための大きな武器になる。日立としては目を光らせておくべきである。
10.JR九州と中国・アリババ集団は先月23日、訪日観光客の誘致で戦略的提携を結んだと発表した。アリババの旅行予約サイトを通じて九州の観光地を紹介する一方、JR九州は九州内でアリババのスマートフォン決済サービス「支付宝(アリペイ)」の導入を促進する。2023年度に中国から九州へ100万人の送客を目指す。
11.九州は今、日本で唯一明るい話題であふれている。ホテルの周辺や商店街など、出会う人の2人に1人は中国からの観光客である。JR九州とアリババが手を組むことで、九州経済はガラッと変わっていく。そして九州から、日本全体に対しても大きな影響がある。JR九州とアリババが提携する意義は非常に大きい。
12.アリババなど中国勢が牽引するスマホ決済は、日本での流れを止めることはできない。これまでクレジットカードで、ぬくぬくと利益を上げていた企業にとっては、デビットカード方式は苦手である。できるところから実践するしかない。
13.LINE、DMM、メルカリなどのベンチャー企業が旅行市場に参入している。デスティネーションツーリズムという市場を狙ったものである。1泊2日程度の短い旅行が多い日本では馴染みがないが、1ヵ月以上など長い期間旅行する市場のことを言う。観光の輸出額の規模は、世界的に見ると自動車産業よりも大きく、今後も非常に期待できる市場である。
14.これまで旅行では、ホテル、飛行機、現地のレストランの予約など、全て縦割りで別々に手配する必要があった。エクスペディアなどが統合したサービスの展開を試みていたが、上手くいっていない。LINE、DMM、メルカリなどネット企業にとっては、統合サービスを提供することはお手の物である。
15.今は旅行中も常にスマホでネットに繋がっているから、これをさらに精度を高めて実現することができる。統合サービスとして提供するだけでなく、コンシェルジュ的なコンテンツまで提供してほしい。JTBのエキスパートガイドが自分のポケットにいるという感覚である。
16.LINE、DMM、メルカリにとって、技術的な問題はほとんどない。重要なことは、内容をどれだけエキスパートにできるかということである。中国人の観光客は、中国人留学生が百度にアップしている大量の観光情報や案内を参考にしている。最終的には、内容をどれだけ充実したものにできるかである。


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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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