2018年09月11日
海上自衛隊は、海上だけではなく、空、あるいは宇宙空間から飛んでくる弾道ミサイルを撃ち落とす役割もある。合計4万2000人以上の自衛官が配置されている。
「池上彰著:知らないではすまされない自衛隊の本
当の実力、SB新書、2018年2月」は参考になる。「第1章:知らないでは済まされない国防の要、自衛隊の基礎知識」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.もし日本がどこかの国から攻撃されたら、最初に出動するのは自衛隊である。日米安保条約があるのでアメリカ軍が守ってくれるというのは間違いで、日本を守るのは自衛隊であり、その後、アメリカが助けてくれるという構図になっている。
2.自衛隊は、現在(2017年3月)の自衛官の人数は、22万4422人。このうち女性自衛官が1万3707人である。自衛官は特別職の国家公務員であり、内閣総理大臣や国務大臣、国会議員、宮内庁長官、侍従長、裁判官などと同じような立場にある。
3.自衛官は「服務の宣誓」をする。宣誓書の後半の部分には「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います」とある。我が身の危険を顧みず、国民のために全力を尽くすと宣誓する。晴れて自衛官となった人たちは、海上自衛隊、航空自衛隊、陸上自衛隊と大きく3つに分かれている、どこかの隊に配属される。
4.海上自衛隊は、海上だけではなく、空、あるいは宇宙空間から飛んでくる弾道ミサイルを撃ち落とす役割も担っている。国内の50の地区に基地や警備所が設けられ、合計4万2000人以上の自衛官が配置されている。中でも、5大基地といわれるのが横須賀、佐世保、呉、舞鶴、大湊である。5大基地は、戦後というよりも、旧海軍のころから引き継がれている基地である。
5.天然の良港で、波が穏やかで水深が深く、大型船が着岸できる。そういう天然の良港に旧海軍が基地をつくり、海上自衛隊がそれを引き継いだもので、それぞれ100年以上、使われている歴史ある基地である。
6.横須賀基地には、現在、33隻の護衛艦が配備されている、海上自衛ミサイルや魚雷などを備えた比較的大型の艦艇、あるいは潜水艦などが配備されている。司令部としての磯能を持ち、日本の海上防衛の最重要基地である。他にも、特殊任務に就くさまざまな艦艇が配備されている。たとえば特務艇は、国の内外のお客さまを招いて海上で式典を行うときは、この特務艇に乗って式典を観覧していただくので、「海の上の迎賓館」とも呼ばれている。砕氷艦「しらせ」は南極観測船も横須賀基地が母港である。
7.呉基地には、現在、44隻の艦艇が配備されてい。大基地の中でも最大の係留能力を持つ。世界最高水準の造船技術を誇る海軍工廠がここにあった。戦艦大和が生まれた場所でもある。2017年に就役した、ヘリコプター搭載護衛艦「かが」は、建造費は約1200億円で、最大の特徴は全長が248mあり、海上自衛隊最大の護衛艦で、戦艦大和の全長が263mより少し小さい程度である。甲板にはヘリコプターの発着スポットが5箇所あり、14機以上のヘリコプタが搭載でる。
8.佐世保は西地域の防衛拠点、舞鶴は日本海側の最前線基地、大湊は北の守りの拠点である。
当の実力、SB新書、2018年2月」は参考になる。「第1章:知らないでは済まされない国防の要、自衛隊の基礎知識」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.もし日本がどこかの国から攻撃されたら、最初に出動するのは自衛隊である。日米安保条約があるのでアメリカ軍が守ってくれるというのは間違いで、日本を守るのは自衛隊であり、その後、アメリカが助けてくれるという構図になっている。
2.自衛隊は、現在(2017年3月)の自衛官の人数は、22万4422人。このうち女性自衛官が1万3707人である。自衛官は特別職の国家公務員であり、内閣総理大臣や国務大臣、国会議員、宮内庁長官、侍従長、裁判官などと同じような立場にある。
3.自衛官は「服務の宣誓」をする。宣誓書の後半の部分には「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います」とある。我が身の危険を顧みず、国民のために全力を尽くすと宣誓する。晴れて自衛官となった人たちは、海上自衛隊、航空自衛隊、陸上自衛隊と大きく3つに分かれている、どこかの隊に配属される。
4.海上自衛隊は、海上だけではなく、空、あるいは宇宙空間から飛んでくる弾道ミサイルを撃ち落とす役割も担っている。国内の50の地区に基地や警備所が設けられ、合計4万2000人以上の自衛官が配置されている。中でも、5大基地といわれるのが横須賀、佐世保、呉、舞鶴、大湊である。5大基地は、戦後というよりも、旧海軍のころから引き継がれている基地である。
5.天然の良港で、波が穏やかで水深が深く、大型船が着岸できる。そういう天然の良港に旧海軍が基地をつくり、海上自衛隊がそれを引き継いだもので、それぞれ100年以上、使われている歴史ある基地である。
6.横須賀基地には、現在、33隻の護衛艦が配備されている、海上自衛ミサイルや魚雷などを備えた比較的大型の艦艇、あるいは潜水艦などが配備されている。司令部としての磯能を持ち、日本の海上防衛の最重要基地である。他にも、特殊任務に就くさまざまな艦艇が配備されている。たとえば特務艇は、国の内外のお客さまを招いて海上で式典を行うときは、この特務艇に乗って式典を観覧していただくので、「海の上の迎賓館」とも呼ばれている。砕氷艦「しらせ」は南極観測船も横須賀基地が母港である。
7.呉基地には、現在、44隻の艦艇が配備されてい。大基地の中でも最大の係留能力を持つ。世界最高水準の造船技術を誇る海軍工廠がここにあった。戦艦大和が生まれた場所でもある。2017年に就役した、ヘリコプター搭載護衛艦「かが」は、建造費は約1200億円で、最大の特徴は全長が248mあり、海上自衛隊最大の護衛艦で、戦艦大和の全長が263mより少し小さい程度である。甲板にはヘリコプターの発着スポットが5箇所あり、14機以上のヘリコプタが搭載でる。
8.佐世保は西地域の防衛拠点、舞鶴は日本海側の最前線基地、大湊は北の守りの拠点である。